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くぶくりん

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最近スマホゲーム「新三國志(新三国志)」にドハマりしています。
ついに紹介ブログまで立ち上げてしまいました。
よろしければ一度見に来てください。
https://3gokushi.fc2.net/
2010.11.06
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カテゴリ: その他の記事
幾時代かがありまして
  茶色い戦争ありました
幾時代かがありまして
  冬は疾風吹きました
(中原中也『サーカス』)

ではあゝ、濃いシロップでも飲まう
冷たくして、太いストローで飲まう
とろとろと、脇見もしないで飲まう
何にも、何にも、求めまい!……
(中原中也『秋日狂乱』)

私はその日人生に、
  椅子をなくした。
(中原中也『港市の秋』)


平太は進路に悩んでいた

「この世の中のほとんどは
 どうでもいいことと、どうにもならないことでできている」


そういう平太は進路なんて決めても意味ないと思っていた

通り魔の犯人がいう「誰でもよかった」

どうでもいい
誰でもいい
なんでもいい
どうせ

そんな言葉があるれている世の中

一方

なりふり構わず
なんでもいいから仕事を見つけた平太の父

「涙を流すロボットを作りたいんです」
「人はなれるものになるんじゃなくって
 なりたいものになる」
そういって理工系の大学を目指す中尾

「景山君と同じ大学に行く」と言った河合のために
難しい大学で希望を出した景山

●病院で久保は山本に言う
「どうせ本当のことなんかわかってもらえないか

 焦っているとか、悔しいとか
 この先どうなってしまうんだろうかとか

 言われたほうも困るだろうしさ
 大丈夫だよとか
 何の根拠もなく励まされてさ
 俺のほうもさ
 ありがとう、頑張れよって

 とりあえず言ってみたりして
 なんかうっとうしいよな」
「そんな風に本当のこと歌うの・・・ロックだよ」
言った後に山本は気づく
病院で患者のために涙を流したり
忙しそうに走り回ったりしている大人たちを見て
「どうせ本当のことなんて
 誰もわかってもらえないんだって言ったけど
 そんなことないかも」

久保君のことを真剣に考えてくれている病院のスタッフたち
そして担任にロック歌手になると伝える山本民子は・・・
担任「えー!じゃ何、お前ロック歌手になりたいってこと?
 はぁ~あそう、本気で?
 う~わまいったねロック歌手か
 ん~しょうがない・・・・・わかった」
山本「・・・どうせって思ってました
 どうせ笑われるだけだって」
担任「人はなれるものになるんじゃなくて
 なりたいものになる」
山本「誰の言葉ですか」
担任「中尾」

●貧乏学生と校長先生
藤丘「どうせなにしたって無駄だから」
校長先生「なくなるってわかっていたらなんだってできたのにって
 だからどうせなんか言うな
 っま、とりあえずやれることからやろうじゃない
 お父さんが帰ってきたくなるように片づけてさ
 グラスなんかもピカピカにして
 汚れた服は洗濯して
 きちんとたたんで
 笑顔でお帰りなさいって言って
 それから
 あったかい食べ物を出してあげて」
「そんなことで」
「そうだよ、そんなことで人の心はつなぎとめられるんだよ
 お前のお母さんがずーとしてくれてたことだよ」

●富士野月子と深井平太
富士野「永遠なんかないよ
 この世界には永遠なんかない
 宇宙には暗黒物質が23%
 暗黒エネルギーが73%
 私たちが物質と呼んでいるものはわずかに4%
 残念なことに時間とともに暗黒エネルギーは増えていくの
 そしてすべての分子が引き裂かれて素粒子になってしまう
 2016年にこのことが証明されて
 2025年に国語の教科書から「永遠」という言葉が消される
 そして私たちは永遠という言葉を失う」

キュートのところに走って行った平太は

「今わかった

この世の中は
  どうでもいいこととどうにもならないことでできている


 それは俺たちがどうせとか言っているうちにどんどん膨らんでいって
 ありとあらゆるものをバラバラにしてしまう
 だから大切なものはチリジリにならないようしっかり抱きしめて
 二度となくさないよう努力して
 いつかはなくなるとわかっているけど努力して」



非常にわかりやすかった今回のお話
とはいえ冒頭でわけのわからない詩から始まった時には
今回は不発に終わるのかなとか思っていた
中原中也の詩がいくつも引用されていたが
本編のストーリーは
落語「唐茄子屋政談」
をもとに展開されていた
このドラマのレビューを読んでいると
中には詰め込みすぎだと指摘する人がいるが
確かに今回は詰め込みすぎの感がある
「唐茄子屋政談」か「中原中也」どちらか余計だったのでは?

富士野月子が話し出した宇宙の話
これは「ダークマター」と呼ばれ本当に提唱されている現在の最新宇宙理論である
今回はこの宇宙理論と
現在の若者たちがすぐ口にする「どうでもいい」という言葉をシンクロさせ
どうでもいいこと = 暗黒物質
どうにもならないこと = 暗黒エネルギー
いつかはなくなるとわかっているけど
それでも努力することの大切さを伝えていた
校長先生の言った
「なくなるってわかっていたらなんだってできたのに」
この言葉がポイントだったのではないだろうか

『野ブタ。をプロデュース』でも進路をテーマにした話は出てきた
彰は道端の10円玉になりたい
信子 笑って生きる
修二 ちゃんとした人間になる
と書いて出していましたが
それに近いものがキュートと山本民子の希望調査にはありました
木皿泉さんらしい素敵なお話でした


キュートを抱きしめることができた平太がこう言った
「俺は今、宇宙の4%を抱きしめている」
じゃあもしかして富士野月子は宇宙の23%?


評価 ☆☆☆☆☆
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最終更新日  2010.11.07 13:02:36
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