ところで,DSM(アメリカの精神障害の診断と統計マニュアル)4(機種依存文字なので表示されませんが,ローマ数字の4です)までは,気分変調性障害という病名がありましたが,2013年に発行されたDSM-5では,気分変調性障害という病名は「気分変調症(持続性抑うつ障害)」と記載されるようになっています。しかし,個人的には納得がいかないのです。
乱暴な言い方をしますが,「気分変調性障害」は「うつ病」の関連疾患であり,「気分変調症」は「非定型うつ病」の関連疾患だと認識しています。
両者の違いは「自責性と他責性」にあり,自分を責める「気分変調性障害」に対して他人を責める(人のせいにする)のが「気分変調症」と言えましょう。
他にも,「仕事を休職しても旅行には行ける」,「日内変動が目立たない」等の気分変調症の特徴が見られますが,インターネットを見渡した限り,このあたり記述はバラつきが見られます。
正直申し上げますと,筆者は自称「気配りの人間」で自己譴責の無限ループに陥ることも多いので,「気分変調症」に思われたくないと心の隅で思っています。
やっぱり両者は違うと思うのですが・・・,うーむ。
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