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4月に入って2週間ほど経過した。以前は年度替わりの繁忙期だったのだが,自宅療養中の人間の生活は特に変化はない。人間関係がストレスになるタイプなので,誰とも会話しなくても苦にはならないが,仕事をしていないと日時感覚がどこかに行ってしまう。ゴミ出しの曜日を忘れてしまうと困るので,時計機能付きカレンダーを買った。昔々,駅に同じような仕掛けのカレンダーがあったように記憶しているが,デジタル画面より見やすいので重宝している。年度が変わって2026年(令和8年度)の診療報酬改定は物価上昇を考慮して,大幅かつ広範なものになるらしい。なので,私が入院した2023年に支払った費用を書いておきたい。日本は国民皆保険制度なので,現役世代は原則3割負担となる。さらに,高額療養費制度があるので,加入している健康保険組合(協会けんぽなど)に予め申請して「限度額適用認定証」を入手しておけば,病院窓口での支払も限度額までで済む。申請が間に合わない場合は,いったん請求通りに支払って,後日申請して払い戻しを受けることができる(*現在はマイナンバーカードを使えば簡単に済むように改善されている)。今回の入院の収支は以下の通りであった。1:支出の部(1)治療費(高額療養費適用後の実支払額) 57,600円(2)食事負担 18,400円(3)差額ベッド(3,300円×15日) 49,500円上記三項目の合計,125,500円が病院に支払った額である。このほかの費用は以下の通り。(4)患者着・リネンレンタル 12,350円(5)交通費(タクシー代) 6,920円(6)その他 17,000円(入院用の小間物や職場への菓子折,入院中の雑費など)(1)~(6)の合計で,約165,000円の支出となった。2:収入の部(1)都民共済 67,500円(2)全労済(コープ共済) 172,200円(3)傷病手当金 (ご想像にお任せします)3:損益 165,000(支出)-239,700(共済金)=▲74,700円(黒字)傷病手当金は非正規雇用の安月給がばれてしまうので割愛するが,医療保険だけで合計239,700円いただいた。コープ共済は手術一時金の設定があったのだが,今回は「サージカルトライアルの機器埋め込み」と「SCS埋め込み(本番)」を別々にカウントしてくれたので,手術一時金は2回分いただけることになった。収支の面では黒字である。20代で共済に入って以来,初めての発動であったが,大いに助かった。ただし,担当営業社員がいるわけではないので,多くの書類は自分で用意しなければならない。コピーする書類もかなり多い。そういった作業が苦手な向きは保険会社の営業社員や保険代理店を通して保険を契約し,書類を作成してもらった方が手間を省くという点ではメリットがあるかもしれない。保険料はかなり割高になるけれども。前職の関係で書類作成には慣れているし,自宅にプリンタ複合機があるので,サクサクと手続きを進めたが,特に問合せや修正依頼はなかった。以下が実際に使用した共済金請求書の一部。我ながら,必要十分かつお役所的によくできた文章だと思う。4月は環境が変わり,心身にストレスがかかって体調を崩す人も多い。本格的な春になって気温が上下するのも,身体への負担となるようである。環境変化のない私でさえ,食欲がなくなったり,過眠になったりして生活のリズムを保つのに苦労している。このブログをお読みの少数精鋭の選ばれし方々も,体調管理にはご注意いただきたい。働けなくなってから後悔しても遅いのだから。今回は私のLINEスタンプではなく,最初に紹介したカレンダー&時計のリンクを張っておく。高齢者施設勤務時代に幾度となく「何曜日だかわからなくなっちゃうのよ~」という利用者さんの声を聞いたので,そういった方にもお勧めしたい置き時計 パタパタ時計 時計 フリップカレンダークロック アラーム パタパタめくれる 目覚まし時計 小型 寝室 玄関 リビング インテリア 曜日表示 日付 北欧 オシャレ 電池式 デジタル時計 モダン レトロ フリップ式 卓上インテリア アンティーク風 静音 新生活 高級感価格:1,988円(税込、送料無料) (2026/4/18時点)楽天で購入
2026.04.18
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仕事を一ヶ月ほど休んで職場復帰した。自宅療養期間中に運転はしていたので運転に不安はなかったが,手術からリードが完全に固定されるまでの6~8週間は重い物を持ったりしてはいけない。この日は車イスを車に積むコースのため,管理者が同乗してくれた。いずれにしても,重労働や運動は禁物である。勤務中もコントローラーを持ち歩かなければならない。カバンに入れようかとも思ったが,デジカメ用のポーチをベルトにつけてコントローラーを入れることにした。身体を大きく動かすことができないとはいえ,仕事上,力を入れなければならないこともある。また,コントローラーは大切に扱わないといけないのだが,急いで車に乗降したり,雨が降ることもある。自宅でテーブルから床に落とすこともあったが,身体もコントローラーも無事であった。さて,SCSの取り扱い方法を書いておく。一部重複する部分もあるがご容赦いただきたい。お尻に埋め込まれたジェネレーターを動かす(電気を流す)ためには,充電しなければならない。家庭用コンセントから体内のジェネレーターに電気を受け渡す(充電する)手順は以下の通り。(1)家庭用コンセントとコントローラーを専用ケーブルで接続して充電(2)コントローラーの充電が終了したら(100%でなくても良い),ケーブルをジェネレーター充電用に交換(3)コントローラーから専用ケーブルで体内のジェネレーターに充電つまり,コンセントから直接ジェネレーターに充電することはできない。コントローラーの仲介が必要なのであるケーブルも専用品なので,旅行にも充電器一式持って行かなければならない。コンセントからコントローラーに充電するのに,スマホやパソコンのUSB充電器が使えれば便利なのだが,贅沢は言っていられない。とはいえ,1泊2日の旅行ならコントローラーとジェネレーターを満充電にしておけば,充電器一式を忘れても問題になることはない(←個人の感想です)。コントローラーの充電は3日に1回で十分だと思う。断定的に書けないのは,充電0%まで使用したことがないからである。ジェネレーターの充電はベッドに横になってスマホや本を読みながら,というのが一般的だと思うが,イスに座ってウエストのベルトに充電ケーブルをはさんで充電することも可能。20分もあれば,70%から100%まで充電できる。ジェネレーターの電池の消費は,電気刺激の強さや利用頻度によって異なるので一概には言えないが,充電100%の状態で電源をオンにしたまま一晩寝ると,翌朝の充電は80~90%程度というのが私の経験である。もっとも,私は一日中使用しているわけではないし,調子の良い日はほとんど使わないこともあるから,参考値としてご理解いただきたい。仕事復帰から2ヶ月程度で身体は慣れた。しかし,痛みが完全になくなったわけではないのである。
2026.03.14
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退院は月曜日だった。盛大な見送りはないが,ナースステーションに「お世話になりました」と挨拶して,キャッシュカードで入院費の支払いをして病院を出た。アプリでタクシーを呼んだタクシーに乗り込み,自宅に戻ってスーツケースを置いてから,待たせておいたタクシーで勤務先に向かう。「おかげさまでなんとか退院してきました」と話をしていると,ナースが寄ってきて「声でわかったけど,最初はどこの修行僧が来たのかと思ったわよ」と笑われた。脊髄刺激装置を植え込んでからリードが固定されるまでの6~8週間は重い物を持ったり,激しい運動が制限される。よって,当面は自宅で静かに療養生活を送ることになる。さて,病院生活について書いてみよう。まずは誰しも気になる食事である。病院のご飯は米飯がほとんどだったが,朝はパン(8枚切り2枚)の日があったり,麺類や炊き込みご飯が出たりした。栄養士さんが工夫したものであろうが,ご多分に漏れず,味付けは控えめだが,決してまずいものではないし出汁の旨味は感じられた。内蔵の病気ではないため食事制限はなく,主食が白米の場合は250gが標準なのだが,おかず力が弱いからご飯が余ってしまう。入院時にご飯のおともや調味料を持って行くのは常識のようにになっているが,今回は持参したふりかけと塩昆布が役に立った。特に塩昆布は白米に良し,汁物に入れて良し,副菜と一緒に良し,ついでに酒の肴にヨシ!(←ダメ)という万能選手なので,個人的にはこれが一推し。ごはんですよ(海苔の佃煮)やフジッコのこんぶの佃煮などの要冷蔵品は,個室入院以外はお勧めしない。塩昆布は日本ハムの郡司裕也選手ばりの優秀なユーティリティープレイヤーである。病院食は1食あたり460円。1日3食で1ヶ月だと約41000円。栄養バランスが調整されていると思えば安いものだが,自炊中心の生活の人だとちょっと高い印象になる。食事によって入院生活の快適性はかなり変わってくるが,私が入院した病院は十分合格点であった。退院後にフードコートでラーメンを食べた。安いラーメンだったが,沁みる味だった。
2026.01.24
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遅まきながら,あけましておめでとうございます。前回の更新から大幅に間隔が開いてしまった。言い訳をしても仕方ないのであるが,体調が悪かったり家事が忙しかったり,ブログよりプライオリティが高いパソコン作業が多かったのである。1週間のサージカルトライアル期間で「効果あり」と判断されたので,ジェネレーターを植え込むことになった。初回の手術の際は患部に電気刺激が来ているかを確認しないといけないので,局所麻酔で医師と話ながらポイントを探っていく必要があったが,今回は既にリードの位置が決まっている(電気刺激が患部に来ることが確認されている)ので,初めから意識がなくても問題ない。今回はお尻(いわゆるほっぺ)にジェネレーターを埋め込む。そして脊髄に入れてあるリードを皮膚の下を通して,ジェネレーターに接続するのである。昨年7月18日のブログに載せたイメージなのだが,手術というより配線工事に近い。主治医に「床下のLANケーブル配線みたいですね」と言ったが,思い切り苦笑された。今回も同じように車イスで手術室に入場し,手術台の上でうつ伏せになる。静脈に針を入れられてから手術室で手術が終わったところまで記憶が飛ぶのだが,今回の手術でどのような麻酔が使われたのか定かでない。全身麻酔は気管挿管による咽頭痛という副作用もあるのだが,吐き気・嘔気という副作用がある。医学用語ではPONVと略するもので,吐き気にとどまらず,実際に嘔吐してしまうこともあると聞いていた。かつて抗うつ剤の副作用や機能性胃腸症(NUD・神経性胃炎)でひどい吐き気に悩まされた経験があるため,2回目の手術前に「できれば副作用で吐き気が出現しにくい麻酔でお願いします」と頼んでおいたのである。実際に術後の吐き気もなかったし,気管挿管された記憶もないし,喉に異変もない。診療明細を見てもよくわからない。主治医に聞けばすぐわかることだけれど,ブログのためにそこまですることもないので真相は闇のままにしておく。手術後はストレッチャーで病室に戻され,脊髄刺激装置の使い方を習熟しつつ,1週間ほど経過観察の入院生活となる。1回目の手術と違って術後の痛みも少なく,回復を待つだけなので精神的にも余裕が出てきた。また,コロナによる移動規制がなくなったので,売店やランドリールームなどにも行けるようになった。新しい病院にはコーヒーショップやコンビニが入っていることもあるが,我が病院にはキヨスクレベルのショボい売店しかない。後日談だが,私が退院後に売店が一時閉鎖になった。張り紙を見ると「店主の体調不良により・・・」と書いてあって,個人経営の売店だったことに驚いた。その後はヤマザキパン系列の店になり,品揃えも少しは良くなったようである。次回がいつになるか判然としないが,入院生活についてのあれこれを書いていく予定である。
2026.01.14
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手術の翌日,まだ切ったところの痛みは残っていたが,点滴は外れてトイレにも歩いて行けるようになった。とはいえ,トライアルのジェネレーターをお腹抱えているわけだし,背中からはリードが出ているので,移動するときはソロリソロリと歩く。サージカルトライアル中は感染症を防ぐための抗生物質を飲んでいたので,おなかの調子が悪かった。下痢というほどではないが,おなかが張って渋る感じである。これは抗生物質の正常な副作用であるから仕方ない。失敗だったのは,以前書いたベッドの選択である。背中からトライアル用ジェネレーターへのリードが左脇腹を通しているので,右を向いて寝ることが多い(左を向くとリードが邪魔になる)。右を向いて寝ていると,背中側から主治医やナースがベッドサイドに来る。そのびに,「よっこらしょ」と反対を向くのは少し負担であった。ベッドに腰掛けてコントローラーで電気刺激を試してみる。コントローラーは,左右の電気刺激の強さを変えられるようになっており,痛みを紛らわせるのにちょうど良い強さを試していくのである。電気が強すぎれば,しびれが強くて痛みが増幅するし,弱すぎれば効果がない。また,腹圧の変化によって刺激の感じ方に違いが出る。仰向けになったり,おなかに力を入れると刺激を強く感じる。入院中のささやかな楽しみが,談話室の自販機でコーラを買って飲むことだったが,ゲップをしたら強い電気が流れて驚いた(汚い話で失礼)。したがって,横向きで寝ていて,うっかり仰向けになったりすると,いきなり強い刺激が来てびっくりしたりする。ジェネレーターは高機能で,立っている時はAで座っているときはB,寝ているときはC,(A~Cは刺激強度の設定)などと細かく設定することが可能とのことあるが(ジェネレーターの角度によって感知するようだ),主治医と相談して手動のままとすることになった。肝心の効果であるが,確かに痛みが緩和されたように感じる。ただ,痛みは消失するのではなく,電気刺激が与えられることによって,痛みから軽い刺激に変換されるというか上書きされるようなイメージである。普通の人が体感できるものに例えると,低周波治療器がそれに近い。入院中にコロナが5類指定になって行動制限が緩和され,ランドリーには行けるようになったが,それまでは外来診察室とトイレと同じフロアの談話室しか行けなかった。かような事情で,談話室に行くくらいしか気分転換する方法がなかったのである。自販機のジュースが美味しかったのもそのためである。*Windowsのアップデートをしたり,新しい画像処理ソフトに慣れなかったり,その他もろもろありまして,更新の間隔があいてしまいました。稀少かつ貴重な読者の皆様方には深くお詫び申し上げます。
2025.09.21
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いよいよ手術当日である。当日は朝食は抜きで,「午後いちくらいなると思いますので,呼びに来るまでお待ちください」と言われる。今日の手術は1回目のトライアルでサージカルトライアルと呼ばれるものだ。 少し緊張しながら待つと,ナースが呼びに来た。時刻は13時過ぎ。手術は約2時間の予定である。貴重品(財布などを入れた簡易キーボックスの鍵)をナースステーションに預けて,車イスで向かう。手術室に入るあたりが緊張のマックス。主治医に何か声をかけられて「すごく緊張してます」と答えたら,「みんなそうですよ」と笑って返された。 主治医がキックスイッチでドアを開けて手術室に入ると音楽が流れていた。米米CLUB,小室ファミリーと1990年代の曲を耳にしながら手術台に上る。後で,「あれは先生のセレクトですか?」と聞いてみたら,「あれは(手術室の)看護師さんが選曲してるんで,私の趣味ではないです」とのこと。私は聞かれなかったけれども,同日に入ってきた高校生にはナースが「好きな曲はある?」と聞いて,「ウンタラカンタラ(←よくわからない)です」,「う~ん,知らないけど調べておくね」という会話を聞いていたので,今回は私の年齢を考慮しての選曲らしい。1回目の手術は局部麻酔で行う。というのも,脊髄にコードを入れるのだが,入れる場所によって,電気が流れる場所が違うので,痛みのある場所に電気が流れるかどうか,患者(私)と執刀医(主治医)がコミュニケーションを取る必要があるからである。背中からコードを挿入し,「どうですか?」(医),「いや,来てないです」(患),「(コードを調整して),ここはどうですか?」(医),「あ,来ました。右の足の付け根から膝下あたりに来てます」(患),といったやりとりをしながら,コードの位置を決めるのである。良いところにコードが決まれば患者の仕事は終わりで,あとは麻酔で意識朦朧にさせてくれる。麻酔(が抜けるとき)によるせん妄はあったことを覚えている。私としては,目の前にペットボトルだかお菓子だったか(よく覚えていない)が見えるので,それを取ろうとして手を伸ばすのだが,幻視なので当然空振りする。医療従事者からは「暴れているようにも見えただろうが,私の意識の中では物を取ろうとしただけなのだ。それでも,ベッド(ストレッチャー)で病室まで運ばれたから,大暴れしたことはないようである。手術室でオペが終わったとき「みなさん,ありがとうございました」と大きな声で言った記憶はあるのだが,その前後の記憶は曖昧である。主治医から「明日の朝の回診まではベッドの上で過ごして下さい」とのこと。トイレも車イスで看護師さんに連れて行ってもらう。幸い大きい方は催さなかったので,夜は尿瓶を借りた。ナースコールするのも気が引けるし,意識はしっかりしているから恥ずかしいのである。1回目の手術の後,点滴に入れる痛み止めを処方してくれたが,痛みはさほどでもなかったので使わなかった。しかし,動けば痛いし,うつ伏せの姿勢しかとれないから,身体の節々が痛くなる。「痛ければ寝てりゃいいんでしょ」と思っていたのだが,寝てるのがつらいのである。高齢者に褥瘡ができるのもわかる。振り返れば,入院生活で最もつらいのがこの夜であった。
2025.08.31
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入院は5月連休明けの月曜日だった。予定としては,火曜日に手術なので,前日の月曜日に入院。サージカルトライアル(お試し)を1週間やってから,1週間後の火曜日に埋め込み手術,様子を見て,その週の金曜日か週明けの月曜日退院となっている。なお,院内の画像はプライバシー保護の観点から,私が黒猫となって登場することがあるのでご了承いただきたい(そもそも,ほとんどの画像はAIによるものだが)。入院の日はスーツケースに荷物をまとめて,バスとタクシーを乗り継いで病院に向かった。1階の入院受付で書類などの手続きをしてから病棟に入る。6人部屋だと保険適用で割増料金が発生しないのだが,今回は4人部屋である。4人部屋だと1日4400円余計にかかる(いわゆる差額ベッド)ので有り難くないが,病院から4人部屋に入るよう指示を受けている。「病院都合なので差額ベッド代金を払う義務はありません」と突っぱねることもできるのだが,これから手術してもらう病院とケンカするのは気が進まないので,素直に従うことにする。もちろん,差額ベッド代金を拒否することは患者の正当な権利なので,このブログの数少ない読者に認諾を勧めるものではない。麻酔科の入院患者は少ないので,整形外科や泌尿器科との連合チームというか寄せ集めの部屋らしい。病棟に入ったとき,偶然にも部屋には誰もいなかった。看護師さんは,「どこでも好きなところで良いですよ」と言う。私はちょっと迷って,図のCを選んだ。窓側の方が開放感があるのは間違いないが,「体調が悪いときはトイレや水場が近い方が良い」という亡き母の教えがある。よって,AかCの二択になるのだが,この部屋はフロアの端にあって,ナースステーションは図の下の方にあるので,AよりCの方が視線を感じずに落ち着くのではないかと考えてCを選択した。これは少し失敗だったことが後から判明する。続いて所持品検査を受ける。所持日検査といっても刑事施設ではないから,徹底的に調べられるわけではない。当然,カンカン踊りもない(注1)。「シェーバーを持ってきたのでカミソリは持っていません。タバコは吸いますが,家に置いてきました。メンタルクリニックでもらっている薬はこれです」と申告する。ときどき原因不明のかゆみ(乾皮症?)が出ることがあるので,「市販のかゆみ止めも持ってきました」と付け加えたが,それはいいです,とノーチェックだった。入院前に主治医から,「手術直後でなければ動けますよ」と聞いていたので,荷物の整理・ベッド周りの配置が終わったら,コインランドリーの確認とぱっとしない売店(これは外来に通っていたときから知っている)の品揃えを見に行こうと思っていたのだが,ナースからこう言われた。「コロナ対策のため,他のフロアへの移動は禁止です」え? いや,まあそれは仕方ないですね。では,売店で何か(ティッシュペーパーがなくなったとか)買う場合はどうすればいいんですか?「看護師が代わりに行きます」ああ,そうすると気分転換で売店に散歩しにいくこともできないわけね。でも,洗濯(コインランドリー)には行けるんですよね?「洗濯も看護師が代行します」えええ!コインランドリーにも行けないの!!というか看護師さんの仕事多すぎじゃない!!!幸いにも入院1週間後に規制が緩和され,コインランドリーに行けるようになったが,看護師さんの仕事を増やすまいと下着のローテーションに頭を悩ませたのである(病院着やタオルはレンタルしたのだが,インナーのシャツとパンツは対象外)。夜は4人部屋を一人で使えたこともあり(以降は退院まで一人になることはなかった),意外とゆっくり過ごすことができた。明日は人生初の手術である。注1:「カンカン踊り」というのは刑務所・受刑者の隠語で,厳しい身体検査を指す。受刑者が不正に物品を持ち出さないよう,すっぽんぽんになって,両手を挙げて,口を開けて,何も持っていないことを点検されるのである。「屈辱的だった」と言う受刑者もいるようだが,私にはピンとこない。なぜなら,私は受刑者として刑務所に入ったことはなく,仕事上知り得ただけだから。
2025.08.22
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脊髄刺激装置の手術する決心をしたのは2月であったが,主治医と入院に向けての調整をする。重要なのは,どのようなステップを経て脊髄刺激装置を埋め込むかである。一般的には,以下の3パターンが考えられる。(1)トライアル(お試し)をしてから埋め込み手術で仮装置を埋め込んで(トライアル),効果が確認できたら,改めて手術で機器を植え込む。この方法だとトライアルで1週間,機器埋め込みで1週間と入院を2回する必要がある。(2)一発で埋め込み進行性の末梢神経障害で急を要する,脊髄刺激装置の効果がほぼ明らかと思われる場合は,トライアルを省略して脊髄刺激装置を埋め込む。入院は1回で済むが,脊髄刺激装置の効果がなくても体内に機器が残ることになる。(3)トライアルと植え込みを流れで行う上記(1)と(3)の折衷策で,予め1回2週間の入院を予定しておき,トライアルの後,すぐに機器の植え込みを行う。2週間の入院が1回で済む。主治医からは(1)のトライアルで1週間入院し,退院してから植え込み手術の日程を決める方法を提案された。リスクを考えると当然の提案である。仕事のことを考えると,2回の入院よりも1回2週間の入院の方が調整が容易である。事業所はシフト制だから相当前に伝えておかないといけないし,少人数で回しているため,一人いなくなると結構な影響が出てくる(大きな会社なんだから緊急時は本社から応援を出せよ,という意見も多数)。さらに家族がいない環境なので,諸手続やら根回し(これは後日書く)も二度手間になる。これは有り難くない。このような事情で「一発勝負でお願いします」と言ったのだが,主治医は「う~ん・・・」と考え込んでいる。私が「既にトラマールが上限まで出てますよね(300mg/日)。良くならないからといって,トラマールを倍にすることはできないじゃないですか」と懇願(追い打ち?)すると,「それでは,トライアルからの植え込みを一連の流れでやりましょう(上記(3))」ということで落ち着いた。すぐに事業所の責任者に頭を下げて休みを入れてもらい,ゴールデンウィーク明の月曜から入院することが決まった。これが医療費の面で後から効いてきた。コロナが流行していた時期でもあり,コロナの検査を病院に持って行ったり,後日書く予定のいろいろな手配に追われた。有り難いことに友人から「お見舞い行くよー」とのLINEをもらったが,面会禁止なのでそれも断り,入院の前日に床屋に行って坊主頭にしてもらった。家族がいれば手伝ってもらえることもあったが,すべて一人でこなさなければならない。独り身のつらいところであるが,自由な生活とのトレードオフなので仕方のないことである。
2025.08.16
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ここからしばらく膠着状態が続いた。ブロック注射を受けても,効果が持続せず,翌日には同じような痛みが出てしまうのである。主治医も筋膜リリース注射を試してくれたり(梨状筋症候群のような兆候もあったため),漢方薬を追加してくれたり,試行錯誤してくれたのだが,どれも効果が出ない。私も鍼灸院に行って事情を説明し,電気鍼を打ってもらったりしたのだが改善せず,鍼灸師も「これが効かないとなると・・・,後は幻肢痛とかですかね・・・」と困った様子であった。ご存じの通り,鍼灸治療は保険適用ではないので,週に1回5000円以上の出費は結構な痛手で,数回通っただけでやめてしまった。痛みが強いのがお昼以降なので,夕方の仕事を外してもらっていたが,何かと嫌みを言われたこともあった(なお,その方は退職している)。そのような,外形的には漫然と通院して,一進一退というかじりじりと症状が悪化していく中で,ちょっとした事件があった。当時は私が事業所の送迎を完全に把握していたのだが,後から入ってきた年上(おじいさんに近い)のドライバーと時給が変わらないことを,エリアの偉い人にこぼしたら,「辞めるんならどうぞ。引き留めないよ」と言われたのである。その場にいた社員さんが「なんてこと言うんですか!」と反論してくれたから良かったが,誰もいなかったら稲妻レッグラリアートを喰らわしていたところである。実際「いな・・・」まで声が出た(少しウソ)。これほど馬鹿馬鹿しいことなんかない。こんな時給で働けというなら,悪いがほかを当たってくれ。もうスキルの安売りはやめだ。自宅に帰って退職願を作りはじめたとき,ふと思いついた。退職すると健康保険が国保になる。治療費の負担割合はあまり変わらないが,会社で社会保険に加入していれば,仕事を休んだときに傷病手当金が支給される。パート社員だから支給額はわずかだけれども,思い切って在職中に脊髄刺激装置を入れる手術(入院)をしてしまおう。これまで安い時給で利用されてきたのだから,今度は私が会社を利用させてもらう番だ。次の診察日,ブロック注射の前に脊髄刺激装置の埋め込みを検討したい,と主治医に告げると,少し驚いた感じではあったが,「それでは詳しく話をしましょう」ということになった。ここから入院,そして手術に向けて話が進んでいくのである。諸事情により,本日はここまで。
2025.08.08
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さて,話は時系列に戻ってブロック注射。私が経験したのは硬膜外ブロックと仙骨ブロックである。硬膜外ブロックのやり方(やられ方?)は以前に書いた。初めての注射は翌日まで注射した腰のあたりに鈍痛が残り,珍しく雪が降ったので,腰を庇いながら雪かきをする羽目になったが,それ以降はそのような副作用はなく,病院の帰り道は普段どおり歩くことができた。麻酔が残っているので,重たい足取りではあったが。稀にブロック注射の副作用として「硬膜穿刺後頭痛」が起きることがある。私の場合は,注射の翌日に送迎車を運転していると後頭部あたりが痛み始め,ドアミラーの目視や巻き込み確認をすることに支障するようになった。最初は原因がわからず,休みをもらって近所の内科で相談すると,「ブロック注射の副作用の可能性が高いから,主治医に診てもらった方が良い」と言われた。病院に電話すると,主治医に回され「午後の外来はないけど来てください」と融通を利かせてくださった。このときは,漢方の五苓散と安息香酸ナトリウム(通称アンナカ)を処方してもらい,頭痛は3日くらいで良くなった。門前薬局にアンナカの在庫がなく,近隣の薬局に問い合わせてもらい,少し離れた薬局で手に入れることができた。硬膜外ブロックを数回実施したが十分な効果がなかったため,仙骨ブロック注射に作戦を変更することになった。仙骨ブロックはお尻の割れ目の上の方,尾てい骨付近に針を刺される。同じように1回目が表面の麻酔,2回目に薬剤を注入する。痛みは比較的軽いと言われるが,身体の芯にズッシリとした重みを感じるのも同じである。こちらも注射後に立てなくなるので,1時間くらいはベッドで休む。ベッドで物思いにふけっているとき,普段は受ける機会がない術前外来のやり取りを聞けるのは総合病院ならではの貴重な(?)ひとときでもあった。ちなみに,この当時はトラマールとサインバルタが処方されていた。
2025.07.27
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前回の記事で書き切れなかったことを追記する(追記の割には長文である)。脊髄刺激装置は低周波治療器を体内に埋め込んでいるようなものと書いた。これは健常者向けのたとえ話であるが,仕組みとしては心臓のペースメーカーとよく似ている。ただ,心臓のペースメーカーは心臓の動きを助けるものであり,生命の維持に欠かせないものである。一方,脊髄刺激装置は痛みの緩和には貢献するものの,痛いからといって生死には直結しない。痛みというのは多分に主観的なもので,客観的な指標がない。高血圧症なら血圧,肝機能障害や糖尿病なら血液検査で評価できるが,検査で痛みを評価することが事実上できない。疼痛でも神経系の検査(神経伝導速度検査など)で,ある程度評価することが可能な場合もあるが,神経障害性疼痛の有無や程度を客観的に評価,そして証明する手段がない。風邪による頭痛でさえ,血液検査のCRPが反応するのに,原因不明の疼痛の場合は,せいぜい「フェイススケール」がある程度なのだ(これも主観的なものでしかない)。私の場合,下肢のしびれ・痛みが主訴であるが,下肢の可動域は完全に維持されている。ただ,動かす(動かさない)のに痛みを伴うのである。下肢の可動域が維持されているというのはありがたい反面,障害認定されないという不利益がある。心臓のペースメーカーは命にかかわるが,痛みがあっても死なないでしょ,という理屈らしい。私だって,事務職20数年,介護送迎(介護タクシー)5年以上の職歴があるから,事務職でも介護送迎でもそれなりのレベルの仕事をする自信はある。しかし,疼痛のため,8時間座っていることができない。痛みの重い日もあれば,軽い日もあるから,何時間座っていられるかは当日にならないとわからない。しかも,オピオイドを服用していると便秘になるので,時々下剤を服用する。なるべく,休みの前の日に飲むようにしていても,翌々日の勤務中に便意を催すことがある。幸運なことに,実車中(お客様が乗っている状態)にトイレに行かせてもらったり,トイレが原因で迎車時間に間に合わなかったりしたことはないけれども,公園のトイレに救われたことは幾度かある。公園のトイレは汚れている場合が多いので,小用はともかく,個室は利用したくないのだが,手近なところにスーパーや公共施設(図書館や出張所)がないときは利用せざるを得なかった。さらに幸運なことに,私は離婚しているので配偶者がいない。子どもも作らなかったし,両親を看取っているから,扶養家族もいない。これを幸運と言うのかどうか議論はありそうだけれども。要するに男一人が食っていけるお金があればよいのである。自宅は持ち家だし,根っからの貧乏性(ケチ?)なので,貯金はガッチリ貯めてある。どうしても経済的に行き詰まったら,自宅を売却するという最後の切り札で生き延びられる。これが家族持ちだったらどうだろう。私の周りの同世代は,中高生の子どもを養っている友人・知人が多い。成人していない子どもがいて,この状態になったらと思うとゾッとする。寛解しているうつ病が再発するか,アルコールに逃げるか,精神的な平穏を保つことはできないと思う。世間には働き盛りで発症し,フルタイムで勤務することが難しいにもかかわらず,障害年金も障害者手帳も交付されずに苦しんでいる人も少なからずいるのではないだろうか。「家族がいたら精神的に楽なのでは?」と思う方もいらっしゃるだろうけれども,私はまったく逆。「家族に心配をかけるのがとてつもなく苦痛」なのだ。自責思考の傾向がある方なら共感していただけると思う。家族の前で「痛い」と言ったり,痛そうな仕草を見せたら,家族は心配するだろう(同居人との関係が極端に悪化しているレアケースは別)。それでは,家族にとっても私にとってもストレスだ。足が痛かったら「痛えなあ,チキショウめ」と独り言を言える生活環境だからこそ,精神的に健康でいられるのである。
2025.07.19
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脊髄刺激装置とはなんですか?(AIの回答)脊髄刺激装置(Spinal Cord Stimulator: SCS)は、慢性的な痛みを和らげるための医療機器です。別名「ペインペースメーカー」と呼ばれることもあります。仕組み脊髄刺激装置は、脊髄に微弱な電気刺激を与えることで、痛みの信号が脳に伝わるのを妨げたり、痛みの感覚を和らげたりする治療法です。痛みは、体の損傷信号が神経を介して脊髄から脳に伝わることで認識されますが、SCSはこの途中の脊髄に作用します。具体的には、脊髄を覆う硬膜の外側に細い電極(リード)を留置し、そのリードを皮下に埋め込まれた刺激装置本体(ジェネレーター)に接続します。刺激装置から送られる電気パルスによって脊髄が刺激され、痛みの伝達が抑制されたり、痛みの代わりに心地よいチクチクとした感覚(しびれ感)を感じるようになったりします。近年では、このチクチク感がなく痛みを緩和するタイプの刺激装置も開発されています。治療の対象となる病気脊髄刺激療法は、薬物療法や他の治療法で改善しない難治性の慢性疼痛に対して適用されます。特に、神経の異常による痛み(神経因性疼痛)や血流障害による痛み(血行障害性疼痛)に効果があるとされています。具体的な適応疾患としては、以下のようなものがあります。 腰椎手術後症候群(FBSS): 脊椎手術後に痛みが残る場合。 複合性局所疼痛症候群(CRPS): 外傷や手術後に不釣り合いなほどの強い痛みが生じる病気。脳卒中後の肩手症候群なども含まれます。 末梢血管障害: 閉塞性動脈硬化症、バージャー病、レイノー病など、血流障害による痛み。 末梢神経障害による痛み: 糖尿病性ニューロパチーなど。 帯状疱疹後神経痛: 帯状疱疹後に残る神経痛。 幻肢痛(げんしつう): 手術で失った手足に感じる痛み。 脊髄損傷による痛み 慢性的な腰痛や下肢痛(他の治療で改善しない場合)治療の流れ通常、脊髄刺激装置の植え込みは2段階で行われます。 試験刺激(トライアル): まず、一時的に電極リードを脊髄の近くに挿入し、体外の刺激装置と接続して数日間~1週間程度、実際に痛みが軽減するかどうかを試します。 本植え込み: 試験刺激で効果が確認され、患者さんが希望した場合に、刺激装置本体を皮下(臀部や腰背部など)に植え込む手術を行います。植え込まれた刺激装置は、患者さん自身がリモコン(患者用プログラマー)を使って刺激の強さなどを調整することができます。刺激装置には充電式と非充電式の2種類があり、ライフスタイルに合わせて選択されます。脊髄刺激装置は痛みの原因を取り除く治療ではなく、痛みを緩和することで日常生活の活動範囲を広げ、生活の質の向上を目指すものです。日本ではどれくらいの人が利用していますか?現在の情報源によると、日本で脊髄刺激装置(SCS)による治療を受けている患者さんは、1万人以上とされています。過去のデータでは「約6,000人以上」という情報も見られますが、より新しい情報では「1万人以上」と記載されているため、導入数は増加傾向にあると考えられます。脊髄刺激療法は、日本では平成10年(1998年)に厚生労働省の承認を受けて導入されました。世界では40年以上前から実施されており、世界全体では35万人以上がこの治療を受けていると言われています。(以上,GEMINIによる)文章だけでは寂しいので,AIに「脊髄刺激装置」と「脊髄刺激装置を利用して生活している人」を書いてもらったのがこちら。・・・ちょっとこれは,賑やかしにしかなりませんね
2025.07.18
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話は前後するが,そもそも脊髄刺激装置(SCS)とはどのような医療機器なのか,ということを書いておこう。「脊髄刺激装置(SCS)」は,身体にジェネレーターという機器を植え込み,ジェネレーターから伸びるコードを脊髄付近に固定して,微弱な電気刺激を与えることによって,痛みを緩和するものである(*最後に注釈1あり)。これでは,私の知識と説明力が不足しているせいで,わかりにくいうえに,他の人に説明するには長すぎる。 なので,初めて説明する相手には,以下のように説明している。「低周波治療器を身体に入れているようなもんです」この説明は雑すぎるのだが,知らない人にとってはイメージが湧きやすいようで,「ああ,そういうもんなんですね」という反応が返ってくることが多い。微弱な電気刺激を利用して痛みを和らげている,という意味では当たらずといえども遠からず,であろう。とにかく,痛いところ(患部)に弱い電気を流して,ビリビリっとさせて,痛みを緩和あるいは紛らわせるのである。ジェネレーターとコードは下の図のように配置されている(私の場合)。これをコントローラーで電気刺激のオン・オフや刺激の強さを調節して,一番心地よい(痛みが軽い)レベルで使用するのである(*最後に注釈2あり)。↑これはジェネレーターを充電中 のコントローラー充電はコントローラーとジェネレーターの両方に必要で,コントローラーはコンセント(家庭用100V)から専用ケーブルを使って行う。ジェネレーターはワイヤレスなので,ジェネレーターちかくに充電器を当てて充電する。充電の際にジェネレーターなどの機器が体外に露出させる必要がないので,消毒などの手間はかからない。スマホのワイヤレス充電のようなものである。とまあ,伝わったかどうか自信はない(細かいところは明らかに間違っています)が,ユーザーなりに一生懸命説明するとこんなもんである。次の記事にAIに聞いた「脊髄刺激装置」をそのまま貼っておくので,関心のあるかたはそちらをお読みいただきたい。注1:正式,正確な説明ではありません注2:私が利用している「メドトロニック社」の場合
2025.07.18
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年が明けて新年最初の受診日に,人生初めての神経ブロック注射を受ける。(これはAIで作った画像でいろいろ間違っている)ネットで調べたところでは,クッションをお腹の下に入れて「orz」のような姿勢を取る場合もあるようだが,こちらではベッドでエビのように背中を丸めて膝を抱えて横を向く(胎児が母親の胎内にいるような姿勢)よう指示された。「背中がヒヤッとしますよ」と声をかけてもらって,まずアルコールで念入りに消毒する。注射するのは,胃の裏側あたりの背骨付近なのだが,感触では背中全体を消毒しているようである。「それでは表面の麻酔をしますので,ちょっとチクッとします」と予告されて,第一段階の注射を打たれる。痛みはさほどでもなく,インフルエンザの予防接種クラスのもので,これはブロック注射の下準備にすぎない。しばらくして,メインである「硬膜外ブロック注射」を打ってもらう。これは「背中から注射針を刺して,腰椎の椎骨間に針を通して硬膜外腔に薬剤(局所麻酔剤)を注入する」注射である。ここは麻酔科医の腕の見せ所であるらしく,針を深く入れすぎると硬膜穿刺となってしまい,頭痛などの副作用が出てしまう。背中を丸めて膝を抱える姿勢を取るのは,椎弓の間が広がって注射針を通せる場所を確保するためである。(*このパラグラフは医学的に正確ではないかもしれません)ブロック注射を受けた感覚は独特のものがある。予防接種など経験する皮下注射や筋肉注射と違って,身体の芯にズッシリと薬剤を押し込まれるような感じである。激しい痛みこそないけれども,背中の奥に重たい鈍痛を感じる。注射に要する時間は数分らしいが,打たれているときは長く感じるものである。注射している最中は「ご気分は悪くないですか?」と医師が声をかけてくれる(このような言葉遣いをしてくれるジェントルマンなドクターは珍しい)。また,血圧を見ながらブロック注射を行うこともある。薬剤が入ると,足がじんわりと温かくなるように感じる。これは正常な反応で,血液の循環が良くなっているからなので,心配することはない。注射が終わると,絆創膏を貼って,ベッドの上で40分から1時間ほど休む。これは注射後の経過観察もあるが,なにより注射の影響で両足が麻痺しているから動けないのである。注射が終わって体制を変えるときに,うっかり床に足をついたら,そのまま崩れ落ちるように転倒するだろう。なので,注射後はゆっくりと恐る恐る動かなければならない。仰向けになってぼんやりしていると,眠くなってくる。眠くなるのは私だけではないようで,となりのベッドからいびきが聞こえてきたりする。その間,麻酔科外来の会話は筒抜けである。精神的に問題があると思われる患者が退室したあと「あの人は麻酔科じゃないと思うんだよね(精神科の領域だという意味)」とか,内線電話のあと「なんで俺がやんなくちゃいけないんだよ・・・」と医師が愚痴っていたりするのを聞くのも密かな楽しみであった。40分ほど休むと医師かナースから声がかかるので,まずはベッドに座る。そして靴を履いて,ベッドや手すりに手をかけながら,足に体重をかけてみる。足に力が入らず,しっかり立てなければ,ベッドでの安静を延長する。フルーツ盛り合わせを頼む必要はない(それはキャバクラだ)。自立歩行ができれば,診察席まで歩いて行って,処方箋や次回の予約やなどの手続きをして終了となる。前回書き忘れたのだが,ブロック注射を受ける前の診察で,今後の治療方針について主治医と話をした。私としては,薬物療法で効果がなかったのでブロック注射を希望したのだが,主治医から「手術して脊髄刺激装置を利用する選択肢も考えられます」と説明があった。だが,手術となると仕事も休まないといけないし,各種調整が面倒(これは後日書きたい)なので,「当面はブロック注射をしていく」ということになった。次回は,脊髄刺激装置を利用した治療法について書く予定である。*ご注意!本記事は,素人が受診経験とネットで確認した知識で書いているので,医学的に正しくない可能性があります。これから受診される方は,主治医の説明をよく聞いて,そちらを信用してください。また,ブロック注射の詳細などは,受診予定のクリニック・病院のホームページや日本ペインクリニック学会のホームページをご覧ください。
2025.07.11
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ペインクリニック受診の前に,症状を整理する(ペインクリニックを受診する際に作ったメモをそのまま転載)。また,医学的知識がない素人が書いているので,不正確なところがあることをご容赦いただきたい。*症状 両足つま先(足首から下。特に甲側)のしびれ・痛み。 腰から足首にかけては自覚症状なし。 歩行には支障なし。座っているときにしびれ・痛みが強い。 足裏の感覚はある(異物を踏めば認識できる)。 フェルビナク外用薬,低周波治療器でやや軽快する。 両足とも巻き爪の傾向あり。ついでに超個人情報だが,受診直前の健康診断結果(血液検査)を検討する。糖代謝を見ると,空腹時血糖がわずかに正常値を上回っているものの,HbA1cは正常範囲内なので糖尿病による末梢神経障害の可能性は低い。総コレステロールが高いのはお恥ずかしいが,総合判定は「A」となっている(トリミングのミスで画像では見えない)。肝機能の数値を見ても,特に問題は見当たらない。よって,アルコール性肝障害などの肝機能障害によるしびれではないと判断する。さらに尿酸値も異常はなく,痛風も除外できそうである。大学病院での検査の結果を見ると,下肢動脈硬化症や下肢静脈疾患,バージャー病などは否定できる。間欠性跛行がないこともこれを裏付ける。また,多発性硬化症などの神経障害も認められない。きちんと話もできているので,脳血管障害とも考えにくい(キョドって日本語があやしくなることもあるが)。痛みが強くなるのは座っているときで,横になったり歩いているときは痛みが軽減するので心因性でもない。さて,暮れも押し詰まった12月某日,紹介状を持参して病院へ。ペイン外来の担当医は推定40代の男性で,言葉遣いも物腰も非常に柔らかで好印象を受ける。紹介状に目を通した後,「まずはMRIを撮ってみましょう」ということで腰のMRI検査を受ける。やっぱりMRI検査は必要であった。MRI検査は,寝台に横になって筒の中に入っていくようなイメージである。閉所恐怖症の方は苦手だと言うが,狭いところが好きなので別に恐くもない。「何かあったら押して下さい」と非常ボタンを渡される。検査中は,「ガーンガーン」,「ゴトゴト」といった工事のような音が聞こえるが,ヘッドフォン(耳栓)をつけているし,どこか痛いわけでもないので,苦痛は感じずに終わった。MRIの画像を見た主治医の見立ては「椎間板ヘルニアではないですね。神経根症といったところだと思います」と骨と神経の模型を使って説明してくれた。「次回,硬膜外ブロック注射をしますので,薬は今日までにして下さい」ということで初診は終了した。リマプロストとユベラは血流改善効果があるので,ブロック注射の後に出血が止まらなくなる危険があるためだ。新しい治療を受けることで光が見えてきたような気がして,少し期待しながら家路についた。
2025.07.04
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前回「宛名のない紹介状(診療情報提供書)」のことを書いたが,何人かの知り合いから「そんなのあるんだ!」と驚かれた。一般的には,街中のクリニックでは手に負えない病気だったり,大きな病院で検査をするときに,病院を指定して「○○総合病院○○科御担当医御机下」のような形式で発行されることが多い。ただし,遠くに引っ越す場合など,次に受診するクリニック・病院が決まっていないときは,宛名のない紹介状を使うことが珍しくない。保険適用なので高くない(確か3割負担で800円くらい)し,何らかの事情で転院したい(ドクターと相性が合わないとか,治療方針に納得がいかないとか)場合にも使える手段である。ペインクリニックとは痛みに特化した診療科であり,神経ブロック注射や薬(漢方薬を含む)で痛みを緩和するのが専門である。診察は麻酔科の医師が担当するが,麻酔科医の主戦場は手術麻酔のことが多く,ペインクリニック外来は麻酔科の中でも少数派といってよい。私が検査を受けた大学病院では,当然麻酔科はあるものの,ペインクリニック外来は1ヶ月に2回(週1回隔週)しかない。近隣の総合病院でも,ペインクリニック外来があるところはほとんどないのである。家の近くのペインクリニック(診療所)に電話して経緯を話すが,「腰のMRIを撮っていないんですね・・・。うちにはMRIがないので,MRIを受けてからおいでいただけますか」と断られた。次に,バスで行けるところにあるペインクリニック(診療所)に電話してみたが,「MRIがないので・・・」と同じような回答が返ってきた。もう一件,ペインクリニック(診療所)に問い合わせると,「提携先の病院でMRIを受けていただくことになると思いますが」との条件付きで受け入れ可能,との回答があった。ところがこのクリニックは私が休みの曜日(平日)が休診なのである。かといって,混み合うことがわかっている土曜日に通院するのは避けたいので,いったん保留として,他をあたる。ここまででわかったことは,やはりMRI検査が必須ということである。MRI検査機器を持っているのは大きな病院に限られる。さらにペインクリニック外来をやっているところは少ないのである。何度もインターネットで検索をして,「MRIがあり」,「私の休日に診察があり」,「ペインクリニック外来がある」総合病院を探し当てた。病院に電話をして事情を話すと,麻酔科に転送され「では,来週来て下さい」とOKをいただいた。家から少し遠いが仕方がない。これが麻酔科主治医との出会いであった。
2025.06.30
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それでも,初めての病院に行くのは面倒だし,仕事もなんとかできている・・・,と通院を先延ばしにしていたのだが,しびれが痛みに変わってきた。社員看護師のアイさん(仮名)に相談してみると,「いつもと違うんだから病院行った方がいいです」と受診を勧められた。重い腰を上げて,まずかかりつけ(と言っても2~3年に1回受診する程度)の内科に問い合わせてみると,「その症状であれば,整形外科に行って下さい」とのことだったので,近所の整形外科クリニックを受診した。2021年の7月のことである。医師は問診と触診の結果,「足の甲が冷たいですね。脈動も少し弱い気がします」と言って,薬を処方してくれた。リマプロストアルファデクス(先発品名オパルモン),血流を改善する薬,つまり血行障害との見立てである。しばらく薬を飲んでみたが,症状は改善しない。次第に薬を増量していったが,どうもうまくいかないのである。整形外科の医師は下肢の血管に原因があると考えたようで,大学病院で検査を受けてきてほしい,と循環器内科宛の紹介状を書いてくれた。残暑厳しい9月某日,大学病院の循環器内科に行った。大きな病院のメリットはクリニックにはない医療機器を使った検査を受けられることである。紹介状のとおり循環器内科を受診すると「バージャー病の可能性もありますね」と,下肢血管エコー,足関節上腕血圧比検査を受ける。しかし,「循環器内科的には問題ないんですよねえ。せっかくだから,神経内科にも寄っていってください」と神経内科に院内紹介状を書いてくれた。神経内科に行って,膝蓋腱反射,神経伝導速度検査を受けるものの,「腰椎だと思います」と神経内科医。では,次は整形外科への院内紹介かと思いきや,元の整形外科クリニックに戻ることになった。定期的に通院しているメンタルクリニックで経過を話すと,「うーん,腰のMRIをやった方がいいような気がするけどなあ」と言われるが,整形外科の医師は「腰が原因の可能性は低いです」と検査をしてくれないのである。そうこうしているうちに,痛みがどんどん強くなってきた。最初は両側の足の甲のしびれだったのが,痛みに変わって,運転にも支障が出るようになってしまった。整形外科で痛みがひどくなったことを訴えても,リマプロストアルファデクスとジクロフェナク(痛み止め)を多めに処方されるだけなのだ。循環器内科と神経内科的疾患の可能性は否定されている。血液検査から,糖尿でも肝臓でもないと思われる。しかし,整形外科では検査をしてくれない。時間の経過とともに痛みは悪化するばかりなのだ。そこで,「ペインクリニックという選択肢はありますか?」と整形外科で聞いてみた。すると,「ペインクリニックに行くとしたら,原因を突き止めてからの方がいいですね」とおっしゃる。そんなことを言ってもらっても,検査はしてくれないし,原因がわからないから困っているのである。このまま整形外科にかかっていても薬が増えるだけで埒があかないし,胃腸が弱い人間としては,痛み止め(NSAIDs=ロキソニン,ボルタレン,ポンタールなどは胃腸障害の副作用が出ることがある)を長期間飲みたくないので,整形外科クリニックは見切ることにする。「ペインクリニックに紹介状を出していただけませんか?」と整形外科医にお願いすると,「いいですけど,紹介できるペインクリニックに心当たりがない」(!?)と言う。ますます信頼できなくなって,「では,ペインクリニックはこちらで探しますから,宛先のない紹介状を発行してください」とお願いして,ペインクリニックを探すことになった。このころは,運転中に「痛い!」と声を上げそうになるくらいの痛みになっていた。
2025.06.21
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最後の更新から2年以上も経ってしまった。この間,プライベートでは特段の変化はなかったのだが,事業所では「まともな言葉遣いもできない新人のおじいさん」を指導してストレスをためたり,送迎ができないのに一方的な指示を出してくる管理者に腹を立てたりと,面白くないことが続いた。さらに私を苦しめたのは両足のしびれであった。両足には脊髄からつま先まで神経が伸びており,これを座骨神経と言う。一般的には座骨神経痛=腰痛なのだが,私の場合は広義の座骨神経痛ではあるものの,しびれや痛みは両つま先で,腰の痛みはない。いちいち説明するのが面倒なので,「座骨神経痛なんですよ」と言っていたが,正式な診断名としては「神経障害性疼痛」であった。何回かに分けて,発症から受診・手術,その間の経過・生活などを書いていきたい。両足に異変を感じたのは,2020年の年末であった。寒くなってきてから,やけに足が冷えるのである。両足の甲がかじかむような,しびれるような感じがするのである。初めての感覚だった。昨年までは大丈夫だったのに,加齢による冷え性か男性の更年期障害かと思いつつ,とりあえずタイツを履いて仕事をしていた。このころはしびれがメインで痛みはほとんどなかった。睡眠導入剤をもらっているメンタルクリニックの医師に話すと,「しびれは難しいんですよ。いろいろ検査をやって,ひとつずつ可能性を潰していく除外診断をやるしかないんです」という。足のしびれというと,真っ先に思いくのが糖尿病である。また,肝臓が悪くても同じような症状が出ることもあるらしい。ちょうど3ヶ月後に勤務先の健康診断がある。糖尿や肝臓なら,血液検査に異常が出るだろう。これまで,血糖値や肝臓の数値に異常があったことはないし,気温が上がってくれば良くなるかもしれないと,健康診断の結果を待つことにした。約3週間後に届いた結果を見ると,すべて正常値であった。ここから病院巡りが始まるのである。
2025.06.12
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それなりの組織で働いていると定期的に研修というものがある。法律が変わったとか,社内規定が変わったとか,そういう研修なら真剣に受けないといけないと日々の業務に差し支える。しかし,定例的な研修というのは,あまり役に立たない。むしろ有害なものすらある。介護業界では,「身体拘束について」とか「虐待について」あたりが義務的なテーマとなる。業界を問わないテーマだと,「タイムマネジメント」だったり「メンタルケア」だったり「カスタマーサティスファクション」だったりする。講師はもっともらしいことを言うのだけれども,講師のギャラはどこから出ているのか?そう,考えるまでもなく,「会社」なのである。したがって,研修講師が教えることは,会社にとって都合の良いことばかりである。介護業界の話は(現在進行形なので)避けるけれども,要するに会社にとって都合のよい働き方を教えている(あるいは洗脳している)だけなのだ。例えば,接客業で,毎週月曜日にどうしても会いたくない客(クレーマー)が来る。その客のことを考えるとストレスで胃が痛くなって夜も眠れない,というケースがあったとしよう。会社からギャラをもらっている講師は,「誠意をもってお客様に接すれば大丈夫」とか,「自分の意識や考え方を変えてみましょう」と言うのである。経営側からすれば,「うまくいけば社員個人の負担で解決できるし,うまくいかなくて社員がストレスで身体を壊しても研修(対策)をやっていたと言い逃れができる。どっちにしても,現場の社員に責任を押しつければオールオッケー」ということになる。私なら,「どうしても嫌なら,ズル休みしちゃえ」と一時退避することを勧めるが,研修講師というのは経営側に都合の良いことしか言わないのだ。金をもらって,経営側の不利益になるようなアドバイスをするわけがない。「研修講師」というのもうさんくさいものだ。公的な資格認定はないから,マックジョブをしながらFランク大学を出て,ブラック企業に数年勤めただけで,「社会人のマナー」から「メンタルヘルス」,「管理職の心構え」,「ロジカルシンキング」,「仕事のモチベーション」,「クレーム対応」まで,ありとあらゆるタイトルの研修を引き受けていたりする。こういう人たちは,それらしく研修をすることが上手いだけで,実務で役立つと考えない方がいい(稀に役立つこともあるが)。研修を疑問に思ったり,不信感を抱いたときは,自分以外の意見を聞くのが良い。信頼できる先輩(上司は会社に染まっているかもしれないし,気を遣うのは面白くない)や気の置けない同僚と意見を交わしたり,違う角度から書かれている仕事に関する本を読むのがよいと思う。最近はコロナや働き方改革の影響で,仕事終わりに飲みに行くこともめっきり減った。上司の接待のような宴会がなくなったのは好ましいが,同じような偉くない立場の人たちだけで飲みながら仕事の愚痴を語る機会も失われてしまったのはちょっと惜しい。酒の席での情報交換が仕事に役立つことはよくあることだからだ。「違う角度から書かれている仕事に関する本」は,ジャンルが広すぎて探すのが大変かもしれないが,私からは以下の3冊を勧めておきたい。1:仕事がイヤになった/菊入みゆき/光文社新書 →仕事へのモチベーションが低下していたり,働き方に迷っているときに会社がイヤになった〜やる気を取り戻す7つの物語〜【電子書籍】[ 菊入みゆき ]2:なぜかミスをしない人の思考法/中尾政之/知的生き方文庫 →仕事の合理化や効率化,ヒューマンエラー対策になぜかミスをしない人の思考法 (知的生きかた文庫) [ 中尾政之 ]3:あなたは部下に見られている 平時の指揮官 有事の指揮官/佐々淳行/文春文庫 →職場でのリーダーシップや人間関係がしっくりこないときにあなたは部下に見られている 平時の指揮官 有事の指揮官 (文春文庫) [ 佐々 淳行 ]貴重な休み時間や通勤時間を使うのだから,会社の創業者が書いた本とか研修講師が書いた本は読まない方がいい。会社の考え方に染まってしまう。ブラック企業でよくある手法である(しかもレポートを書かせたりする)。かといって,研修の場で講師と議論を戦わせても,向こうもプロだから,適当にはぐらかすのが上手い。会社の研修はざっくりと聞き流して,おかしいと思った点は,周りの人の意見を聞いてみたり,本で調べたりして,本当に仕事に役立つのか確認することをお勧めしたい。「研修講師=会社」ということは覚えておくべきである。「24時間365日働く」のが偉いと思うようになったらおしまいなのである。
2023.02.17
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統一地方選挙を控えているためか,街で政党のポスターをよく見るようになった。私が住む地域では,革新政党から外国人が立候補するらしい。きちんと仕事をしてくれるなら構わないのだが,革新政党はマイノリティを擁立するのがお好きなようだ。外国人,LGBT,障害者・・・。個人的には,同性婚をしたい人はすればいいと思うし,障害者の社会参加に反対することはない。外国人の議員がいてもいいと思う。しかし,「同性婚制度を推進します」とか「完全バリアフリー社会を実現します」とか「外国人に参政権を」と言われても,「へえ,そうなんですね」と思うだけで,これを決め手に投票しようとは思わない。推測だけれど,私を含めたマジョリティは,賃上げだったり,年金だったり,福祉だったり,税金だったり,生活に直結する問題をどのように解決するのかに関心があって,それによって投票行動に入るのである。にもかかわらず,革新政党の方々はマイノリティという「飛び道具」を使ってくるのである。それゆえ,マイノリティからは熱狂的な支持を得られるだろうが,残念ながらマイノリティはマイノリティであって,マジョリティには刺さらないのである。「運動」としてそういった政策を掲げるのは悪いこととは思わないが,革新政党と一部支援者の内輪で盛り上がっているだけのように見えてしまうのだ。私は左翼的な考え方の人間なので革新政党の政策には共感できるところも多々あるのだが,これで政権を取れるほど選挙は甘くないと思っている。↑こちらは以前掲載した某村議会議員選挙の掲示板。ドメスティックだ。
2023.01.13
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介護業界は休みが少ない。介護に平日も休日もないということだろうが,年末年始の休みも少ない。私は12月29日が仕事納め,1月2日が仕事始めだったが,丸3日休むと,ずいぶん長く休んだような錯覚に陥る。12月のシフトが出た時点で,年末年始の休みが短いことはわかっていたので,ゴミ収集日も踏まえて,早めに片付けを始めることにした。私のように五十路を過ぎて,妻もいない,子どももいない,両親もいないとなると,人生のエンディングを考えるようになる。父,母が亡くなったときに経験したが,遺された者にとって,事後処理は大変な手間なのである。「物は遺さず,資産を遺す」ことが理想なので,要らなそうなものは思い切って捨てることにした。デジカメが普及する前,フィルムカメラの時代はたくさんの写真を撮っていた。アルバムに整理もせず,整理箱に入れておいたのだが,一部を残して捨てることにする。以前飼っていた猫の写真,友人と旅行に行った時の写真等々,ゴミ袋に突っ込んでいく。学生時代の仲間の写真も今後使うことはあるまい。と,初代妻の写真がないことに気づいた。初代妻のワンショットや夫婦でのツーショットが何枚かあったはずなのだが,箱をひっくり返しても出てこない。どうやら二代目妻が捨てたらしい。写真があってもなくても生活に支障はないのだが,恐ろしいような気がしないでもない。私としては,初代妻・二代目妻が幸せな生活を送っていることを祈るのみである。
2023.01.07
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12月も中盤に入って,朝晩は本格的な寒さになった。寒くなると様々な身体に影響が出てくる。血圧が高くなったり,神経痛が悪化したり,乾燥肌でかゆかったり。しもやけも冬場によくある症状だと思うのだが,大昔の雑誌にしもやけの特効薬に関する記事が載っていた。記憶が定かではないが,女性が薬局でしもやけに効く薬を所望したところ,ある薬を勧められたという。その薬とは,「痔の薬である」。薬剤師によれば「しもやけは血行不良によって引き起こされるかゆみ」であることから,痔の薬が効くという。痔の薬(手元にあったプリザエース)の成分を見ると,血行を良くして,炎症を抑え,かゆみや痛みに効く薬剤が入っているので,確かに効きそうだ。あとは患部のイメージの問題かもしれない。残念ながら,私はしもやけになっていないので実証実験ができないのであるが,試してみる価値はあるかもしれない(自己責任でお願いします)。
2022.12.17
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このブログの初期には,スキーに行った記事も載せていたのだが,スキーに行くことができない事情ができてしまった。事情の詳細は後日書く(かもしれない)として,揃えたスキー道具を処分することにした。スキーはウインタースポーツなので,シーズン前の方が高値で売れるらしい。そこで,昨年の10月に某大手リサイクルショップに持ち込んだ。リサイクルショップの中でも,スポーツ用品に特化した店である。スキー板(ビンディング付属),ブーツ,ストックを預けて査定を待つ。過去に古本を売った経験が何度かあるのだが,がっかりするような値段しか付かなかった。スキー道具はゴミとして処分しても,粗大ゴミ扱いで費用がかかるので,いくらかでも値段がつけば有り難い。とはいえ,欲が出てしまうもの人情である。私の予想金額は,スキー板500円,ブーツ500円,ストック0円であった。査定が終わりカウンターに行くと,「スキー板が500円,ストックが200円,ブーツは買い取りできません」とのこと。ごねても仕方ないので,700円で買い取ってもらい,ブーツは持ち帰った。あれから1年が経過。ブーツをなんとかして処分したい,と思ってフリマサイトに出品してみた。フリマサイトは初めて経験だから,他の出品も参考にして値段を付けてみた。すると,あっという間に売れたのだ。諸経費をさっ引いて手取りは約1900円也。リサイクルショップより手間はかかるがフリマサイトの方がお得なのである。これでスキー板,ブーツ,ストックは片付いた。あとは,スキーキャリアが残っているのだが,これをどうやって処分しようか思案しているところである。
2022.11.22
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前職当時,都内の警察署と文書のやりとりをすることがよくあった。だいたいの警察署はある程度知名度のある地名がついているので,どのあたりにあるか想像ができることが多いのだが,都民でもあまり知られていない東京の三大マイナー警察署を考えてみた。(1)久松警察署中央区日本橋久松町にあるのだが,署の規模が小さいので,あまり報道に乗ることもなく,知名度は低い。(2)富坂警察署文京区小石川にある。富坂というのは町名ではなく,坂道の名前。近傍には菊坂,鐙坂といった坂道も存在する。(3)戸塚警察署神奈川県の戸塚(横浜市戸塚区)の方が有名なので間違いやすいのだが,実は新宿区にある。管内に戸塚町はあるが,所在地は西早稲田。余談だが,某警察署に資料の取り寄せを依頼したとき,なかなか返事が来なかったので,再度のお願い文書を送った。すると,警察署から電話がかかってきた。警:「どちら宛で送っていただいたでしょうか?」私:「宛先は「署長殿」になっています。窃盗に関する問合せなんですが」警:「そうですか。それですと刑事課宛として,再度送っていただけますか」ここまではいいと思うのだが,電話口の警察官から衝撃の一言が。警:「署長宛ですと闇に葬ってしまう可能性がありますので・・・」恐らく,署長宛の文書は理由のないクレームやら種々雑多な郵便が来るので,精査から漏れてしまうことがある・・・という意味なんだろう。部外者に対して,そんな発言はまずいのではないかとも思ったが,率直な警察官だなあと,少し親近感を持ってしまったのも事実である。
2022.11.12
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コロナウィルスの流行で,お葬式に参列する回数が随分と減ってきた。故人と面識がなくても,ご遺族が知り合いならお悔やみを申し述べ,悲しみを共有したいと思っているので,葬儀の連絡があれば極力参列するように心がけている。葬儀につきものなのが,お焼香である。お焼香の作法には諸説あって,「3回やる(抹香を香炭にくべる)のが丁寧だ」とか「心をこめて1回で」とか,実際の葬儀では前の人と同じようにやってお茶を濁している人も多いと思う(私もそうだ)。亡父の新盆供養だったか1周忌だったか正確なことは忘れたが,うちの宗派ではどのように昇降するのが正しいのか調べてみた。お寺さんから毎年送られてくる暦を見ると,「曹洞宗は2回」と書いてあった。もっと具体的に言えば,1回目は額の前に抹香を押しいただき,2回目は押しいただかずに香炭にくべる,ということらしい。これを頭に入れて法要に臨んだのだが,ご住職はこう説明するのである。「当山ではお焼香は1回でございます」どうやら絶対的な正解というのはないらしい。葬儀社によっては,参列者が少ないと「3回」と案内し,参列者が多くて時間が押しそうなときは「1回」と案内することもあるというから,いい加減と言えばいい加減なものだ。結局のところ,葬儀に参列してご遺族に顔を見せること,そして「あなたの悲しみを分かち合おうとしている人間がここにいるよ」という気持ちを(言葉でも行動でも)示すことが重要なのであって,それに比べたらお焼香の作法なんて大雑把でよい,というのが私が出した結論である。
2022.10.10
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高校生の時からメガネをかけている。20代の一時は気分転換も兼ねてコンタクトレンズを使っていたこともあるが,手入れが面倒なのとケア用品の費用も馬鹿にならないので,メガネに戻ってきた。今年は平成で言えば34年。免許更新案内のハガキが来た。6年前に痛恨の交通違反があり,ブルー免許に格下げされていたのだが,5年前に中型限定解除(これは免許に裏書きされるだけ),4年前に普通二種免許を取って併記となったため,更新期間は5年のブルー免許になっていた。今度は優良運転者として警察署でも更新手続きができる。問題は中型限定解除審査を受けたときに作ったメガネで深視力検査をパスできるかどうかである。免許更新の際の深視力検査(三桿法)というのは,機械をのぞくと3本の縦棒が並んで見える。両端の棒は動かないのだが,中央の棒は奥へ手前へと動くのだ。3本の棒が横一線に並んだタイミングでボタンを押して,中央の棒と両側の棒の誤差を計り,3回の平均が2cm以下であれば合格である。普通の(ランドルト環)視力検査なら,どこのメガネ店でもできるのだが,深視力検査の機器を持っているメガネ店は少ないのである。メガネ一式19,800円を売りにしているようなお店ではまずお目にかかれない。なお,5年前にメガネチェーン店を調べたときは,眼鏡市場とメガネストアーは深視力検査ができる店舗がなく,メガネスーパーとパリミキの一部店舗で検査可能だった。最近,ホームページで調べたら,和真とメガネドラッグでも検査可能な店舗があるらしい。仕方ないので,某所のメガネスーパーに行った。ここでは有料のトータルアイ検査というのがあって,視力検査だけでなく夜間視力やコントラスト,深視力も測ってもらえる。4400円と少々高いが,株主優待券を持っているので2200円で済んだ。あれこれ調べるのだが,1時間ずっと機械をのぞき込んでいるので結構疲れる。本音を言えば深視力検査だけやってもらいたいのだが・・・。結果,近視は進んでいるものの,今までのメガネで視力検査はパスできそうだったので,落ちたらレンズだけ交換しに来ることにした。ついでにメガネスーパーの価格帯をチェックしてみると,レンズが約2万円から,フレームが1万円台後半から,加工料も加算され,4万円くらいが最低ラインになりそうだ。波瑠やペ・ヨンジュンのお店だったら2本買える値段である。ゴールド免許でうれしいのは,深視力検査をやるのが3年後ではなく5年後でよいことである,と思っている職業ドライバーも密かに多いのではないかと思っている。
2022.10.01
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正直言うとお風呂が嫌いである。嫌いというか,面倒くさいのである。それでも,人と会う前は仕方なく入る。人と会う前,というのは仕事も含むので,基本的には毎日お風呂に入っている(シャワーで済ますことも多いが)。だから,温泉もそれほど好きではないが,温泉旅行は好きである。人混みの東京から離れている実感,非日常感が好きということなのだ。 お風呂嫌いの理由はいくつかある。(1)服を脱いだり着たり拭いたりするのが面倒 服を着たまま,身体がきれいになる装置があったら,即買いしたいくらい。あるいは,服を脱ぐところまでは妥協するから,車の洗車機みたいに洗って,乾かしてもらいたい。(2)人様に身体を見られたくない 20代の頃は,身長170センチ,体重49キロという,女性モデル並みのプロポーションだったのだが,50を超えた現在,体重は50キロ代後半。鍛えているわけではないので,そこそこ見苦しい自覚はある。もっとも,BMIは20くらいだし,他人の裸を見るような人はあまりいないのだが。(3)湯あたりしやすい 子どもの頃から熱いお湯に長く入っているのが苦手なのだ。私にとっての適温は38Cくらいなので,だいたいの湯船は熱すぎるのである。かといって,洗い場や通路のイスで休むというのも,スッポンポンなだけに落ち着かない。(4)湯上がりにはビールを飲みたい 日帰りでは無理ですね。こういった条件をクリアしてくれるのが,「東京から離れた宿泊施設付き温泉ランド」である。部屋を取っておけば,温泉に入ったあとお酒が飲めるのも素敵。お気に入りはクア&ホテルグループの石和健康ランド,信州健康ランド,駿河健康ランド。10種類以上の湯船があり,露天風呂,寝湯の他に温度の低いプールのような浴槽もあるのが有り難い。飲食施設が遅くまで営業しているのも好感度高し。他にも,都留市のホテルスターらんど 自家栽培&配合の薬草風呂も穴場である。写真は某健康ランドのシングルルーム。風呂に入って,おいしいもの食べながら,お酒を飲んで,良い気分で寝る。好き勝手に過ごせるのが一人温泉旅行のいいところである。
2022.09.22
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このブログなど注目度もないのだが,一応フェイクを入れながら,各社の金額と対応を書いてみたい。なお,家は築18年の軽量鉄骨2階建てである。1:生協系前にも書いたとおり,ドローンを駆使した写真集を作ってくれた。屋根は素人では見ることができないから,これは有り難い。見積もり自体はいろいろなパターンを作ってきた。耐用年数10年,15年,20年の外壁,耐用年数10年,15年,20年の屋根塗装,そして20年間ノーメンテナンスの屋根カバー工事である。資料は親切に作り込んであって好感がもてるのだが,聞いたこともないペイントメーカーの塗料を使うという。あとでネットで調べてみたが,口コミも見当たらず,会社自体も大きくない。私の要望に添う塗料を使うと,合計約180万円という数字だった。一応,これがベンチマークとなる。2:ハウスメーカー生協系から180万円の提示を受けていたので,保証の延長や安心感を考えると,200万円+消費税くらいだったら,ハウスメーカーにしようかなと思っていたのだが,提示は予想を大幅に上回る255万円。どうしてこんなに高くなるのかと見積書を精査すると,塗装よりも付帯する費用が高いのである。例えば,警備員の1日単価が他社の5割増しだったり,他社では計上しないケーブル保護材(5万円)などが積もり積もってこのような数字が出てきたようである。3:ホームセンターホームセンターからは見積書と塗料のパンフが郵送されてきた。家に来ないのは楽で良いし,値段も120万円と良心的に見える。ところが,長持ちする塗料を希望していたのに,10年も持たない塗料での見積もりとなっている。見積もり項目も不明確だし,あまりやる気を感じられない。これは却下である。4:塗装専門業者ここは小さな会社なので,大手のような見映えの良い資料は作ってこない。しかし,外壁の塗料は長持ちする大手メーカー,屋根も同じく大手メーカーを提示してきた。屋根については,カバー工法か塗り替えか迷っていたのだが(気になる方は「レサス」というスレート瓦の「塗装」で検索して下さい),塗り替えで十分だという。肝心の金額は約145万円であった。この4つの見積もりを検討すると,ホームセンターはこちらの要望を聞いていないので論外。生協系は塗料の品質に疑問がある。ハウスメーカーは保証が長いのが魅力的ではあるが,塗装専門業者と比べると100万円以上高い。そして今の私は給料激安の高齢者施設職員である。こういった経緯で,塗装専門業者にお願いすることになった。契約書を作るとき,業者の社長は「ちゃんとやらないとMさん(紹介者)に怒られちゃう」と言い,私は「私も支払いが遅れたら,M(の娘)さんに怒られます」と言いながら,署名捺印し,収入印紙に消印を押したのであった。今回はたまたま紹介者がいたので信頼できる業者と巡り会うことができたが,それがなければ,どうなっていたかわからない。ホームページだって玉石混淆だし,正しい業者の選び方は,最後までわからないのであった。
2022.09.16
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1:生協系生協系は協力会社の営業マンがやってきた。年の頃はアラサーくらいだろうか。スーツを着て,いかにも営業マンというスタイルである。ここではドローンを飛ばして,屋根や外壁の上の方を撮影し,後日立派な報告書(写真集?)をくれた。2:ホームセンターホームセンターも協力会社の社員がやってきたのだが,「コロナもありますので」と家に上がろうとしない。私がホームセンターオリジナルの高機能塗料を使いたいと言うと,「いや,ちょっと。それはまあ」と言葉を濁す。外壁との相性もあるのかもしれないが,この協力会社では扱っていないか利益が薄いので嫌がっているとみた。3:ハウスメーカーハウスメーカーはやはり営業マンはしっかりしている。新築の図面も持っているから,そういう意味では話は早い。塗装も施工後20年保証してくれるという。このあたりの安心感はさすがである。4:塗装専門業者友人のお父様の紹介である。大きな会社ではないので,営業のフットワークというかレスポンスは良くないが,大手のハウスメーカーや塗装業者に依頼しても,現場に出るのは下請けの専門業者なのである。今回は紹介者がいるので,お互い紹介者に迷惑をかけるわけにはいかない。このしがらみが良い方向に作用するとよいのだが。各社とも,現地調査を行って,1週間から2週間後に見積もりの提示である。1ヶ月近く,休日ごとに業者が来るのは正直面倒ではあった。
2022.09.10
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家の外壁塗装は10年から15年ごとに行うのが良いとされている。とはいえ,それなりにお金がかかるものだから,どうしても先延ばしになってしまうもの。「外壁無料診断いたします!」なんてチラシも入ってくるが,こういう業者に頼むと,「ひび割れが多くなってますね。すぐやりましょう。今ならお安くできます」とか言って,相場より高い金額を提示してくるのが目に見えている。信頼できそうなのはハウスメーカーのメンテナンス部門である。ここなら保証も付けてくれるし,自社製品だから商品知識は十分だろう。ただ,ネットの噂ではとんでもなく高い見積もりを出させた,というケースも多いようで,「うちでメンテをやらないと保証が切れますよ」という殺し文句でハウスメーカーに高いお金を払う人も多いようだ。だけど私にはお金がない,ピアノがない,君に聞かせる腕もない,ときているので,相見積もりをとることにした。まずは,ハウスメーカー。高いのはわかっているが,どういったところの劣化を指摘してくるか,手の内を見たいと思ったのである。次に生協系のリフォーム会社。ホームページで見積もりの概算が見られるし,生協は純然たる営利企業ではないから,ひどいぼったくりはしないだろう。もう一つはホームセンター。ホームページに掲載されている,オリジナル高機能塗料が気になったからである。とりあえず,この3社でいいか,と思っていたのだが,コロナウイルス感染者が落ち着いていたので,古い友人たちとご飯を食べに行ったら,「うちの父のゴルフ仲間に塗装屋さんがいるから紹介しますよ」と言われた。友人のお父様に恥をかかせるわけにもいかないから,この業者を加えて,計4社の見積もりをとることになった。なお,今回の方針は「(1)多少費用がかかってもいいから15年くらいは長持ちする塗料を使う。(2)屋根も塗装したいが,スレート瓦の劣化が激しければカバー工法も検討する」とし,これを見積もり条件として数字を出してもらうことにした。
2022.09.07
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ハウスインスペクションの結果をみて,家の外壁塗装を行うことになった。外壁塗装工事は屋根を含めると1ヶ月近くかかり,その間は足場をかけなければならない。高圧洗浄の時には水しぶきが飛ぶし,工事車両が路上に停車することもある。その他もろもろ,ご近所にご迷惑をかけるので,事前の挨拶回りは必要不可欠である。塗装業者は「粗品はなくてもいいのでは」とのことだったが,以前,裏のお宅で外壁塗装があったときには,ケーキ屋さんのクッキーを携えてご挨拶に来られた。したがって,私も何かしらを用意するのが無難だろう。ネットで調べると,「500円~1000円程度で好みが分かれず日持ちする日用品等」が一般的なようである。候補品を紹介しながら検討していくことにする。まず,候補としたのが,ロイヤルスタイルキッチンセット ZS-6である。フリーザーバッグやラップは100円ショップでも買えるが,大手メーカー製の方が品質が良いと思っている。あっても困らない消耗品だし,腐ることもない。次に,かぶきあげTOKYO 大まる たまり醤油 (13003) 写真入り メッセージカード ギフト。こういった場合の粗品は,クッキーやマドレーヌといった甘いものが多い(ような気がする)ので,しょっぱいもので攻めるという戦略である。これなら,子どもからお年寄りまで食べてもらえるだろう。と,ここで気が付いた。実際問題として,挨拶回りをする家は約10軒。町内会の役員をやったときに訪問した家ばかりだが,土日であっても在宅しているとは限らない。挨拶状をポスティングするついでに,粗品も一緒に入れてしまいたい。ラップやおせんべいはポストに入らないではないか。そこで,ポストに投函できるパッケージサイズのもの(厚みが3センチまで)という条件で探した結果,今回の粗品は【ギフト包装・のし紙無料】 ウェッジウッド ワイルド ストロベリー ティーバッグ WSN-5TB (A4)に落ち着いた。ウェッジウッドならそこそこの高級感もあるし,ポストにも楽に入る。郵便局のスマートレターにも入るし,私が紅茶好きであることもアピールできる(する必要はまったくないのだが)。コーヒー好きをアピールしたければ,AGF スティックコーヒーギフト FST-5N(出産内祝い 出産祝い 結婚内祝い 引出物 快気祝い 新築内祝い 御祝 内祝 香典返し 法事 法要)もポストに入るサイズであった。「ご近所とはいえ,ポスティングで口にするものをもらうのに抵抗がある」という心遣いをするならば,粗品の王道タオル。例えば,ブルーブラン ザ・ソフト フェイスタオル ホワイト(64207) / 内祝い お祝い 結婚 出産 結婚内祝い 出産内祝い お返し 快気祝い ギフト(スーパーSALE 半額 50%OFF セール 期間限定)あたりが無難である。挨拶回りは予定件数より多めに買っておくと何かと役に立つ。送料無料ラインに届く,ということもあるが,余ったら世話になった業者に渡せばよいし,賞味期間が長いものならちょっとしたギフト(会社を辞める人に渡すとか,業者を紹介してくれた人に渡すとか)に転用できる。私は,隣が賃貸物件だったので,不動産屋さんにも送っておいた。普段からご近所と濃密なお付き合いをしているならともかく,挨拶回りは正直言って面倒なものである。やるべきことはやるけれども,最小限の労力で済ませたい。「無精のためなら労を厭わず」の精神で選択した結果なのである。
2022.09.04
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パソコンデスク用のイスを買った。これまで一般的なオフィスチェアを使っていたのだが,坐骨神経痛をなんとか軽減できないかと,バランスチェアに変えてみることにしたのだ。楽天スーパーセールを利用して,約10000円也。早く使ってみたいので,自宅に届いたら,すぐに組み立てに取りかかる。説明書をざっと読み,付属のアレンキー(六角レンチ)を使って進めていったが,途中でボルトが足りないことに気が付いた。もう一度説明書を読んでみると,ヒューマンエラーが発覚。ボルトを間違えて別のところに使っていたのだ。仕方ないので,取り外して正しいものに付け替える。こういうとき,工具が安物だと手に負担がかかって指がつりそうになる。組み立てる前に説明書を熟読しなかった私が悪いのであるが,ボルトが入っていたブリスターパッケージにも問題がある。写真の通り,右上が予備パーツなのだが,ボルトAからDまでの場所がなんの規則性もなく配置してある。こういうものはAからDまで規則性を持って(例えば上から下とか)並べるのがセオリーで,こういった配置はミスを誘発しやすいのである。また,ボルトCはM6×36(ボルト穴の直径が6mmで長さ36mm)でボルトDはM6×40という一見して判別できないものを使っている。これもミスを誘発する要因になる。ここはシンプルに,ボルトCとボルトDをM6×40に統一してしまうか,ボルトDをM10に変更すれば間違いは少なくなる。今回はイスの組み立てだったが,ヒューマンエラーが発生する原因は,作業者の行動だけでなく,周りの環境に問題があることも多い。現場猫のように「ヨシ!」と言いながらミスが発生しているときは,周辺の環境に問題がないか,よくよく分析することである。もっとも,仕事の現場では,そんなことに時間を割いている暇がなかったり,他人から揶揄されたりすることもあるのだが,「ハインリッヒの法則」のとおり,1つのアクシデントの裏に,29のインシデントがあり,300のイレギュラーがあるのだ。地道にイレギュラーを潰していく。地味だが重要な仕事である。
2022.08.19
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安倍晋三元総理が銃撃されるという衝撃的な事件が発生して,約1ヶ月が経った。海外ならともかく,日本でこのような惨劇が起こるとは想像もできなかった。警護体制の不備が指摘されているようだが,飛び道具を使われるというのは想定外の事態だったのだろう。謹んでご冥福をお祈りする。事件が解き明かされていくうちに,某新興宗教と被疑者との関わりが報道され始め,宗教団体にも批判の目が集まっているようである。宗教被害に詳しいコメンテーターとしてマスコミに登場する弁護士と仕事をご一緒したことがあるが,とにかく仕事熱心な方々だった。仕事熱心さゆえ,事務を担当する方は随分と苦労させられたが,大げさに言えば,命をかけて弁護士業務を行っているのだから,事務方が不満を言ってはいけないのかもしれない。私も新興宗教の勧誘を受けた経験がある。今から四半世紀も前,高校の卒業アルバムを伝手に電話がかかってきた。個人情報ダダ漏れの時代である。聞けば,同じ高校の先輩という女性であった。もしかしたら女性とお友達になれるかもしれないというスケベ心もあり,ファミレスで会うことになった。ファミレスに現れたのは,クールビューティーな感じのきれいな女性であった。スケベ心が少し大きくなる。最初は差し障りのない世間話をしていたのだが,途中から話がおかしくなってきた。なんでも,近いうちに世界が滅亡し,その宗教に入っているものだけが生き残るのだという。今でもそうなのだが,私はあまり生きていくことに執着がなく,自分が死んでも,周りの人が幸せに暮らせるのなら,それでいいと思っていた。なので「みんな死んじゃって,私だけ生き残ったら罪悪感で苦しむから,一緒に死んだ方がいいと思います」と言うと,彼女は言葉に詰まり,「私にはうまく説明できないけど,集まりに来てくれればちゃんと説明してくれると思います」と,集まりに来るように勧誘してきた。こりゃ駄目だ。被害妄想の統合失調症だ。私のスケベ心は急速にしぼんでいく。手を変え品を変え説得されたが,相手方が一人だったのが幸いで,名刺を置いて帰ってきた。当時の勤務先が,弁護士とつながりがあるのが明らかな名称だったためか,それ以上のコンタクトはなかった。新興宗教は心が弱っているところにつけ込んでくる。病気,人間関係,生活苦,仕事のストレス等々。宗教を全面的に否定するつもりはないが,多額の献金をしても,高価な仏具や装飾品を購入しても,お念仏を唱えても,病気は治らないし,人間関係も改善しないし,生活苦も解消しない。仕事のストレスも軽減しないことが「圧倒的」に多い。ただ,「圧倒的」であっても「絶対」ではないのが宗教の厄介なところである。自分は幸せになったつもりでいて,周りを壊滅的に不幸にしているケースでも,本人は救われていると思っているのだから。信教の自由というデリケートな問題なのだが,くれぐれも親族,友人といった周りの人を巻き込まないように,そして後になって心変わりしても後悔がないような範囲で行ってほしい。一度行った献金は戻ってこないし,失われた人間関係を回復することは至難なのである。
2022.08.10
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毎年7月になると思い出すことがある。十数年前のことだが,勤務先の昇進試験が7月31日の9:30からだった。当時は結婚していたのだが,体調を崩した妻は数日前から実家に帰っており,前日は一人で夕飯を済ませた。朝起きるのは7:30で,家を出るのが8:20,勤務先に到着するのが9:00ちょっと過ぎ,というのがお決まりのルーチンであったので,前日の7月30日には時計のアラームをセットし,さしたる緊張感もなくベッドに入った。昇進試験といっても,再任だから出来レースのようなものなのだ。翌朝,妻からのメールで目が覚めた。「昇進試験頑張ってね」というありふれたメールだったのだが,時計を見てベッドから落っこちそうになった。というか落ちた。なんと・・・8:30だったのだ。もう家を出る時間を過ぎているじゃないか!そこから先は記憶にない。覚えているのは,9:00には勤務先に着いていたことだけだ。タクシーを使ったような気もするが,記憶が定かでない。原因は時計にあった(この時計は別物であるが)。通常は日時が表示され,アラームをセットすると時刻に切り替わる。「7月30日」の表示を「7時30分」と見間違えていたのである。このとき遅刻していたら,平職員に降格するところであった。結婚していると,こんなにいいこともあるのであった。
2022.07.22
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家庭用の白熱電球の製造が中止され,家の中の照明類はLEDが主流になった。自動車でも同じことで,ヘッドライトやテールランプのLED化が進んでいる。従来の電球だと球切れが起こりやすく,消費電力が多い一方,メンテナンスという点ではLEDがやや劣る。長寿命なのはよいのだが,故障したり,修理した際の費用が高くつくのである。事実,トヨタコースター(マイクロバス)は,輸出先の事情を考慮して,あえて電球式の灯火を採用したという。それでも,LED自体の信頼性も向上してきたし,デザイン面で自由度の高いLEDが今後増えていくのがトレンドと思われる。で,下の写真。赤信号で停車中の時に撮影したものである。きれいなブルーのおしゃれなプジョーであるのだが,よく見ると・・・。【閲覧注意】 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓!!!。気持ち悪いLEDの集合体なのである。トライポフォビアにとって,街中で目に入るものをこういうデザインにするのはご勘弁願いたいのだが・・・。
2022.07.16
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前にも記事にしたけれども,フードデリバリーの運転マナーがひどい。「マナー」と書くと柔らかい印象だが,正確には道路交通法違反という法律違反である。同じように,「窃盗」を「万引き」,「傷害・恐喝」を「いじめ」と言い換えるようなことは誤解を招くので避けるべきであると思う。そこで,フードデリバリーの二輪車の事故を少なくするために,以下の3点を提案したい。1)最高速度の規制まずは,最高速度の規制である。規制と言っても,各二輪車(自転車,バイク)に速度規制をかけるのは面倒なので,配達時間と距離で規制をかける。具体的には,ピックアップ場所(店)から配達先までの直距離を計算し,決められた時間より早く配達した場合は,報酬を受け取れないようにするのである。例えば,店から直距離で3キロのところの家に配達する場合,配達時間を15分以降とするのである。時速換算で12キロとなるのだが,これは都内の路線バスの平均時速(停車時間を含む)とイメージしてもらえばよい。現状では,停留所に停まっているバスを無理に(後方確認もせず)追い越していくフードデリバリーも多いが,「速く走っても無駄」ということになれば,おのずのスピードは落ちるであろう。2)ドライブレコーダーの使用次に,配達に使用する二輪車にドライブレコーダーの設置を義務付ける。最近はドライブレーダーを装着した車も多くなってきているが,事故が発生した場合の過失割合で争いになることもままある。フードデリバリーは事業で行っているのだから,ドライブレコーダーの設置を義務付けても反対される理由はないだろう。ついでに書くと,LUUP等のレンタル電動スケーターにもドライブレコーダーの設置を義務付けてもらいたい。電動スケーターの規制はさらに緩和されるようだが,ノーヘルメット,道路交通法違反で車両との事故が発生した場合,車両の過失割合がゼロということは極めて稀である。ドライバーとしては,フードデリバリーの二輪車や電動スケーターが近くを走っていたら,どんなひどい違反をしても,目の前に飛び出されても,事故が発生しなければ御の字という思いで,距離を取って運転しているのである。3)手信号の励行最後は手信号の励行である。これは,上の2点と違って,費用がかからない。フードデリバリーの委託会社が,「受託者は配達で二輪車に乗車する場合は,必ず手信号を使ってください」と指示すればよいだけだ。費用も労力もかからないのにやらないのは,委託会社にやる気がないのである。フードデリバリーというのは,昔の炭鉱労働者ではないが,「事故と弁当は手前持ち」という前近代的な世界なのだ。ただ,フードデリバリー労働組合の言い分に賛成しているわけではない。昔の炭鉱労働者は,時間になったら入坑し,時間になったら仕事が終わっていた。フードデリバリーは,「好きな時間に働ける」=「働きたくない時間は働かない」のである。権利を主張するなら,義務を履行してから。無法運転ばかりしていて,「労働者として保護しろ」というのでは,理解が得られるわけがないことを理解してほしい。
2022.07.02
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最近の若い人は運転免許を取らない人が多いと聞く。都内では公共交通機関で用が足りてしまうし,車を購入・維持するにもコストがかかるから,そこにお金をかけるなら別に方に使いたいということなのかもしれない。だから,なのかどうかわからないが,道路交通法の基本もわかっていない若い人が多すぎる。自転車やスケーターでの信号無視,一時停止無視,逆走,スマホ運転・・・。当然,タクシーを利用するときにも周りへの配慮ができない。交差点の真ん中とか,三車線道路の中央車線とか,迷惑なところでタクシーを停める人が多い。運転手に文句を言いたいところだが,運転手も売り上げや近セン問題(タクシーセンター問題)があるから,客の言いなりになるしかないのだろう。まあ,客にも運転手にも腹が立つが,どうしようもない。それはさておき,タクシーで荷物を置き忘れないライフハックがあるので,書いておきたい。タクシーの乗り込んだら,荷物を身体とドアの間に置くのである。日本は左側通行だから,自分の左側に荷物を置く。そうすれば,降りるときに荷物を持たないと降りられないというわけだ。普段からこういったヒューマンエラーを防ぐことを考える習慣をつけておくと,仕事のミスを減らすことが容易になる(なので,カテゴリは労働問題である)。ちなみに,上の画像は某タクシー会社のサイトから拾ったのだが,堂々と横断歩道に停車している。しかもトップページの画像である。社内で誰か指摘する人はいなかったのか。大げさに言えば,コンプライアンスにかかわる問題だと思うのだが・・・。
2022.06.30
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以前,ハウスインスペクションの記事を書いたが,結果に基づいて,外壁と屋根の塗装工事を行うことにした。一般的に外壁塗装は3週間から(予備日を含めて)1ヶ月ほどかかる。塗装業者から「車を移動しておいてもらえると助かります」と言われ,工事期間の駐車場を探すことにした。車庫を使いながらでも塗装工事はできるそうなのだが,しがらみがあって,業者に無理を言えないのである。そのあたりの事情は,後日に譲る。すぐに思いつくのはコインパーキングである。しかし,コインパーキングの大半は,最大48時間までしか連続使用ができないのが原則となっている。とはいえ,48時間以上駐車せざる得ないケースだってあるはずなのだから,とコインパーキング会社に問い合わせてみた。タイムズとリパークの回答要旨は以下の通り。1)タイムズ(時間貸し)48時間を超えても,7日未満の駐車なら連絡不要です。7日以上出入庫なく駐車する場合は,入庫後に看板記載のコールセンターまで連絡してもらえれば,30日までなら大丈夫です。定期契約(1ヶ月の定期券)ができる駐車場でも同様です。ただし,事故・盗難等の責任は負えません。2)リパーク(時間貸し)48時間以上駐車する場合は,入庫後に看板記載のコールセンターまで連絡してもらえれば,最大で1週間から10日程度まで駐車可能です。3)リパーク(予約できるtoppi!)予約さえしてもらえれば,予約期間内の連続駐車は可能です。期間の長短はあるが,48時間以上駐車することが可能であることはわかった。時間貸し駐車場のデメリットは,予約ができないことである。うちの近辺には数台しか停められない小規模なコインパーキングばかりなので,駐車料金が安いところが空いているとは限らない。その点,toppi!は予約できるのは有り難いが,パーキングの絶対数が少ないうえに,それほど安くもない。予約が2週間先(駐車場によって異なる)までしかできないのも不便である。次に,羽田空港近辺の民間駐車場はどうかと調べてみる。だいたい1日1000円が相場のようだが,土日や連休,ハイシーズンは割増料金を取られる。1ヶ月でも預かってくれるようだが,たまにはエンジンをかけないとバッテリーも上がるだろうし,羽田までは結構遠いので頻繁に行くことが難しいので不採用とした。そこで,予約ができる「akippa」,「特P」でも駐車場を探してみた。両社とも,使っていない駐車場を一時的に貸し出すサービスである。こちらは自宅の駐車場が空いているからと,お小遣い稼ぎに貸し出しているケースが多いようで,駐車専用に設計されていないところが多い。したがって,車幅ギリギリのインナーガレージとか,軽自動車専用とか,電柱があって何度も切り返しが必要とか,駐車に苦労する場所が多いようだ。その代わり,立地条件の悪い駐車場ほど料金は安い。結局,自宅から2キロほど離れた駐車場を特Pで確保した。料金は,同じエリアの月極駐車場とほぼ同じくらいであった。どこか片田舎の公園の無料駐車場に停めっぱなしにしようかとも思ったが,モラル的にはばかられる。リフォーム業者が駐車場紹介サービスとかやってくれると意外とニーズがあるのではないかと思うのだが・・・。
2022.06.17
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(事故29日後)→修理完了。年内ギリギリ前日,修理完了の連絡があり,車を取りに行く。古い車なので,塗色が合うか心配していたが,問題なく仕上がってきた。代車は諸事情あって100キロも走らなかったが,あるとないでは大違い。E12ノートが嫌だとか贅沢は言えないのである。普通の修理だといくらぐらいかかるものなのか聞いてみると,20万円もしないくらい,とのこと。工場長は事もなげだったが,20万円は大金だ。自損事故の時は中古パーツを活用しようと思う。中古のドアなら2万円もあれば買えるはずだ。うまい具合に,同じ色の在庫があれば,だが。なお,相手方おばちゃんは,事故当時は見ていて気の毒になるくらいの恐縮っぷりだったが,特段のコンタクトはなし。宅配便で野菜でも送ってくるのではないかと思ったが,JA共済から直接交渉するなとの指示が出ているのだろう。野菜のくだりは私の妄想である。(事故30日後)→JA共済と電話。事故処理完了。JA共済高沢さん(仮名)から電話。「修理に問題がなければ,書類のやりとりをせずに示談完了とします」というので,「それで結構です」と返事をする。ちょうど,仕事が立て込んでいる時だったので,素っ気ない対応になってしまったが,高沢さん(仮名)の対応は迅速,丁寧で見事であった。年の瀬だったので,最後に「よいお年をお迎え下さい」と言うつもりであったが,忙しさに取り紛れて言わずじまいだった。わざわざそのために連絡するようなことでもないので,かえって気にかかるのだが,まあ仕方がない。(まとめ)→事故は無精の積み重ね事故発生から1ヶ月で,事故処理は無事に完了した。特に紛争性もなかったし,私もそれなりの知識と経験があったのだが,それでも1ヶ月はかかるのである。人身事故だったら,この数倍も数十倍も労力と精神力を使っただろう。実際,人身事故の示談がうまくいかず,解決に半年以上を要し,被害者は後遺症が残り,加害者は仕事を辞めて罰金を払ったという例も,この目で見たことがある。事務処理を担当する私としても,なんともやりきれない事件だった。交通事故というのは,無精を積み重ねた結果発生すると思っている。無精をせずに,きちんと一時停止をする,停まるべき信号・横断歩道は停まる,安全確認はミラーやモニターに頼らず目視を行う,こういう一つ一つの作業をきちんと行うことが,事故リスクの低減につながるのだ。相手がいることなので,事故の可能性はゼロにすることは不可能だが,可能性を限りなくゼロに近づけていく作業を怠ってはならない。明日も無精をせずにハンドルを握りたいと思う。(おわり)
2022.06.03
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(事故2日後)→保険会社と交渉開始月曜日になったので,仕事の隙を見て,保険会社に電話をかける。書いてきたとおり,こちらは0:100主張なので,示談代行は頼めないが,先方が認めなければ,保険を使うかもしれない。担当者につないでもらうと,「いや実は,どうやって調べたのか,相手方JA共済の高沢さん(仮名)から,私(担当者)のところに電話がありまして,どういう方針ですかって聞かれたんですよ」とのこと。JA共済も仕事が速い。担当者に,「とりあえず無過失を主張してみる。こじれたら相談させて欲しい」ことを伝え,「経済的全損を主張される可能性」を聞いてみる。「JA共済は,完全停止状態だったかどうかを突いてくると思いますので,停止してどのくらい時間が経っていたかをハッキリ伝えた方がいいと思います。経済的全損については,どんな車でも20万円くらいの価値はありますので,修理費用はまかなえると思います」とのこと。私が,車が完全停止状態だったのは10秒くらい,と言うと,「10秒だったら,向こうも過失を主張してこないでしょう」とのことだった。電話を切ったと思ったら,通話中にJA共済から着信があったらしい。折り返してかけると,「通話料をご負担いただくわけには参りませんので」とすぐにコールバックしてくれた。JA共済,意外とやり手である。こういう交渉事は,相手のペースになってはいけない。こちらのペースで話を進めていかないと,相手はプロだから,丸め込まれてしまうことにもなりかねない。携帯電話の録音スイッチを入れたうえで,「まず,はっきり申し上げておきますが」と前置きして,私はこう言った。「現時点では,JA共済さんが示談代行することに同意していませんので」。先に書いた示談代行は,当事者(この場合は私)が同意しないと話を進められないのだ。同意がなければ,当事者間,額が大きければ弁護士に依頼をするなり,裁判をするなりして解決することになる。先制のジャブを入れた後で,率直に聞いてみる。「こちらは0:100主張ですが,どういったお考えですか?」すると,当方無過失で争わないという。であれば,こちらも無駄な戦いはしないことにする。入庫予定の整備工場,代車の必要性,修理の方法(ドア交換か叩き出しかリサイクルパーツか)を打ち合わせて穏やかに電話は終了。電話を切る間際,「お詳しいですけど,何かそういうお仕事をされていたんですか」と聞かれ,「ええ,まあ,昔」と曖昧に答えておいた。(事故4日後)→見積を依頼する顔なじみのディーラーに,修理の入庫を予約する。修理費用は相手方が全額払ってくれるし,ドアをへこんでいるが,車は走るから,精神的なダメージはない。(事故7日後)→ディーラーで方針を相談事故から1週間経った翌週の土曜日にディーラーへ。担当は工場長だという。修理はどうやってやるのか聞いてみると「ドア交換ですね」と言う。ドア交換だと新品のドアを取り寄せて,塗装をして(新品パーツは塗装されていない)という大がかりなものになる。「叩き出しでいけないですか?」と聞くと,「鉄板が伸びているので,叩き出しだと強度が落ちちゃうんですよ。自費で安くあげたいということなら叩き出しでやることもありますが」ということで,素直にドアを交換してもらうことにする。こういった鈑金作業はディーラーのできないようで,修理センターに持ち込んで2週間くらいかかるらしい。3~4日だったら,代車がなくてもいいと思っていたが,2週間だと代車があった方が助かる。代車はディーラーではなく,JA共済手配するらしい。見積額が確定してから,修理入庫,完了までの諸々も打ち合わせも工場長がJA共済とやってくれるとのこと。(事故15日後)→修理入庫。用意された代車は・・・日曜日の夕方,ディーラーに車を預けに行く。代車として用意されていたのは,レンタカー会社の先代ノート(E12)だった。E12ノートはレンタカーで3~4日乗り回したことがあるので,少しがっかり。この先購入するかもしれない軽自動車か,ノートでもe-powerが来ないかと期待していたのだが・・・。事故3日後に電話して以来,JA共済高沢(仮名)さんとは話をしていない。相手方おばちゃんとは事故当日に話しただけ。人身事故はともかく,物損事故の処理はシステム化されて淡々と進行して行くんだなあと感心する。なお,相手方おばちゃんの保険(共済)の特約として,車両全損時修理特約に入っていたということで,経済的全損の心配はなくなった。(つづく)
2022.05.27
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以後,時系列で書いていこう。(事故翌日)→交渉の作戦会議(一人だが)週末は保険会社が休みなので,ネットを見ながら作戦を練る。かつて,もらい事故で0:100(当方無過失)の交渉をしたことがあるので,昔の経験も呼び起こしての作業である。こちらの主張としては,当方は完全停止状態であるので,無過失を主張する。ドライブレコーダーには記録されておらず(詳細は後述),客観的な証明が難しいが,まずは0:100を主張することにする。保険に詳しい方はご存じだろうが,無過失の主張をするときは,自分の加入している保険会社の示談代行サービスは使えない。こちらの保険会社からの支払いがない(ことを主張する)場合,事故当事者でない保険会社が示談に介入すると,弁護士法違反になってしまうからだ。逆に言えば,こちらに少しでも過失があって,保険からの支払いが見込まれるときは,保険会社は保険金を支払う(イコール当事者)立場になるので,示談代行が合法となるのである。0:100主張をすることは決まったが,もう一つ厄介な問題がある。車両時価の問題である。私の車は10年前の車だから,客観的には価値が低い。したがって,修理費用が高額になると,「買い換えた方が安いでしょ」ということで,全損扱いになってしまうことがあるのだ。正確には経済的全損と言い,30年前の事故では,これでもめた。車両時価14万円に対して,修理費用が21万円。差額は自腹を切って下さい,と言われたのである。そのときも相手方はJA共済(他県だったが)で,支店レベルでは話がつかず,県本部相手に交渉した。そのときの県本部は話がわかる人だったが,今回はどうなるかわからない。さて,こういうときのためのドライブレコーダーであるが,事故直後取説を読んだが,映像の記録方法が載っていなかった(見落としかもしれないが)。SDカードを抜けばよかったのだが,「また事故が発生しないとも限らないから」と思い,帰路にあった家電量販店でSDカードを買って差し替えたのだが,帰宅してから確認したら,見事に上書きされていて,事故の瞬間は記録されていなかった。前方カメラのドライブレコーダーだから,記録されていたとしても音だけなのだが,こちらが完全停止状態であったことを主張する材料にもなったはずである。この日から,予備のSDカードをグローブボックスに入れるようになった。(つづく)
2022.05.20
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交通事故発生!昨年の某日,東京のコロナ感染者が二桁だった頃の土曜日,ちょっと遠出をしたのだが,長野県某所の道の駅で事故は発生した。私は駐車場内に入り,右側に空いている駐車スペースを見つけた。バックで駐車しようと,通路の右側に車を寄せたが,前方から対向車が来ている。対向車の通過を待って,駐車するはずだった。(下手くそな図を参照)と,そこに右手の駐車スペースから軽トラがバックで出てきたのだ。とっさにクラクションを吹鳴したが,遅かりし由良之助。私の車の運転席ドアに軽トラの右後方が接触した。幸い,双方に人的被害はないが,立派な事故である。まずは車を降りる。相手方はおばちゃんとおばあちゃんの中間くらいの女性である。警察を呼ぶことを告げて,車を動かす前に何枚か写真を撮っておく。相手方のおばちゃんは,ひどく動転していて「いや~,申し訳ないことしちゃった。どうしよう,どうしよう」と繰り返すばかり。言い方は悪いが,与しやすい相手である。ヤンキーとか輩系では,対応が難しい。道の駅は都心部ではないので,警察が到着するまで1時間はかかるという。とりあえず,警察の指示通りに連絡先を交換し,保険会社にも連絡する。私は自宅住所をメモに書いて,「はい,確認してください」と免許証を提示して間違いがないか確かめてもらう。さらに,携帯からおばちゃんの携帯に電話をかけ,番号を登録してもらった。もちろん,おばちゃんの住所と電話番号も確認させてもらう。おばちゃんは地元の人らしく,旦那さんだかに電話をしている。「道の駅で,東京から来てるお兄さんの車にぶつけちゃったのよ」と話しているが,私がお兄さんに見える時点で,冷静さを失っていることは明らかである。寒いので車の中で待っていると,道の駅のテナントの店長が来た。どうやら,おばちゃんの知り合いらしい。事を荒立てても仕方ないので,挨拶をして「すみませんが,警察が来るまで停めさせてください」とだけ言っておく。40分ほどで警察が到着。車検証と事故状況を確認して,示談は当事者間でと言って帰って行った。警察と話が終わると警備会社がやってきた。聞けば,おばちゃんが加入しているJA共済のサービスだという。こちらの連絡先等を伝えるが,警備員は自分から身分証を提示しなかった。うっかりしていたが,名刺をもらうなり,身分証明書の写真を撮るなりしておけばよかったと反省。走行には支障がなかったので,おばちゃんに「基本的にJAに連絡しますが,連絡が取れないようだったら,電話するかもしれないのでよろしく」と伝えて現場を後にする。その日はおとなしく,家に帰った。(つづく)
2022.05.12
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玉ねぎ大好き!というわけではないが,玉ねぎは便利な食材である。主役は張れないかもしれないが,カツ丼や親子丼には欠かせないし,玉ねぎのないカレーライスやハヤシライスはピンとこない。野菜炒めでもスープでもいける,和洋中の名バイプレイヤーと言っていいだろう。昔,何かの本で読んだのだが,立ち食いそばのかき揚げが玉ねぎメインなのは理由があって,「値段が安いし嵩が出る。日持ちもいいし,少々傷んでも,揚げてしまえばわからない」ということらしい。その玉ねぎの値段が高騰している。私の感覚では,1ネット(3玉)158円くらいが適正価格なのだが,先日は1ネット(3玉)で298円の値札が付いていた。それでも決して高いわけではないのだが,値上げ値上げの昨今では,おいそれと買いづらい。そんなわけで安い時期に買った玉ねぎを使い惜しみしていたら,立派な芽が出た。結構育ったので,記録として撮影してみた。日本ハムの中華名菜の賞味期限も迫っているので,近いうちに使わねば。
2022.05.06
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昨年5月,突然2週間ほど仕事が休みになった。どうして休みになったのかは,身バレの危険性があるので詳しく書けないのだが,とにかく休みになった。一応,書いておくがコロナに罹患したわけではない。この2週間を有効に使おうと思い,ハウスインスペクションをお願いすることにした。普通なら旅行にでも行きたいところだが,コロナ禍ではそうもいかない。そもそも「ハウスインスペクションって何?」という方も多いと思う。私も仕事で品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)を扱わなければ,知ることがなかった単語だと思う。ホームインスペクションと言うことも多いが,私はハウスインスペクションで覚えたので,以下はハウス~とする。日本語に訳すと「住宅診断」ということになるだろうか。新築・中古,戸建て・マンションを問わず,売主(建築者)でも買主でもない,第三の立場の専門家が,住宅に問題はないか,修繕すべき所はあるか,設計図通りに建築されているか,等を診断するもので,建築士が実施することが多い(建築士資格のない住宅診断士も存在する)。聞いた話では,欧米ではハウスインスペクションが普及しているため,中古住宅を安心して買えるそうである。日本の住宅の寿命が短いのも,気候,法律,施工方法や建築材料の違いあるとはいえ,このあたりも理由の一つらしい。古くなった住宅は,壊して新しく建ててしまえ,というわけである。私の家も新築から15年以上経っている。この15年間にいろいろなことがあって,ハウスメーカーからの点検案内も無視してきた。無視しない方が良いことはわかっていたが,そういうことを考える余裕がなかったのである。壁紙やフローリングの傷・汚れは放置していても,見映えはともかく,生活に支障はないが,外壁や屋根の傷みは大丈夫なのかと気になっていた。一般的に,外壁の塗り替えは10年ごとと言われている。ただし,これもちょっと眉唾なところがあって,ハウスメーカーの外壁なら15年も20年も持つという説もある。インターネットで調べると,「無料で外壁調査いたします」という塗装業者のホームページが無数に見つかる。「そりゃいいや,すぐに頼もう」と思った方,少し待っていただきたい。塗装業者が外壁を調べて,「まだキレイです。塗装は20年後でOKです」と言うだろうか?塗装業者は慈善団体ではない。利益を上げないといけない,つまり,仕事を取らないといけないのだ。だから,「雨漏りの危険があります。すぐに着手しましょう。今なら特別に20%値引きします」なんて業者がいないとも限らない。アメリカだがヨーロッパだか忘れたが,理容師に「髪を切った方がいいですか」と聞いてはいけないという話がある。理容師は髪を切ってナンボの商売だからである。これだから無料というのは恐い。不動産会社の資産運用セミナーとか銀行の相続相談とかはどんなものなんだろうか。臆病者の私は,マンションを買わされるんじゃないかとか,リスクの高い投資信託を勧められるじゃないかと,想像するだけで恐ろしい。そんなわけで,利害関係のない建築士に,自宅を一通り診てもらうことにした。費用(数万円)はかかるけれども,有資格者を拘束するのだから,対価を払うのはやむを得ない。インスペクションの所要時間は2時間ほど。屋根裏と床下にも入ってもらって,2日後には報告書ができあがった。結果は,概ね問題はなかったが,基礎にちょっとしたひび割れがある,屋根と外壁は築年数相応に劣化している(これは予想通り),との指摘があった。ただし,急いで修繕する必要はなく,2~3年のうちにまとめてやればよいでしょう,との見解だった。「でも,その建築士は信用できるのか」という慎重な向きもおられようが,堂々巡りになってしまうので,そこまでは考えないことにする。心配なら複数の建築士にインスペクションしてもらえばいいのだ。費用はかさむけれども。これを受けて,外壁・屋根リフォームミッションが発動された。本部長も指揮官も隊員も私一人。大きな支出は痛いが,戸建て住まいの必要経費である。余裕があれば,実際のリフォームについても記事にしたい(しないかもしれない)。
2022.05.03
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私が免許を取って,はじめて乗った車が父のトラッドサニー(B12)であった(写真は日産のホームページから拝借)。完全なビジネスグレード(1300DX)で,エアコンはついているものの,ラジオはAMのみ。もちろん,ノンパワステで手動ウインドウ。当時のこのクラスでは,ノンパワステ,手動ウインドウはちらほら見かけたものである。内装はベージュを基調とした直線的なデザインで,シートの一部はビニールレザー。居住性は悪くないが,リアシートのシートバックが寝過ぎていて,やや落ち着きが悪かった記憶がある。基本的に街乗り用と考えた方がいいのかもしれないが,マニュアルミッションは4速で,高速域ではエンジン音が耳についた(タコメーターがないので,回転数は不明)。車両重量が1000kgを切っていたとはいえ,E13Sエンジンは非力で,4名乗車の高速道路上り坂では,アクセルを床まで踏んでも85キロが精一杯だった。確か最高出力が67PS,最大トルクが10.0kg/mだったと思う。免許を取ったばかりの大学生であったが,ステレオくらいは買いたいと思い,夏休みに配送のバイトをしてお金を貯めて,アゼストのカセットステレオを取り付けた。さらに,DXグレードでは,スピーカーも一つしかなかったので,両ドアにアゼストのスピーカーを取り付けた。コアキシャルスピーカーだったこともあり,恐らく純正よりも音質は良かったはずである。オイル交換やプラグ交換もこの車で覚えた。高級なオイルとオイル添加剤を使うと,エンジンがスムースに回るようになったことは発見であった。正直言って,運転が下手な時期だったので,擦ったりぶつけたりした。自宅駐車場の出入りで,バンパーを外れかけさせたり,ドアを擦ったり。父には申し訳ないことをしたと思っている。さらに,奥多摩へドライブ中に,センターラインをオーバーしてきた対向車に右のリアドア付近に突っ込まれるという事故を経験した。幸いなことに人身事故にはならず,過失割合も0:100(当方無過失)ということで決着した。父の車だったので,自由に使えるわけではなかったが,大学のサークル合宿(長野)やゼミ合宿(山梨)に乗っていった。あまり人に自慢できる車ではなかったが,それでも車を運転できるのが嬉しくて仕方なかったという記憶が残っている。
2022.04.22
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私がはじめて所有した車は親戚からほぼ無料で譲ってもらった。昭和58年式でスタッドレスタイヤ装着済みのシビック25M。俗に言う「ワンダーシビック」である。主立った装備はエアコンくらいで,ハンドルはノンパワステ,窓は手動,ステレオはなく(ラジオのみ),装備は極めてシンプル。全長は3.8メーターほどだったが,前席はセンターコンソールが足下までなかったため(運転席と助手席が足下でつながっていた)視覚的にも広く感じられ,後席も前後にスライドさせることができ,居住性は前後席とも十分だった。エンジンは1500CC,SOHCキャブレター仕様のEW。ホンダのサービスマンが「故障が少なくて燃費がいいエンジンですよ」と言っていたとおり,よく回って燃費がよい(記録が残っていないが)エンジンだった。シフトレバーは昔ながらの長いスティックで,メリハリに欠けるというか,ぐにゃぐにゃのシフトフィールだったのが時代を感じさせていた。外板はチープで,メンテナンスが十分でなかったのは確かなようだったが,リアゲートの角には錆が発生し,赤いボディの色あせも目立った。譲り受けた当時はラジオしかついていなかったので,カーステレオ(カセットデッキ)とフォグランプ,ハイマウントストップランプは自分で装着。壊れていたエアコン(ブロアレジスター)はホンダディーラーで修理してもらった。さらに,車好きのご近所さんからはスーリーのルーフキャリアをいただいたので,スキー用のアタッチメントも装着したが,高速道路ではやや安定感を欠き,振動,騒音も大きかったものの,ルーフキャリアを外すと解消したので,車の問題ではないだろう。大学を出てすぐの編集プロダクションに勤務していた時期の愛車で,プライベートだけでなく仕事でもよく走り回った。訳あって,友人に譲り渡したあとに戻ってきたという経歴を持つ車だったが,私の転職が落ち着いたこともあり,13年目の車検前に,サニーハッチバックにバトンタッチしたのだった。
2022.04.15
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「はい,これ,月末までに出してください」(数ヶ月前の話である。念のため)。管理職から渡された紙は「人事評価シート」だった。いろいろな項目について,5段階で自己評価をするものである。自己肯定感が低い私は,これが大の苦手である。これが嫌で前職を辞めた,というと大げさだが,パート社員なのに,こんなものに付き合わされるとは想定外である。かつて,人事評価といえば,上司が部下を一方的に評価するものと相場が決まっていたが,それでは一面的すぎるし,評価される側の目標設定なども含めて,自己評価なんぞをやるのである。しかし,自己評価というのは全く意味がない代物だと思っている。意味がないだけならいいが,有害でさえある。人事評価の不満というのは,端的に言えば,「実際の評価と自己評価の乖離」で発生するものなのだ。飲み会の席で聞いた愚痴であるが,評価する側だった友人は,低い評価を付けた部下から,「私はこんなに頑張っているのに,なんで・・・」と,泣いて抗議されたことがあるらしい。これは,部下の自己評価が高すぎたために起きた悲劇である。だいたい,自分で自分を客観的に評価することなんて,できるわけがない。例えば,「(評価の期間中に)事故を起こさなかったか」という項目であれば,事故の有無という客観的事実があるから判断しやすい。ところが,「業務が求められる水準に達していたか」という項目だと,途端に難しくなる。どの程度の水準が求められているかは,業務内容や年齢,キャリア,契約,会社の方針によって変わってくるから,自分の仕事ぶりを振り返っても,自分で評価することは難しい。堂々と5を付けるほど(5段階評価の場合)自信過剰ではないし,それでは伸び代がないことを認めていることになるではないか。かといって,仕事上で大問題が発生したこともないし,始末書も書いていない。それに,低い評価を付けてしまって,必要以上に監視されたり,手取り足取り指導をされるのも厄介だ。結局,2か3を付けるのが無難,ということになる(私の場合である)。自己評価の後には,上司が改めて評価を行い,自己評価との認識あわせをするわけだが,これは「自分でつけた評価と現実はこんなに違うんですよ」という,いわば「ダメ出し」でしかない。評価が良くても,悪くてもだ。もちろん,事実でないことを評価基準にされては問題だから,認識あわせというよりも事実確認としての面接は必要である。上司によっては,自己評価に流されるタイプもいる。自己評価が高い部下に低い評価を付けて文句を言われること避けるためなのかと,勘ぐってみたくもなる。自己評価なんて無駄なことをやるから,余計な摩擦が発生するのである。評価は他人に任せておけばいい。その代わりに,上司からの評価だけでなく,部下や同僚からも評価を聞くべきである(いわゆる360度評価)。実際に仕事をしていると,偉い人と現場で意見が対立することがある。そのときに現場の意見を重視する中間管理職(管理職でない,主任・係長クラスも含む)は,上司からの評価はどうしても下がってしまう。しかし,部下から見れば,現場の声を聞いてくれる貴重な存在になるのである。また,上司からの評価だけでは,イエスマンだけが出世していくことになりかねない。上司がヤバいこと,例えば,法律やコンプライアンス違反になりかねない仕事をしようとしたとき,「それはまずいんじゃないですか」と諫言できる部下がいなくなってしまうのである。チェック機能が働かない組織の将来は暗い。評価が低ければ,評価されるところに行けばいいのである。正社員だとそうもいかないところもある(社内で評価制度を改革するために動くべきだろう)が,パート社員は,文句があれば,もっと評価してくれる職場を自分で探せば良いのである。低賃金だが,流動性が高いのが非正規雇用のメリットなのだから。いずれにしても人事評価というのは難しいようだ。私のように,趣味でいろいろな本を読みあさっているくらいがちょうど良いのかもしれないと思ったりしている。
2022.04.04
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オートマチックのプレセアの後継車。5年落ち(平成16年式)で,色はシルバー。諸費用込みで60万円だった。マニュアル車のタマ数は少なくなってきており,ネットで探し回って,座間の日産中古車センターで購入した。サニーはこのモデルで販売終了となり,事実上の後継車としてティーダラティオが販売されることになった。端正なスリーボックススタイルは正統的なセダンのスタイリングであるが,人によっては保守的と見るかもしれない。冠婚葬祭でもリゾートでもそれなりに違和感なくとけ込めるモデルであり,遠くから見れば,高級セダンに見えないこともない。とはいえ,中高年層が乗るイメージがあるので,ルックスだけでもスポーティに見せようとリアスポイラーを装着しようとしたが,オプション設定がないとのことだった。室内は標準的な広さであろう。足下もヘッドクリアランスも必要にして十分。リアシートはあまり利用しなかったが,大人4人乗車でも不足はない。トランクも十分確保されている。装備はいわゆるフル装備であり,オートエアコンも装備されている。カーテンエアバッグやカーナビは搭載していない。ETCとMP3対応のヘッドユニット(本体はブルーバード時代からのもの)を後付で装着した。内装はサンバイザーをたたむときに天井に当たって「バタン」と大きな音が出るのが気に入らないが,そこそこの質感を保っている。シートは可もなく不可もなく,ランバーサポートもシートリフターもないが,大きな難があるわけではない。後席のアシストグリップや助手席のバニティミラー,灰皿(前後),コンソールボックス,リアシートのアームレスト等も装備されているし,インパネにはDIN2段サイズが確保されている。車内のドアノブもメッキ仕上げで,このあたりは,しっかり設計されているところが見て取れる。最小回転半径が4.6mというのも便利である。エンジンはツインカムのQC15DEを搭載。やや非力な感じもあるが,発進や高速道路の合流でもたついたこともなく,マニュアルであれば許容範囲である。燃費は市街地でも10キロを下ることはなく,条件が良ければ20キロを超えた。アベレージでも15キロ台だから優秀と言えるだろう。5速100キロ巡航で,2600回転ほど。信頼性の高い車で,故障らしい故障はなし。ブレーキタッチもしっかりしているし,普通に走る限りは,足回りに不満はない。内装やボディからのきしみ音もなく,まじめに作られた印象の車だ。主な交換部品は,バッテリー,スパークプラグ,タイヤ(175/70R14),ワイパーリフィル程度。買い換え前はクラッチに若干の滑りがあったが,クラッチも一種の消耗品なので,仕方がないことである。ただし,購入時にメーターに不調が見られたため,メーターを交換している。全体としては,中も外も標準的で,故障が少なく,燃費が良い。悪い印象もないが,飛び抜けて良い印象もない。趣味性はほとんどないが,実用性は高く,社用車やレンタカーでよく使われていた理由がわかるようである。購入から3年6ヶ月で38000キロ(前所有者からの通算で79000キロ)を走ったところで,平成23年式ノートに買い換え。わずかながらクラッチに滑りが出てきたことが決め手となった。この車は思い入れがあって購入したものではないが,私の辛い時期に生活を共にしたこともあり,代替え時には惜別の情が強くあった。
2022.03.23
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先日,投資信託を購入した。取引のある信託銀行から,定期預金が満期になるたびに電話がかかってきて,「定期預金は金利が低い状態なので,一度ご相談にいらっしゃいませんか?」と度々勧誘を受けていた。確かに,定期預金の金利は0.002%と極めて低い。100万円を1年間預けても,税金を引かれて,手取りは16円である。最初に口座を開いた支店はかなり前に統廃合で閉鎖しており,今は徒歩通勤で定期券も持っていないから,口座のある支店までの交通費で足が出る。信託銀行はノルマがきついのか,支店に出向く交通費がもったいないと言うと「ZOOMでご相談はいかがでしょうか」と来た。「うちはオンライン飲み会をやると参加者から苦情がくるほどインターネット回線が遅いので(最近,早い回線に変えたが)」と断ると,「では,ご挨拶にうかがってもよろしいでしょうか」とグイグイ来るのである。しかも,平日の夜21:00近くとか,土曜日に電話が来たりする。熱意にほだされた訳ではないが,投資信託を購入することにした。平日の昼間に健康診断が入っていて,病院は支店の近くである。支店は2年くらい前に竣工した新しいビルに入っているから,興味半分で行ってみる。相手の思うつぼのような気がしないでもないが,国内株式だけでなく海外にも投資先を広げるというポートフォリオ見直しの一環である。したがって,投資経験20年超,株が主戦場の五十路男が,信託銀行が勧めてくる投信を素直に買うわけがない。私のポリシーは明確で,リスクの分散とコストの低減のため,「海外株式を投資先とする(国内は個別株でやってるから)ノーロード(低金利の時代に購入手数料1%とか払えない)インデックスファンド(値動きが比較的小さい)をNISAの枠内で購入する」というものである。予約の際にポリシーは伝えていたが,それでも「SDGsをテーマとしたファンドはいかがでしょうか」とか手を変え品を変え,他の商品に誘導しようとする。調べてはいないが,おそらく売りたい商品(=手数料が儲かる)があるのだろうと考える。我ながら,言うことを聞かない客で申し訳ないと思うが,はいそうですかという訳にはいかないのである。押し問答(というにの大げさだが)の末,先進国株式を投資対象とするものと新興国株式を投資対象とするものを購入することにした。投資信託の買い時が今なのかと言われると微妙な感じもするのだが,10年は売らないつもりだし,大きく値が崩れたら,翌年以降のNISAの枠でナンピン買いをすればなんとかなるだろう。投資信託(NISA)は初めてなので,マイナンバーカードと通帳,印鑑を持参して,いちから口座開設したのだが,なにしろ時間がかかる。年収やら資産状況はもちろん,投資経験,投資スタンス(リスクを取れるかどうか)からアンケートのようなものまで,タブレットを駆使して何枚もの書類を作っていく。後々のトラブルを避けるために必要なことはわかっているので,お付き合いするしかない。担当者も時間が足りないらしく,「金融ADRはここをお読み下さい」とか「投資対象はエマージングです」とか,結構端折って説明してくる。これでは,「資産運用の相談は当行にお任せ下さい」という宣伝文句に乗ってきた高齢者は理解できないのではないかと心配になる。「エマージングって何ですか?」と質問できればよいのだが,退職金がガッポリ入金されると支店長室で丁重に応接されるという噂もあり,「初歩的なことを聞いたら恥ずかしい」とわかったふりをしてしまう高齢者もいるような気がする。投資の知識があって(一応,FP有資格者である),投資先もある程度決まっている私でも,支店に入ってから手続きが終了するまで,2時間近くかかった。健康診断が早く終わって,昼ご飯を食べておいてよかったが,空腹だったら集中力が切れていたかもしれない。銀行や郵便局が販売している商品は安全性が高いように錯覚しがちだが,最近は投資信託や保険商品等,元本割れの可能性がある商品も少なくない。しっかり研究をして,ネギを背負ったナントカにならないよう,注意したいものである。↑厳しいことを書きましたが,頼りにしてます(ヨイショ)
2022.03.12
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平成10年式のブルーバード(U14)。購入時の走行距離は58000キロでシルバーの外装。エンジンはSR20DE(ツインカム)で,145馬力,トルクは18.2kg/mを発揮する。購入時にリアスポイラーをオプション装着して,諸費用込みで60万円ほどだった。カーセンサーでマニュアル車を探し,所沢の日産中古車センターで見つけた。これまでの車と比べるとやや大型であるが,5ナンバーサイズには収まっている。家の建て替えに伴って車庫が広くなり,車の全長の制限がなくなったため,大きな車を買えたのが嬉しかった。内装はスポーティグレードらしくブラックで統一されており,大人4名乗車には十分な広さが確保されている。フロントマスクは4灯で,フォグランプも装備されている。エプリースなどのグレードと差別化が図られているが,リアはどのグレードも同じデザインである。せっかくSSSなのだから,少しは手を入れてもよいのではないかと思う。とはいえ,夜目遠目のリアビューはBMW(昔の528とか)に似ているといえなくもない。なお,ヘッドライトはディマービームは外側2灯,アッパービームとパッシングは内側2灯が点灯する。装備はフル装備であるが,キーレスエントリーがついていないあたりに時代を感じる。運転席エアバッグも搭載し,リアシートにはアームレストがついている。内装には一部木目調パネルを使っているが,これがどうもかっこ悪い。そこで,木目調パネルを外して,塗装してしまおうと思いついた。ところが,パネルを外そうとしたが,うまくいかずに割ってしまい,買ったスプレーもグレーで,塩ビパイプのような色になってしまった。イメージではメタルっぽく仕上げるつもりだったのだが。エンジンはパワーもトルクも十分で,市街地から高速までよく走った。峠道などではボディサイズを持て余す印象もあったが,タイヤを削るような走り方はしないので,大きな問題にはならない。レギュラーガソリンで済むのも魅力の一つ。燃費は,リッター8キロから13キロといったところ。排気量からすれば,まあまあの数字といえる。2年間の走行距離は24000キロを記録した。夏休みの能登半島1周ドライブや職員旅行(静岡),スキー(群馬)のほか,いわゆる酷道サイトのオフ会にもこの車で参加した。この車からETCを導入し,カセットステレオからMP3対応のヘッドユニットに交換した。結婚を機にオートマ車に買い換えたが,故障とは無縁のいい車だった。今でも,この車を見かけると,乗っている人がうらやましくなる。今や日産車のラインナップから,手頃なセダンは消えているのも残念である。
2022.03.03
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