その現在最大の犠牲者がシティ・グループ。ここの株はほかのダウ平均採用銘柄が上がったのに、下げを続けた。金曜日の午後に4ドル以下に下がり、この週末に今後の生き残り策を必死で模索しているそうだ。大体、この秋にワこビアバンクを政府(FDIC)の援助を入れながら買収して、自らも立ち直る契機とする戦略を打ち出したのは、米国政府との合意の上だったはず。それをほかの銀行に奪われたのも災難だし、それがその後の危機継続の発端となったようなもの。2度も3度も政府から犠牲を強いられるのは可哀そう。 Too big to fail. という説がある。シテイなどその代表になるかと思っていたが、どうもそうときまっている話でもなさそう。やっぱりアメリカって怖い国ですね。