島田隆の天職相談室

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しまりゅう52

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2008.11.23
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次期財務長官にNY連銀総裁のガイトナーさんが選ばれたと昨日からテレビのニュースでも伝えられ、その若い時からの優秀さなどいろんなことが知れ渡った。これが市場に大きなプラス効果を発揮していて、金曜日のNY市場は朝からずーーっとさえなかったのが、このニュースが伝えられたのに伴い、大幅な上げを示した。

なんともありがたいことです。ポールソン現財務長官は、市場からは阿呆扱いですでに「除却済み」だそうです。せっかく金融市場安定化の法案を通したのに、その金は金融機関の不良債権買い取りには使わないなどと宣言しちゃうのだから。これでは市場がパニックするに決まってます。

その現在最大の犠牲者がシティ・グループ。ここの株はほかのダウ平均採用銘柄が上がったのに、下げを続けた。金曜日の午後に4ドル以下に下がり、この週末に今後の生き残り策を必死で模索しているそうだ。大体、この秋にワこビアバンクを政府(FDIC)の援助を入れながら買収して、自らも立ち直る契機とする戦略を打ち出したのは、米国政府との合意の上だったはず。それをほかの銀行に奪われたのも災難だし、それがその後の危機継続の発端となったようなもの。2度も3度も政府から犠牲を強いられるのは可哀そう。
Too big to fail. という説がある。シテイなどその代表になるかと思っていたが、どうもそうときまっている話でもなさそう。やっぱりアメリカって怖い国ですね。

GMの政府援助も視界不良。これは政府より自分たち会社の経営者や組合の無策が原因だから、持って瞑すべき話ですがね。それにしても、このひどさ。経営陣がバカ呼ばわりされても、ちょっと反論しにくいのではないでしょうか。何せこの3-40年間、阿呆なことばかりをしてきたのだから。

その点シテイさんはちょっとだけマシ。確かにいろんな業態の金融業務を抱えて、サンフォード・ワイルさんの個人的野心のために本来の優位性を無視した経営になったことは間違いない。だから体力を失った面も多い。でも個別に見ていくとクレジットカードやプライベートバンクなどそれなりの力量を備えた事業部門を育ててきたことは評価できるように思う。

少なくともGMなどのビッグ3とは異なる。でも株価に関して言えば彼らと同じ目にあっている。ひょっとしたら同じ運命をたどるかもしれない。(ホントに怖いことですが。そんなことになれば、また世界の金融市場が大荒れになります)それは政府のドジに発するようにみえます。・・・・・こんなことが起こるのでアメリカ人は政府を信用しないのでしょうね。こんなことが今まで沢山あったのでしょうね。とすると、今回もとっても心配です。

来週明けの状況が改善しているかどうか、大事な局面を迎えているようです。





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Last updated  2008.11.23 07:52:18
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