さあ、今日から私の連休が始まる。すでにGW入りして海外に飛んだりする人も多いだろうし、早朝のラジオでもすでに高速道路の渋滞が起こっていると伝えていた。ご苦労さんなこってす。朝の早よから車の中で渋滞に巻き込まれる。こんな時は家にいてゆっくりするのが一番。そう、私は民族の大移動の時はじーーーっとしているのが昔からの方針です。
NYの株が158ドルも大幅な下げで終わったらしい。理由はゴールド万サックスへのSECや検察の追及が金融株の値を下げさせたからだとか。株が下がるのは歓迎しませんけど、今回の投資銀行、特にGSのやり口は全く以って許せない。行きすぎというか、本来企業人であり金融のプロとして持つべき倫理観に欠ける事態。自由競争だから何をやってもよいという訳とはチャウでしょう。
客に「このクズみたいな商品」と社内で語り合っている商品を客に売り付け、その一方で先物売りを仕掛けて値が下がるモーメンタムを強めてそちらでも大儲け。そんな職業倫理を全く無視したことをやるのは、短気では儲かるかもしれまへんけど、長い目で見たら自分たちのビジネスを根本から毀損することに繋がる。それが趣味のニッチな商品なら勝手にしろやけど、金融だけに「金は天下の回りもの」が回らなくなると社会全体が痛むので勝手にしろともいえない。そもそも情報の開示ルールにも反するしね。
そやから今度の一連の事件で規制強化をヴォルカーさんが言っているのであり、あれは正しい指摘だと私は思う。無茶苦茶やっといて「大きすぎてつぶせない」と税金をおねだりするのはあってはならないこと。
我々の仕事でもどこか知らんとこで会計ルールが変わったので仕事のやり方を変えざるを得ないケースにままぶつかる。なんでやねん、とは思うものの、世の中のルール変更だからしゃあないとあきらめてやらされている。そんなことに比べれば、今回のGSをはじめとする投資銀行をはじめとする金融界への規制は、自分たちのやったこととの因果関係が余りに明確。当然の規制であり、本来自己規制でやっておくべき事柄。そこが欲の皮の突っ張った人間なる存在が介在すると無茶苦茶になってしまう。哀しい性ですな。でも我々はこれからも生き続け、経済活動にいそしみ続けなければいけない。とすると規制をキチンとやっていくしかない。
別に今の日本の社民党みたいな変な規制をしろと言っているわけではない。民主党だって放っておくと変な規制を掛けかねないので気を付けとかんとあかんのですが。しかしあるべき規制はあって当然。
そんなこんなで、今回の値下がりが規制から来たのであれば、これは甘んじて受けます。襟を正して今のうちに正常化しておかないと、将来また大きな波にさらわれることになりますから。
まあそれでも11000ドルは維持してるようですから、東京の市場よりは活気がありますけどね。東京だけは、これ、社会全体の元気さとか、若者の元気さとか、その根本的なことに訴求しないとあかんようです。こっちも大変。沢尻某がどうしたとかしょうもないことで騒いでる時とちゃうやろ。ホンマあほらしいです。目覚めよ、日本人!
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