ついに鳩山さんが現実を見つめて現実的な方針を決定し明確化した。結局自作自演の迷走劇に過ぎなかったことが露見した。お詫び、お詫びと繰り返して今回は二枚舌を繰り返すわけにはいかなかったという事でしょう。何せ今の朝鮮半島の安保情勢を見るにつけ、東アジアの安保の中心となる沖縄での展開力の重要性は明確。流石に理解できたということでしょうか。それにしても遅すぎる。というか、総理になる前にチャンと学習しておくべき課題だし、少なくともなった直後にはキチンと押さえておくべきことだったはず。まあ、今さらいうてもしゃあないけどね。
で、理解不能というのはまだ職に残っていること。職を賭して県外に移転させるんと違うたんちゃうの。それが出来へんかったら職を辞するのと違うたんちゃうの。去年の夏から何やら根拠の薄いこの手の勇ましいコミットメントというか宣言を繰り返したんやからその尻はチャンとふかんかい。それが、職に残って職責を果たすのが自分の責任の取り方といわれたら、あの人の頭にはどんなロジックの回路が入ってるんやろか、と思わざるを得ない。
もうひとつ分からんのが社民党の政権離脱と選挙協力。安全保障の基本路線が違うなら政権に残るのは無理ですわな。それで離脱、これは当然。で、選挙をどうするか。こっちは協力するのはこれまた私の理解を越える。それは足下の事情は分かります。でも流石にここは自らの主張に身を賭して闘うしかないのでしょう。中途半端に対応すると支持者から見捨てられて党が消滅するかもしれないので、バカな決定はやらないでしょうがハテさてどうなるか。
そんな中、ドサクサに紛れて一日で強行採決してしまった郵政法案。官から民への動きと規制緩和の流れを逆転させ、今後の財政規律を緩める契機となりかねない動き。それに対する反対は然程大きくなく、マスコミも余り騒がんかった。どないなるんか心配してたら、米国政府が文句を付けるらしい。WTOのルールに違反しているからと。
これは以前から言われていた論点で、アメリカ政府はこの懸念を日本政府に表明していた。それをシレッと無視したのか耳に入らなかったのか、あっという間に強行採決。自分の国の事でよその国から助けてもらうのも何だかなあとは思うが、この問題表明は的確な指摘だと考える。
今朝鮮半島の情勢などで日米の連携が一層重要なときに、こちらの方も連携重視で対応してくれるのか、注目してます。なんせ、今のままばら撒きと大きな政府志向。表面的な弱者救済をやり続けて財政規律が無くなると、本当に重要な時に手を打つ力が無くなってしまいます。この漂流を止めるためにも、今回の指摘を重く受け止めるべきだと思うのですがね。
とまれ、今度の週末は土曜日も仕事。来週も同様。この季節は週末が無くなることが多いのです。それにしても今日は寒い。気をつけんと風邪ひくで、と気を引き締めてます。
Keyword Search
Comments