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僕が塾講師駆け出しの頃、
勤めていた会社は、点数至上主義だった。
夜遅くまで生徒を残し、学校平均点に対して、
塾内平均が、どれ程上回るか?
ただそれだけをひたすら追求する。
それによって、
どれだけ配属される校舎の生徒数が 増えているか?
それにより、年棒が決められる。
だから、中学校の定期テスト終了後、会議にて、
講師それぞれの担当クラスの成績を報告する。
僕はとにかく生徒のテストの点を上げることにこだわりました。
それは、自分の年棒を上げるためではありません。
そんなこと考える時間もない、というのが正直なところでした。
点を上げることにこだわり、結果を出すと、
もの凄いこと(その当時、そう思った)が起こるのです。
全くやる気がない生徒が、その結果を心から喜び、
次のテストに向けて、とんでもないやる気を見せるのです。
また、それを親御さんが心から喜んでくれるのです。
だから、夜遅くまで生徒を残すことに対しては、
ずっと疑問に思いつつも、
生徒の点を上げることにこだわりました。
もちろん、今でも、塾において、生徒の点を上げることは、
絶対必要条件だと思っています。
ただ、その頃の僕と、今の僕を比べると、
当時の僕は、大切なことに気づいていませんでした。
やる気のなかった生徒が、成績が上がったことを喜び、
次のテストに向けて、やる気を出し、 それを親御さんが喜ぶ。
このやる気は、本物の「やる気」ではなく、
本物の「やる気」を引き出す、きっかけ、
本物の「やる気」への入り口だったと思うのです。
本物の「やる気」には、何が必要なのか?
僕は、それをどう考えているのか?
このシリーズにて、綴っていこうと思います。
つづく・・・。
2020年 新たな挑戦 2020.01.04
たとえ笑われても・・・ 2009.02.13 コメント(2)