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僕が塾講師になって初めて中3受験生を受け持った年。
僕にとって、塾講師としての初めての「受験」。
確かに、テキスト作成、授業、進路相談、
どれをとっても必死だった。
もちろん、それは今も変わらない。
ただ、あの頃は、「絶対に合格させなきゃ、やばい!」
そんな心理が半分、心の中を占めていた。
「不合格者を出すと、塾の評判は下がってしまう。」
そんな自分の立場を心配する自分がいた。
そんな僕の姿は、生徒にはどんな風に映ったんだろう?
「自分の立場」が半分、「生徒の将来」が半分。
でも、半分、「自分の立場」を考えているってことは、
本当に「生徒の将来」を考えていることになるのか?
じゃぁ、「生徒の将来」を考えるって、
自分を「犠牲にする」、「身を捧げる」ってことなのか?
もしそうなら、自分の家族ができたとき、家族も犠牲にしてしまう。
自分の家族を犠牲にするような人間が、
他人の家族を幸せにできるのだろうか?
いや、できはしない、絶対にできないはずだ。
う~~~ん・・・・・
う~~~~~ん・・・・・
わからない・・・・・・・・・・・
初めての受験生を送り出した翌年から、
僕はそんな風に考えるようになった。
自問の日々が続いた。
僕は、本当に「生徒の将来」を考えられる人間になりたい、
そう思うようになった。
あれから、何人もの受験生を抱えてきた。
今、僕はこう考えています。
世の中に「絶対」はない。
もちろん、「受験」という世界にも。
僕が生徒にしてあげられることは、
「絶対」のない世の中を、「絶対」にすることじゃない。
「絶対」のない世の中だからこそ、
そこで努力を積み、努力したのならば、
腹を括らなければならないこと。
「絶対」のない世の中だからこそ、
そこで手に入れたものに価値があり、
喜びがあるということ。
それを伝えること。
そのためには、僕自身が、努力を積み、
腹を括る姿を見せるしかない。
信じる姿を見せるしかない。
そこで手に入れた喜びを語るしかない。
今日、この記事を書いていて、ふと こんな曲
僕が生徒に伝えたいこと、そのものです。
曲、歌詞、ともに素晴らしく、心にグッとくる作品です。
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