2003年11月27日
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 敬愛なる黒木和雄監督の新作「美しい夏キリシマ」を特別試写で観た。主演の柄本佑の無表情な顔が、ある時代を淡々と物語っていく。終戦をまじかにした時代の、人々の「あり様」が映画の骨格を作っていく、まさに映画でしかない、純粋に映画と呼べる力強い作品に仕上がっている。

 それにつけても、この試写会の観客層に私は危機感を感じる。大半が黒木監督と同世代の方々。つまり60後半から70代。私たち40代後半、50代前半は数えるばかり。
 先に書いたが、私たちは体制派の下らない大手娯楽映画に絶望し、黒木作品に救われた世代だ。なぜ映画館に来ない?忙しいから?悲しい中間管理職だから?逃げるなよ!私たちの人生もそう長くはない。憧れの原田芳雄も初老になった。今こそ、もう一度映画を核に自分を哲学してやろうじゃないか。





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最終更新日  2003年11月27日 22時37分23秒
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Re:美しい夏キリシマ(11/27)  
dolce311  さん
ぜひ観たいです。東京では岩波ホールでやってますね。評判は凄い良い様子です。<br>確かに観客の問題はありますが、誰かが作ろうとして作った映画に他ならない訳で、まだまだ良識の炎は途絶えていないのでは。<br>先日、荒井晴彦脚本、廣木隆一監督の「ヴァイブレータ」を東京、渋谷のイメージ・フォーラムで観ました。これが、テアトル新宿にもかからず、渋谷のはずれの、美術館のようなミニシアターでかかるということは、「キリシマ」以上に問題なような気がします。そして、悲しいかな平日の最終回(19時から)、客の入りは6分といったところでした。<br>私は「踊る大なんとか」を憎みます。<br>こんなものに何十万人も入ることに、この国の喪ったものの大きさを感じます。 (2003年12月13日 20時32分22秒)

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