October 21, 2017
カテゴリ： 本
今回の本はこちら。
相変わらず様々なジャンルの本を読んでいる。
「昭和史（戦後篇）」
著者の半藤一利氏は、文藝春秋にて、松本清張・司馬遼太郎らの担当編集者を務めていた。
「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経た後に作家へ。
『歴史探偵』を名乗り、おもに近現代史に精通している。
この本も、氏の独特の語り口により、戦後の日本の明暗をわかりやすく説明してくれる。学校の授業では、ここまで克明に戦後（戦前）を教えてくれない。が、戦後戦前は、今の日本を知る上で礎となる重要な情報。非常に勉強になった。
今の日本に必要な事として、５つ挙げていた。まさに、現代に必須の事ばかりだ。決して軍事力が必要という訳ではない。
『無私になれるか（利他になれるか）・小さな箱から出る勇気があるか（会社や国内から出られるか）・大局的な展望力（大いに勉強する事が重要）・他人に頼らず世界に通用する知識や情報を持てるか・悠然たる風格を持てるか（君は功を成せ、われは大事を成す（吉田松陰））』
日本での子供の貧困について、詳細に記している。
現代の日本で、子供の貧困がここまで酷い状態になっている事は、私を含めて知られていないのでは。数々のデータがそれを物語る。
我々も当事者意識を持ち、自分事として何らかのアクションを起こす必要があると感じた。
「戦国・江戸 男を育成した女の才覚―いい夫婦には理由(わけ)がある」
童門冬二氏 の歴史もの。安定して面白い。
今回は、戦国～江戸時代の有名な男性を支え、共に生きた女性たちの活躍を描いている。
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