素敵なこと、京都から。

素敵なこと、京都から。

January 27, 2006
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テーマ: たわごと(27392)
カテゴリ: 昔話。
テレビで「取次ぎ電話」の話題がのぼっていた。

携帯電話の無い時代、
懐かしいことを思いながら聞いていた。

主人が新卒でお勤めした頃、
会社の寮に入っていた。
電話で喋りたくても、
寮には電話が一台しかない。
交代で電話当番があって、
電話をかけてはその人に取り次いでもらうシステム。

電話当番がいる側での電話。
落ち着いて喋れたもんじゃない。
だから、主人が電話当番の日をあらかじめ聞いておいて
その日にねらって電話をかける。

今なら、考えられない中距離(!)恋愛だった。

主人がお誕生日の日、
たまたま私は新入社員の歓迎会に招かれていた。
先輩達の目を盗んで
そのお店の公衆電話のところに行くのだけれど
他の人が専有していてなかなか空かなかった。
でも、どうしても、ひとこと「オメデトウ」が言いたくて

ところが、どこまで行ってもなかなか公衆電話の灯りが見つからない。
一生懸命走って、ずいぶん遠くの電話にたどり着いて
ようやく「オメデトウ」を言ったこと。
そんなことを思い出していた。

そんな恋愛。


携帯電話が存在することで
恋愛の形も変わってきているんだろうかと思う。

声が聞けないから、よけいに会いたい気持ちがつのったり
今何をしているかリアルタイムにわからないから、
一生懸命信じあったりとか、
少し古臭いけど、
その時代はその時代で、きっと素敵だった。

ちょっと昔ばなしでした。^^









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Last updated  January 27, 2006 11:55:06 PM
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