本名はJohn Christopher Depp II。63年、アメリカのケンタッキー州オーウェンズボロに生まれる。 6歳の時にフロリダに移り住み、高校卒業と同時にロック・スターを目指しロサンジェルスへ渡る。そこで知り合ったニコラス・ケイジの勧めにより俳優を目指し「エルム街の悪夢」で映画デビュー。その後TVシリーズ「21ジャンプ・ストリート」で人気を集め90年、「クライ・ベイビー」で初映画主演を果たす。続けて主演したティム・バートン監督の傑作ファンタジー「シザーハンズ」では、心優しい異形の人造人間をユーモアと哀感たっぷりに演じて、映画ファンの心にいつまでも残る名演を披露、ハリウッドにおいても確固たる地位を築く。しかし、その後も「妹の恋人」「ギルバート・グレイプ」「エド・ウッド」「ラスベガスをやっつけろ」「ブロウ」など、ハリウッドのメインストリームとは一線を画した作家性の強い作品に好んで出演、その中で様々なキャラクターを自在に演じ分け、ハリウッドきっての実力派として映画人たちからも一目置かれる存在となる。97年には「ブレイブ」で監督デビューも果たす。そして03年、そんなデップがディズニー製作のハリウッド娯楽大作に主演、海賊ジャック・スパロウを喜々として演じ、独創的なキャラクター像を確立、映画の爆発的大ヒットに大きく貢献する。またこの映画の大成功によって、それまでどちらかというとハリウッドのアウトサイダー的存在だった彼自身もかつてないほどの幅広いファンを獲得、一躍ハリウッドでも最も人気のある俳優の一人となる。また、こうした娯楽大作としては異例のアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、まさに人気、実力ともににハリウッドを代表するトップ・スターとして不動の地位を獲得、映画人生の大きな節目を迎えた。92年、ウィノナ・ライダーとの婚約を解消。95年ケイト・モスとも婚約するが、こちらも破局を迎え、ヴァネッサ・パラディと交際。99年には女児が誕生した。
サマンサ・モートン
77年、イギリスのノッティンガムに生まれる。小さな頃から子役の養成所に通っていたサマンサ・モートンは、13歳にして初のテレビ出演を果たす。以後、多くのTVドラマに端役として出演、経験を積む。やがてミニシリーズ「Band of Gold」(95)やTVムービー「ジェーン・オースティンのエマ」(97)、「Jane Eyre」(97)などで大きな役を手にするようになる。そして97年、カリーヌ・アドラー監督の「アンダー・ザ・スキン」で本格的な映画デビューを飾ると、いきなりボストン映画批評家協会賞の主演女優賞に輝くなど一躍国際的な注目を集めるようになる。99年にはウディ・アレン監督作「ギター弾きの恋」でショーン・ペンの相手役を見事に務め上げ、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされる。その後も順調にキャリアを重ね、02年、トム・クルーズ主演、スティーヴン・スピルバーグ監督作「マイノリティ・リポート」で初の大作映画にも出演、ハリウッドでの地位を確かなものとする。この年は他にも、イギリスの新鋭リン・ラムジー監督の「モーヴァン」や、名匠ジム・シェリダン監督の「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」などにも出演、いずれの作品でもその感性豊かな演技力が絶賛を集め、女優として大きな飛躍を遂げる1年となった。「イン・アメリカ」ではみごと2度目のアカデミー助演女優賞にノミネートされる。その後も名優ティム・ロビンスと共演したSFドラマ「CODE46」で悲痛な運命に翻弄されるヒロインを熱演し再び高い評価を得るなど、ハリウッドで大いに注目を集める実力派若手女優の一人である。00年、俳優チャーリー・クリード=マイルズとの間に女の子が誕生した。