ロウソク

生と無の間をゆっくり 

いつからか現実感の無い世界
通り過ぎる風景を覚えてない

重ねるたびに間は省略されて
最短距離だけを求めて

夢を見なくなった

炎はくすぶる
ゆるやかな風にも揺れるほど

体は炎で溶けずに
蛍光灯に照らされて
ゆっくり腐ったように曲がってく

炎はくすぶり 揺れる
くすぶる炎で 影が揺れる


いつからか暗闇を好きになったのは
そんな弱い光でも 明るく感じれるから
自分の居場所がある気がして

いつからか僕達は
夜のなくなったこの世界で
居場所をなくしてる

あふれる物と情報と
人工のまぶしい光の世界で
生き方を忘れてる

炎をかき消す風を待ってる

生と無の間をゆっくり



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: