途切れる水


ここで途切れて止まった水は
もう淀んで濁るそのまま
映る空だけ透き通って
眩しく見えて仕方ないから
一人にしてよ
その笑顔が時々刺さる

心を破る冷たさで
過ぎる時間に揺れながら
もう一度見上げた

忘れるなんて出来ないよ
覆い隠した厚い雲から
漏れる光が刺さるから

偽りのままの命は今を無くし
あなたがもう居ない世界は
とても寒くて

思い出に変わるのも嫌だから
全てを残して
旅立とう


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