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怖い話というか怖い想像である。
昨日夜中、久々にジョギングに出る。
隣駅までの往復、約5Km強を30分かけて走る。
雨上がりでひんやりとしている。
人気のない通りをひとり走る。
前から来るOL風の女の人がすれ違いざまいきなり無表情で抱きついてきたらどうしよう。
傘を持ったサラリーマンのおじさんがフェンシングのように傘で突いてきたらどうしよう。
すれちがった女子大生風の女の子の打っていたメールの文面が「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね・・・」だったらどうしよう。
レンタカー屋の明るい店内をふと見たらバイトが血みどろの殺し合いをしていたらどうしよう。
前をフラフラ歩く痩せた髪の長い女を追い越した瞬間に奇声を上げて髪を振り乱して追いかけてきたらどうしよう。
シャッターを降ろした商店の前にいる小さい男の子が「私にしか見えない子供」だったらどうしよう・・・。
そんなことを考えながら、ひとり走る。