月のおと

2010.03.30
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テーマ: いい言葉(573)
カテゴリ: 小さい音
幸田文さんの対談集を以前に読みました。

幸田文さんは対談相手にあわせて豊富なお話をくりひろげます。
日々たくさんの感性の引き出しをお持ちなんですね。
幸田さんの想いの世界の広さ、豊かさ、感覚の美しさとするどさに読んでいて
ほぉっとします。


そのなかにあった「 白をおく 」ということ。


「  …いやな色といやな色の中に白を一つ、細い線で入れると、どっちにも
   つきがよくて、見る人もなだらかで、うまいけじめがつく…    」

はぁ~、ほんとうだ


それ以来、こころにとまってる言葉です。





先日友達宅でおしゃべりしてる私たちの横で
友達の中学生の息子さんが美術の宿題の、ステンシルで桜の絵を描いてました。
どまんなかに大きい桜が一輪くりぬかれた、青い桜(白でぼかしてます)。

絵の具をつけたスポンジでポンポンと絵に色をつけていくんですが、
その桜の葉の土台の色を黄色にしてあり、先生は黄緑を足してごらんと言われたそうで
黄緑をポンポンしたら、あらーなんかヘン。
そこで全体で使ってる白をポンポンしたら、ああらいいかんじ。うまくなじんだんですね。

白がメインではないけど、白が全体をうまくおさめてる。白が利いてる。

息子さんならでは発想の、青い桜。


葉の形や桜がとてもすきだという息子さん。
お母さん(←友達)フラワーアレンジメントの先生なんです。さすが友達の息子。

仲のいいお母さん(→友達)と息子の、絵をどうするかほほえましいやりとりに
少しわたしも参加させていただきながら眺めてました。

幸田文さんの「 白をおく 」はとても心に響いた話だったので







幸田文さんは、日本のすばらしき知恵の泉のようなかたです。





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Last updated  2010.04.08 20:56:41
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