つくね　　　　の　　　　日記

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2005/07/04

幸福の王子

(22)

テーマ：好きな絵本教えて下さい(712)

カテゴリ：カテゴリ未分類

私はこのお話が大好きなの。

ここからは「幸福の王子」の物語の内容。
知ってる人は読まずに無視して下さいな←予想以上に長くなったので(^_^;)

*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*

ある町に王子の銅像があった。
それは目にはルビー剣にも宝石が埋め込まれて体は金箔でできている
とても豪華で美しい銅像だった。
銅像の王子はいつも町の人を見ていた。
そして貧しい人困っている人を見ては

そんなある日王子の銅像の足元で休んでいた渡り鳥のツバメが
王子の涙に気づく。
王子はツバメに剣に埋め込まれている宝石を
困っている人の所へ届けるように頼む。
ツバメも先を急ぐ身だったので一度だけの約束でそれを届ける。
でも次の日王子はツバメに両目に埋め込まれているルビーも
困っている人へと届けるようにとお願いする。
目を失った王子はもう町の様子を見ることはできない。
目が見えなくなった王子にツバメは町で見たいろいろな話をする。
王子は困っている人が多い事に驚き、
そして自分の体に付いている金箔をはいで

渡り鳥のツバメは冬が来る前にこの町を離れなくてはならなかった。
でも王子の心に打たれて毎日毎日困っている人の所に金箔を届ける。
ツバメが王子の体の金箔を全部はがし終わる頃には
もう季節は冬になっていた。
豪華な銅像である王子の像は目に埋め込まれた宝石もない

そしてツバメは王子にさよならする時が来たことを告げる。
目の見えない王子はツバメは南の国へと旅たつものだと思っていた。
でも次の朝ツバメは王子の足元で静かに息絶えていた。。。

*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*

私が知ってるのはここまでだった。
　↑あくまで私の知ってるお話の内容が、です。

でもこの物語には続きがあったのね。。。←最近知ったの（笑）

みすぼらしい姿になった銅像を町の人は壊してしまう。
そして粉々になった銅像とツバメの亡骸はゴミ箱へ。。。

ある日神様が二人の天使に言った。
「この世で一番美しいものをもってきなさい」と。
二人の天使はゴミ箱から
王子のになった心臓とツバメの亡骸を神様に差し出した。
すると王子もツバメも生き返って、
その後天国の門番として幸せにくらしました。。。

あぁ。。。よかったよ。幸せになったんだ、と安心しました（笑）

いつも、絵本や童話を読むとすごく救われる。
そしていろんな事を考える。

小さい頃と違った感動があって
心が弱っているときに読むと心が穏やかになる。

自らを犠牲にして町の人の幸せを願った王子。
でも美しい外見がなくなると、
その存在さえ必要ないものとして捨てられてしまう。
心の中の美しさは誰にも見えない。
それがすごく切なくて悲しい。。。

見えない心をどうやって見たらいいのか、
その事を考えていた。

それにはやはり、、もっと自分が「見える人」にならなくては。。。
自分自身に対してすごく反省をしてしました。。。

この著者のオスカー・ワイルドの言葉

「この世には二つの悲劇しかない。

　　　　一つは欲しい物が得られない悲劇、

　　　　　　もう一つはそれを得てしまった悲劇だ。」

この言葉を聞いてすごくハッとしたの。

でも、、、逆を考えれば「悲劇」は「喜劇」になるんだよね、と。

得られないからこそそれを求めて追いかけることを楽しいと思えれば。

手に入れたからこそ味わえる気持ちを幸福だと思えれば。

「幸せになろうとする自分」が消えない限り

必ず幸せはやってくる、と私は信じています。

「幸福の王子」と書くと同じタイトルのドラマ（モッくんと菅野美穂が出てた）
と勘違いされそうだったので長々と内容まで書いた訳で。。。←ちなみにこのドラマは見てない

ここからは宣伝させていただきます（笑）

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