つくね　　　　の　　　　日記

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2008/02/18

たくさんのありがとう。

(28)

テーマ：暮らしを楽しむ(401216)

カテゴリ：暮らしを楽しむ♪

１月で今までいた職場を退職しました。

その会社は、私が今まで勤めた中で一番長く居た会社。

８年。

もっと長い年数を勤め上げている人もいるだろうけど。

その会社は自宅から車で１０分ととても近かった。

そして実家から車で２～３分の距離だったので

昼休みには実家でテレビを見ながらご飯を食べられた。

だからお弁当を作らなくて済んだし。

何よりも１人暮らししている母に

そして

『子供ができたとき販売職よりも事務職の方が負担が少ないのでずっと働ける。

こんな立地条件の職場だと子供ができても実家に預ける事ができる。』

そう思うととてもこれ以上はない、と言うほど願ったり叶ったりの職場で。

その会社は　社長。私。そして業務の人。

ほとんど外に出ている社長だったので事務所に居るのは私だけだった。

仕事は責任があって、

頼る人がいなくて、

自分の判断で色んな所に迷惑がかかったり。

滞りなく仕事が進む。

それがベストの状態で当たり前のこと。

聞き間違えや確認ミスがあって

そんな時は朝一でクレームがくる。

業務にも迷惑がかかる。

謝っても済む問題じゃなく。

でもどうする事もできない状態ばかりで。

自分のミスで業務にも迷惑がかかる。

だから業務の人も怖かった。

責める人は大勢いても、フォローしてくれる人は居なかった。

テツコは同じ職場にいても

会社自体は別会社だったからやっている仕事は全く違う。

力になるどころか彼女が私が居ない時に電話応対をすると

余計な仕事が増えて迷惑なだけだった。

でもそんな彼女は自分は仕事ができると勘違いしてるので

ありがとう、の、感謝の気持ち

全然そんな事は思ってもないのだが（笑）

それはテツコに対しては必要な気持ちだと自分に言い聞かせてすごしていた。

つくねさんが居ると安心。

さすが、つくねさん。

やっぱりつくねさんじゃないと。

その言葉を聞けるようになったのはここ数年。

私は会社でずっと１人で。

１人でここまで自分の場所を作ってきたんだ。

それって責任はあるけど悪くない、そう思ってた。

空いた時間でブログの更新も出来たし（笑）

でも。

転職を考えるようになったのはある人の言葉だった。

『いくら仕事がデキても女は子供がいなきゃ。』

あなたは仕事がデキるけど。デキる女は男から見ると可愛気がないのよ。
ちゃんと旦那さんの事を考えてるの？
ちゃんと旦那さんに甘えてるの？
それがちゃんと出来ていれば子供が居るはず。
あなた何歳？
やっぱり男は年を取ると子供が欲しいって言うのよ。
その時になってあなたが産めないと外に女作ってしまうわよ。
ちゃんと子供を作って旦那さんを繋ぎとめておかなくちゃ。
女の幸せは子供次第なのよ。
いくら仕事がデキたって女の幸せを逃していたら悲しいじゃない？

この会社にいて。

似たような事を言われた事はたくさんある。

そのたびに適当に交わしてきたし。

そう思いたい人にはそう思わせておけばいい。

１００人が私の事を不幸だと決め付けても

私自身が幸せだと感じられたらそれでいい。そう思っていた。

でも

この先この会社にいるあらゆるメリットを考えても。

これ以上の会社はないとわかっていても

私の精神が耐えられないかもしれない。　

そう感じた。

４０歳になっても５０歳になっても

｢子供ができない女｣とずっと言われるのだろうか

仕事がデキるようになればなるほど

年数が経てば経つほど

きっと精神的なダメージは大きくなるのでは。。？と。

一時の感情なんだろうか。

そう自問自答しながら、冷静にずっとずっと何ヶ月も考えた。

楽しい事を見つけながら。

そんな時裁縫にハマって。

久しぶりに会った友達の家に行ったとき色んな手作りのものがあった。

彼女は縫製工場で働いていて。

私がミシンにハマっていると言ったら色んなものを見せてくれた。

すごく上手で私はすごく感動した。

そんな私に彼女が言った。

｢だってプロだもん。｣

その言葉の響きが最高にかっこよかった。

私はこの数年間、今の職場にいてプロになれてるんだろうか？と。

この先ずっと今の職場にいて自分のプラスになることはなんだろう、と考え始めた。

確かにテツコのおかげで

クセの強い業務や取引先の人のおかげで

人間的にはかなり成長できたと思う（笑）

精神的修行はもぅいいのかも、と思い始めた。

そして｢空きがあったら働きたい。｣と熱望した。

｢好きな縫製の技術を磨きたい｣｢工業用ミシンを使いたい｣

｢何かを作る仕事をしたい。｣｢誰かの気持ちに残るものを作りたい。｣

彼女はすぐに工場長に聞いてくれた。

そしたら私の都合に合わせるので本当にやる気があるなら、とありがたい返事がもらえた。

見事に流れが出来て。

それは進むべき道なんだと嬉しく思った。

社長に会社を辞める事を伝えて。

そして迷惑がかからないように、と思って

社長の都合に合わせて、辞めるまでもかなりの時間がかった。

１月３１日。

それが退職する日。

その日が決まった時は嬉しくて嬉しくて。

言葉では表現できないほど嬉しかった。

飛び跳ねるほど嬉しい！と感じた自分にビックリしたぐらい（笑）

それと同時に　それほど精神的にキツかったんだな。。と泣けてきた。

退職の日が近づいてくると

なんだかちょっと淋しい気持ちにもなった。

引継ぎ作業をしながら

これも、あれも、どれも、私が作った資料で埋め尽くされていて。

わかりやすいように、ミスを減らすために、早い対応ができるように、

そう思って作った資料やファイルの山。

頑張ってたなぁ、、自分。。。。

会社に対して、従業員に対して、社長に対して（ついでに）テツコに対して

愛情みたいな、、そんな愛しい気持ちというか、

そんな言葉にできないいろんな気持ちにがこみ上げてきて

別れてしまうんだなぁ、、って淋しさがあった。

私が退職するのを知った業務の人は

何も私に言わなかった。

腫れ物に触るような感じ、、のような。。？（笑）

うちの会社は業務は事務所に出入りしないから会って話をする機会もないのだけど。

だから、、ちょっと怖かった。

何で辞めるのよ？

その言葉が誰かから出ると思っていた。

でもその質問をしてきた人は居なくて。

１月３１日

５時に仕事を終るとき。

業務の人が全員玄関先にゾロゾロとやってきた。

私に一言伝えたい、そう照れくさそうに言いながらみんな来てくれた。

｢ありがとう。今までお世話になりました。｣

｢たくさん迷惑をかけました。今までありがとうございました。｣

｢また。｣

らしい言葉ばっかりで。

なんだかくすぐったい気持ちになった。

最後に

｢辛かっただろ。キツイのによく頑張ったな。ありがとうな。本当にありがとう。｣

職長が言った言葉にこみ上げてくるものがあった。

よく頑張った。

こんなにたくさんの｢ありがとう｣をもらえる私は

すごく幸せだと泣けた。

今までいろんな出会いがあった中で。

ありがとう、で終った事って今までなかったかも。。。

そして

こんな経験ができる事を心の底から嬉しいと思った。

080131_2035~0001.jpg

社長から退職の日にもらったケーキ。
よくみると8の文字(*´∇｀*)（８年務めたので）

そんな感じで、、

明日から。。。縫製工場行きです。。。私。。。

まったりとした楽しい時間が終って、、ちょっと、、微妙に行きたくないというか、、

緊張するというか、、今まで団体の中で働いた事ないから不安というか。。。

って事で

つくねの日記

明日から

つくねの日記～｢あぁ野麦峠｣編～

に、生まれ変ります。。。（笑）
ああ野麦峠

１００円工女になるようにがんばるわっ(*´∇｀*)ﾉ

長いのに最後まで読んでくれてありがとう(*´∇｀*)

でもまだアズくんが帰って来てないので、夕食も食べてないのですわ。。。

明日寝坊しなきゃいいなぁ。。。(￣▽￣;)ｱﾊﾊ

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