つくね　　　　の　　　　日記

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2008/09/13

呼び寄せられて向かった場所。

(18)

カテゴリ：暮らしを楽しむ♪

朝、新聞を見ていた。

何となく目に入った催事の記事。

｢高橋まゆみ人形展今日から開催。初日はサイン会を行います。｣

高橋まゆみ、って、、誰だっけ？←人形展をいう言葉に反応が早かった

ネットですぐに調べる。くわしくはこちら→ 高橋まゆみ

あぁ。。。。見た事があるぅ。

とっても優しい感じのお人形さんだよね～～～♪(*´∇｀*)

と、思ったと同時にすぐに出かける準備をしていた（笑）

できれば開場と同時に入ってゆっくり見たい。

サイン会対象商品を購入すると整理券をくれるとの事なので

価格を調べて会場に向かった。

購入したのはこの本

お金は、、本当にないのだが、、、、(￣▽￣;)

こんな事に関してはサイフの紐がかなり緩んでしまうぅ。。。

チケット

８００円も出して入場したのだから、と

じっくりじっくりじ～～～～っくりと人形と会話をしていた。

開場したばかりのその空間は

まだ人もまばらで。

１人で出かけるとこんな時にゆっくりできて楽だなぁー。。。

作品を見て

ずっと見入っていると泣けてくるような優しい表情。

田舎のお百姓さん（農家というよりお百姓さんの響きが似合う）の

自然と共に過ぎる　たんたんとした日常。

お年寄りはみんな腰が曲がっていて。

その曲がった腰がとても愛おしいというか。

そして　当たり前のようにお天道様を仰ぐ。

その顔はみんな笑顔で。

タイムスリップしたかのような

その展示会場はすごく心地がよくて。

中でも、、じっと見てると泣けるので

サクっとしか見れない作品があった。

八重子

作品は撮影禁止なので写真集の一部から

この作品の傍らにはこの本が置いてあった。　

【内容情報】（「BOOK」データベースより）
思いもよらなかった夫婦の同時発病。
夫は胃がんが発見され摘出手術。
その直後、妻にアルツハイマー病の兆候が見え始めた―。
その後、夫は三度のがん手術から生還する一方で、妻の症状には改善の兆しが見られなかった。
自らも迫り来る死の影に怯むことなく闘病、そして献身的に妻の介護を重ねる日々…。
“三十一文字のラブレター”短歌約八十首を詠み、綴った、四千日余に及んだ老老介護の軌跡。

その本の見開きに載せられていた写真を作品にしたのだろう。

私は、、今よく耳にする｢家族愛｣って微妙に苦手な言葉で。

親離れ、子離れ、できずにいる家族。

依存しあうことを愛情と勘違いしてるようにも思えたりもして。

上手く表現できないのですが、、、、。

私の中では

他人をいかに愛せるか、が、生きていく課題というか。

だからですね、

何を言いたいのかというと、

夫婦間の愛情だとか　友達同士、師弟間、

動物もそうなのですが、、、

そんな血のつながりのない関係から

生まれてくる愛情、ってものに激しく心打たれる訳なのですよ。。。

今までも高橋まゆみさんの人形展示ってあったような気がする。

でも

入場料が高い、とか　思ったりして（笑）

そんなに足が向かないというか、

好きだけど、、うん。別に、、、。って思ってたような。

でも今回考えもせずに

行く事しか考えてなかった。

それもきっと何かに呼ばれてたように感じて

優しい。嬉しい。切ない。懐かしい。

そんな気持ち、

なんだか、変な表現かもしれないけど

ありがたいな、って思えたのです。

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