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六辺藤電二

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近鉄バファローズ 横溝正史 先生の作品を堪能した日でした。
私がじっくり読ませていただいたのは『 八つ墓村 』と『 犬神家の一族 』。
ちなみに小説ではなく「マンガ」でじっくり読ませていただきました(^^;;)。
読んでみて驚いたンですが、横溝先生の作品をマンガ化したものってけっこうあるンですね。。。
上述の2作品だけでも 長尾文子 さんと JET
そして、同じ『八つ墓村』なのにこの2人のマンガ家さんの作品に実は大きな相違があることに驚きました。
まずは長尾さんの『八つ墓村』ですが、これは主人公の金田一耕助が「狂言回し」と言っても良い様な状態で、ほとんど事件にまきこまれてしまった寺田辰弥が主人公の様な作品でした。
もちろん、次々と起こる連続殺人とそれを解き明かしていく過程は見事に描かれているのですが、それ以上に「洞窟の中の財宝探し」の方に重きが置かれているような出来となっていました。
また、辰弥と典子のロマンスに多くのページが割かれているなど、原作こと小説から入った人にとっては「エ!」と思う場面が多く、そっちからきた人だと「別物」に見えるのではないかなと思いました。
それに対してJET版の方は、本編とも言うべき連続殺人についてのページを多くさいていて、洞窟の中の出来事に関してはほとんど刺身のつま的な存在でした。
ただ、反面犯人の最後についてはチョッとあっさりしすぎているかなと思いましたが、その分、ラスト以前では犯人の存在感が充分あり、しかも謎解きの寸前までそれがまったく分からない状態の仕上がりでした。
そのため、『八つ墓村』をチョッと読んでみたいという初心者にはJET版の方がおススメかなと思いました。
ただ、長尾版ではJET版で端折られている部分が丁寧に書かれていたりもしまして、この両作品を読んで原作1本分が堪能できるのかな、そんなことをふと思いました。
そして、同じ作品なのにいくつものパターンでマンガ化が可能である横溝先生の作品の奥深さを感じました。
来年は先生の没後30年、そして再来年は先生の生誕110年と言う節目の年でもあったりします。
これを機に原作の方にもチョッとチャレンジしてみたくなりました。






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Last updated  2010.12.23 08:38:50 コメント(2) | コメントを書く
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