北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2021.02.07
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カテゴリ: トラウト
文献なんて何書いているかサッパリわからんですわ。
と、思ってる方!!!
諦めるのは早いですよ!!頑張って読みましょう(⌒∇⌒)

サクラマスの見方が変わる非常に興味深い文献。


サクラマス類似種群は4亜種








冒頭で書きましたけど、文献って自分が釣りを楽しむ上でのヒントが沢山散りばめられています。
当然釣りに役に立つことも立たないことも沢山ありますが、沢山難しいことを書いている中に宝物のようにある、たった一つの一文に衝撃や感動を覚えたりすることはよくあります。


実は私がココ最近一番感動を覚えた文献があります。


鹿児島県自然環境保全協会のホームページで見つけました。(クリックで飛びます:PDFファイル)
↓↓↓
サクラマス類似種群 4 亜種における Cytochrome b 全域(1141 bp)解析による 6 つの遺伝グループの生物学的特性と地理的遺伝系統(Iwatsuki et al., 2019 の解説)
岩槻幸雄 1・田中文也 2・稻野俊直 3・関 伸吾 4・川嶋尚正 5

出典元:Nature of Kagoshima Vol. 47






最初にちょっとだけ生物の分類に関して知識を入れておくとさらにわかりやすいです。

時間を掛けてゆっくり読んでも20分あれば十分です。
サクラマスフリークな皆さんにも是非読んでいただきたいのですが、途中、あまり聞きなれない言葉が出てくるかもしれません。

しかし、そこで諦めないで ゆっくり、ゆっくり、一文一文噛みしめながら読んでみて下さい。
この手の文章は多少の慣れが必要ですので読んでる内に色々とわかることがあると思いますよ。

この先もサクラマスやアマゴなどの釣りをする方は、この文献を読むと今後もっと釣りが楽しくなるかもしれませんね。


やっぱり無理だーって思わない頑張って読んで下さいね!





ちょっと話それますけど、少し前にロシア人のお友達から連絡が来ました。

元気かい?って来たんですけど、彼女と話していたら、私も知ってるロシア人の知人二人が10月にコロナに感染したようです。
しかもまだリハビリ中だとか。

まじかーと思ってリハビリをしている方の娘さんである、ピチピチロシアンギャルのアナスタシアちゃんにフェイスブックでメールを送ったら大丈夫と言っていましたが、世界各国で猛威をふるっていますね。





おっと話がそれました(^^;

で、その時言われたのが、某生物の国際会議にリモートで出席しないか?と。モスクワ大学主催でそれに乗っかる学会なんですけど、正直悩んでますよ。



↑モスクワ大学 めちゃめちゃデカイです



メンツを見ていたのですが、ロシア人が非常に多い学会だと、もう何しゃべってるかわからんのですよ(笑)

しかもリモートとなると 日本時間の夕方から始まって終わるのが夜中!



それに併せて、中国からも論文や研究成果が届いたのですが、これもまた容赦なくオール中国語なんですね。んーーーー。何書いているかよくわからないです(笑)
しかし、ロシア、中国の研究職の方ってとんでもない勉強家ですね。
会議でも欧米諸国の人たちがウンウンって話聞いている時、メチャメチャメモとってたりしますし、本当に朝から晩までバリッバリとんでもない仕事量をこなしますね。
日本人の普段テレビで感じるイメージと少し違うかもしれませんね(^^;


さて、リモートなので、知り合いの韓国研究者に声をかけてくれとか色々言われ放題なんですが(もうアジアは一緒みたいな感じです)、ここでハプニング。出席費用に500ロシアンルーブルがかかると。

実は日本や、中国、韓国からロシアへの送金って結構難易度が高くて、これ、ムリゲーじゃないの?って思ってたらやっぱり特別に免除するって連絡来ましたよ(^^;

色々な国の人が集まると言葉や決まり事の壁って言うのは高いです。





って、ことで日本の文献は読むだけならわりと難易度低いかな。

研究されてる方はとんでもない労力がかかってますからね。結果だけ見られるってある意味、とても幸せなことですよ。






話は戻りますが、私もこの手のサクラマスの仲間って、亜種で言うならサクラマス、アマゴ、ビワマス、タイワンマスぐらいかと思ったのですが、6つの遺伝子グループがあるとは!!!



b 全域(1141bp)解析による6つの遺伝グループの生物学的特性と地理的遺伝系統(Iwatsuki et al., 2019 の解説)
岩槻幸雄 1・田中文也 2・稻野俊直 3・関 伸吾 4・川嶋尚正 5
Nature of Kagoshima Vol. 47




また、ロシアとかそちらから日本に来たのかと思っていたのですが、


引用:サクラマス類似種群 4 亜種における Cytochrome b 全域(1141bp)解析による 6 つの遺伝グループの生物学的特性と地理的遺伝系統(Iwatsuki et al., 2019 の解説)
岩槻幸雄 1・田中文也 2・稻野俊直 3・関 伸吾 4・川嶋尚正 5
出典元:Nature of Kagoshima Vol. 47

と書いておりました。


薄っすら何かで読んだことがありましたが、九州地方に最初に来た可能性が高いとは!!!

比較的水温が冷たいところを好む魚かと思いきや、意外や意外!!!氷河期のせいですかね~。


とりあず、私はグループB群しか釣ったことはありませんが、その中でも大きい個体を釣ってみたいですね。北海道でアベレージが最強にデカイDNAを持ったサクラマスがいる河川ってどこなんでしょ??
大体の話は以前ご紹介しましたが、北海道の河川別でどなたか調査して下さいませ(笑)
北大水産学部の学生さんとか調べてくれないかな(⌒∇⌒)


しかし、生物の分類って非常に難しいです。
私たちの業界でもいまだにころころ、変わったりします。

先日もカナダの方がこの生物はこっちの分類だ!!って言いだしたのですが、他の方がイヤイヤそれはないでしょ!って話があったばかりです。

いずれトラウト業界でも大改造があるかもしれませんね~(・∀・)ニ


個人的にはコロナが落ち着いたらロシアのモンスターシーマであったり、イトウも狙いに行ってみたいところです。

まとめ


そのうち6亜種とかになったりする日は来るんでしょうか?
さて、今回は私のブログなんかよりご紹介させていただいた、文献を読んでいただいたので軽めに(笑)
いつも色々な方の文献の美味しいところだけ、中学生ぐらいなら簡単にわかるように説明してまいりましたが、たまには自身で頑張って読んで下さいませ(⌒∇⌒)






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Last updated  2021.02.07 14:54:05


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