北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2021.03.17
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カテゴリ: 小ネタ
​​​サケ釣りすら飛ぶ鳥を落とす勢いのサクラマス釣りですが、最近ネットなんか見てても生で食べる方が本当に多いんだな~と実感しております。
でも、できるだけ安全に食べたいですよね。
今回はそんなお話です。

サクラマスの広節裂頭条虫の感染率って?


高確率?広節裂頭条虫感染率。

以前もとってもタメになる論文を参考に記事を書かせていただいたのですが、




今回もちょっと似た記事になります。

前回ご紹介させていただいた、論文と結果は微妙に異なっています。


参考にさせていただいた文献
↓↓↓(クリックでJ-stageホームページに飛びます)
日本における広節裂頭条虫症の疫学 主としてサクラマスの感染を中心に
大島智夫・若井良子 横浜市立大学医学部寄生虫学教室 1982.10.21



これは横浜市魚市場に入荷するサクラマスについて、1977年から1982年の間日本海を回遊する3年魚、4年魚の物を調査し、その広節裂頭条虫の感染状況を調べた物です。



この文献にはこう書かれています。

広節裂頭条虫プレロセルコロイドの年度別サクラマス寄生況について

Table1に見られるように予想以上に高率であった。サクラマスの感染率は1977年26.6%,1978年48.4%,1979年25.0%,1980年15.9%,1982年30.6%とほぼ安定している。1978年だけが異常に高率だがその理由は全くわからない。6年間の傾向を見るとおおむね20%から30%の間を上下しているように見える。
引用:日本における広節裂頭条虫症の疫学 主としてサクラマスの感染を中心に 大島 智夫・若井良子 横浜市立大学医学部寄生虫学教室 1982.10.21


とのこと。

誤差はありますが、 20%~から30%の間が広節裂頭条虫の寄生率 となりそうです。


また、寄生密度については、

全体のサクラマス感染率は30.2%であり,プレロセルコイド寄生状況は1~2隻が寄生魚の半数以上を占めていたが,5隻以上の濃厚感染魚も少数見いだされ,最多28隻を記録た。おおむねサクラマス1尾に平均してプレロセルコイド1隻前後寄生していることになるが,この密度分布はボア リン分布をしていない。
引用:日本における広節裂頭条虫症の疫学 主としてサクラマスの感染を中心に 大島 智夫・若井良子 横浜市立大学医学部寄生虫学教室 1982.10.21

と書かれていました。


ちなみに!!!

アニサキスのような寄生虫は1匹と言う表現は本当はしません。「隻(せき)」です。

ちょっと知ってると、鼻高かもしれませんね(^^;
(※ブログではわかりやすいように匹で書きます)



と思った方が良いかと思います。
また、その分布は



大島 智夫・若井良子 横浜市立大学医学部寄生虫学教室 1982.10.21


とされ、 体の背部の後半に多い 事がわかります。

サクラマス3匹に1匹に寄生しているとして、1匹でマス寿司を10個製造するとなると、20~30個程度に1個寄生している物が紛れ込む計算になるそうです。



日本海広節裂頭条虫は武将真田信繁(幸村)と縁のある平らな紐の「真田紐」に似ていることから、サナダムシと言われているみたいですが、なんか、真田さんにとっては微妙ですよね(笑)

まとめ

さて、色々書きましたが、以前書いた記事も考慮すると、サクラマスに寄生虫は種類は違えど全身にいますね(^^;
ただ、育った河川にの違いによっても状況は変わりそうです。
食中毒にならないようにしっかり冷凍して噛んで食べて下さいね(⌒∇⌒)
大島さん、若井さんありがとうございました♪



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Last updated  2021.03.17 10:20:21


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