北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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氷河一児のパパ

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2022.01.11
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カテゴリ: トラウト
​​サクラマスが各地でポコポコ釣れ始めているようです。
今日は真冬のサクラマス釣りについてちょっと語ってみましょうか。

冬のサクラマスは苫小牧~津軽海峡だけじゃない?



やはり一番は苫小牧から津軽海峡だけど

さてさて、ポコポコ釣れてるサクラマスですが、やはりみなさんの本命は春のモンスターサイズ!!って言うのはド定番なお話(笑)

それでも、あの綺麗な魚体見たさにサイズは置いといてもやはり釣りたいものは釣りたい!って方が多いのかな。



ではなんでこんな時期にサクラマスが釣れるのでしょうか?

って記事を過去に素晴らしい資料をもとに書かせていただきました。




では、サクラマスってこのエリアしか釣れないの?って話なんですがそうではありませんね。


実は北海道沿岸の殆どエリアにいることはいるんです。

面白いことに、 ​〇〇川のサクラマスはこの時期このエリアに多くいる​


※詳しくは上の過去の記事で紹介させていただいている文献をご覧ください)


今時期だとオホーツクエリアから根室から太平洋にかけても地味にいるエリアでしょ!!

って方も多いかと思いますが、 私が注目してるのが稚内・礼文・利尻方面。



この地方は真冬(2月ぐらい)に狙って釣れちゃったりします。

ただ、遊漁船なんかあまりありませんし、冬の海は荒れっぱなし、釣り人がこぞって行くようなエリアではないのでそれほど有名ではないかもしれませんね。


さけ・ます資源管理センターニュース No. 14 2005 年 3 月号によれば、この 宗谷付近に9月から12月にいるサクラマスは斜里川、徳志別川、天塩川、石狩川、尻別川などの魚 だったそうだ。(放流したものだけど)


魚の標識について

河川別に魚を見分ける方法は色々あると思うのですが、有名な物の一つとして ​温度標識​ と呼ばれるものがあります。

これは発眼卵や仔魚期に冷たい水温につけることで耳石に線のような模様がつきます。

で、 この模様の間隔を複数変えることで、どの河川の魚かわかってしまう んですね~。





他にも私が見たことあるのが アリザリンと呼ばれる染料を使っての標識

チラっと聞いた話ではほんの少しだけお高い染料らしい(笑)


何で、こんなの知ってるのかというと、有識者からアリザリンを綺麗サッパリ漂白したいから良いものない?もし持ってたら欲しいんだけど?って話持ちかけられたことがあったんですな(^^;

えーなにそれー?アリザリン?教えてー?って言って教えてもらったんですけど(笑)




さけ・ます資源管理センターニュース No. 7 2001年9月


で、その標識のお話しの続きですが、1999年4月に千歳事業所が放流したサケ稚魚の耳石標識情報は下図のようになるそうだ。​


何が書いてるかサッパリわからないでしょ?(笑)

でも、詳しい情報はRBr code、Hatch codeなんか勉強すると色々わかるかもしれませんね。





引用:​さけ・ます資源管理センターニュース No. 7 2001年9月


ちょっと勉強したら農林水産省が公開している↓のような物を見たらいつもと違うような世界が見えると思います。(釧路川・余市川・静内川などのサケの情報です)
(4) 親魚耳石標識確認調査

もっと、詳しく魚のこと勉強したい!チャレンジしたい!って方は参考までにどうぞ(笑)

まとめ

何でパッと見全て同じに見えるサケマスが、どこの河川出身かがわかってしまうのか?
理解できました?
研究者はここでは全てご紹介できませんでしたが、色んな方法で識別しているようですね。
それでも、一つ一つ調べるって凄い重労働です。なんて大変な仕事なんだろ(;´∀`)


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Last updated  2022.01.11 10:19:10


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