北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

PR

Profile

氷河Ω

氷河Ω

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

2023.08.13
XML
カテゴリ: トラウト

カラフトマスの資源が減少した理由の一つとして。



放流時期に影響があった?

カラフトマス釣り、各地で撃沈情報が相次いでいますね。

確実にその数は少なくなっているでしょう!!!


でもなんで?

ってみなさん思ってらっしゃると思うんですが、私もその一人。


やっぱり水温だよね~!!なんてド素人考えでいましたが、そんな時、国立研究開発法人 水産研究・教育機構のSALMON情報第17号を読んでいました。






すると非常に興味深い研究結果が載っていたのです。


ネット調べたら公開されていました。
↓PDFファイルです。
カラフトマスの採卵時期及び育成条件の見直しによる放流時期の適正化
羽賀正人 増川則雄




実は私の勉強不足だったんですが、 カラフトマスって昔シロサケと同じ時期ぐらいに遡上していた んですね。


何でそうなったのかと言うと、

カラフトマスのふ化事業で、サケの定置網と競合を避けることを目的に、早い時期に来遊する資源造成に取り組み、1980年代よりも2旬ほど早まって今の8月下旬から9月上旬になったそうです。

で、現在のふ化放流事業は自然再生産魚より早くに放流していると考えられていて、その因果関係を調べ、回帰時期、回帰数の違いについて検証した研究結果がこの資料に掲載されています。


でですねぇ、どんな検証かと言うと、遠音別川で早く放流する群れと、遅く放流する群れについて、回帰した結果を見てどんな事がわかるか?という事なんですが、誤解をなるべく招かないように言うと、放流時期を一週間から二週間程度遅くした群れは、 指定河川回帰率が前期群より2倍から8倍高くなっていた とのことです。


ほうほう、これは興味深い。

ちなみに、カラフトマスの放流適期をサケにならい沿岸水温5℃と到達の時期としたそうですが、こうして少しずつ資源が回復するような研究が進んでいるのですねぇ。


ただ、全てが放流時期が早いから資源が減った。

と言うワケではなく、要因の一つ、そうした方が回帰率が高くなる、ぐらいな考えかと思いますが、またいつ行ってもも釣れるカラフトマスの時代が来たら良いなぁなんて思ってしまいました。



まとめ

今年はカラフトマスとっこしてサケの方が?なんて噂もありますが、私個人は少しライトタックルでゲーム性ちょっと高めなカラフトマス釣りが大好きです!
9月上旬に行っちゃおうかな?








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.08.13 09:06:46


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: