四 季 折 々 (俳 句)

 四 季 折 々 (俳 句)

2019年07月05日
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カテゴリ: 夏の歳時記
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大山寺へは長い石段を登り、お参りをした。大神山へは登らずに左手の脇道を下った。途中「無名の橋」があり、仲間が無名ではなくちゃんと「無名」と名がついているなどと皆を笑わせた。坂の敷石は濡れて滑りそうであったが無事下ることができた。坂が終わった左手に「暗夜行路」の碑が建っていた。碑はご覧の様に苔が茂り、背景の山毛欅林は夏霧に包まれていた。

『暗夜行路』は志賀直哉の唯一の長編小説である。大正10年に、雑誌・「改造」に前編を発表してから16年たった昭和12年にやっと奈良の自宅で書き上げた。

 主人公の時任謙作は、祖父の妾だった女性と分家住まいをしながら気ままに暮らす作家志望。旅先の尾道で自分が祖父と母との間に生まれた不義の子であることを知らされ衝撃をうける。その重い心は京都で見初めた直子との結婚で和らぐのだが、留守中にその直子が幼なじみの従兄弟と過ちを犯したことがわかってまた悩む。許すべきであるのに許しえないことへの葛藤。謙作は山陰の旅に出る。
大正3年のひと夏、志賀は大山で過ごした。その思い出が「暗夜行路」のヤマ場として描かれる。小説にも実名で登場。志賀が滞在した宿坊「蓮浄院」を訪ねたかったが時間の都合で断念した。その蓮浄院の裏手に登山口があり、謙作たちが登った大山への登山道である。

​苔茂る「暗夜行路」の碑にまみゆ​



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​俳句・夏・植物、苔茂る、・大山寺・志賀直哉『暗夜行路』​ ​​​





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最終更新日  2019年07月05日 16時00分08秒
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