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7 3 山崎- 9 伏見
村上兄、平原、海老根、友和の順で周回。
赤板で友和がゆっくりと前を抑えると、村上兄はすんなり下げる。
平原は動かず7番手。海老根も動かず最後方。
友和は後ろをしきりに警戒しながら、一本棒で鐘。
村上兄と平原は、お互いに牽制し合うような形で動かず。
最終ホームから友和がスパートし、変わらずの一本棒。
最終2角で、村上兄が渾身の捲りを仕掛けるが、
番手無風で余裕の山崎がギリギリまで溜めて、最終3角から番手発進。
村上兄は捲り切れず後退するも、村上弟が伏見を決めながら踏み上げる。
関東コンビと海老根は後方で苦しく、直線は福島コンビと村上弟の争い。
粘る山崎を、外を懸命に踏む村上弟が捕らえたかと言うところでゴール。
写真判定に持ち込まれるも、微差で村上弟が先着。
今回は着順で一人ずつ振り返ります。
1着: 7
村上博幸
まずは、おめでとう!
兄の背中を追いかけ、苦しい時期もあったと思います。
前夜祭では煮え切らないコメントを出していましたが、
本番が近づくに連れ、スッキリとした表情になっていきました。
今年は何度も連係した兄貴を信頼し、付いて行くのみ。
仕事をする場面があれば、もちろんそのつもりだったかとは思いますが、
勝利への執念は、正直なところ想像していた以上でした。
直線の伸びは、今までの中でも最高のものだったと思います。
近畿を代表する追い込みから、輪界を代表する追い込みへと、
確実にクラスチェンジした一戦でもあったと思います。
来年は更に真価が問われる年になります。
2着: 3
山崎芳仁
最終ホームで無風の番手。
この時点で、見ている者にとっては山崎か伏見の優勝だなと思いました。
すんなり番手捲りの展開かとも思いましたが、
早くから出てしまえば、後ろの伏見にまた食われてしまう。
そんな気持ちが、やや躊躇させたんじゃないかと思います。
北日本の誰かが優勝すればいい。
まぁ、逃げた友和は難しいにしても、自分か伏見が優勝すれば・・・、
くらいの気持ちで、もう少し早めに番手捲りを打っていれば、
間違い無く、どちらかの優勝だったと思います。
勝てば1億円の頂上決戦。
GPタイトルも喉から手が出るほど欲しい気持ちは分かりますが、
ラインから優勝者を出すと言う、基本的事項と言うか、
格好良く言えば絆の差が、近畿との決定的な差ではなかったかと思います。
3着: 9
伏見俊昭
ハッキリ言ってしまえば、何もせずに付いてただけでした。
今更伏見に横の強さは求めませんが、
ほんのちょっと村上弟を横に張っていれば、山崎の優勝だったでしょう。
ここにもやはり絆の差。
自分が勝ちたいと言う気持ちが強すぎた結果だったと思います。
4着: 4
市田佳寿浩
切り替え策も匂わすコメントでしたが、
蓋を開ければ、やはり近畿は鉄の結束でした。
前の村上弟の執念が強すぎただけで、この展開で4着なら上々でしょう。
5着: 5
海老根恵太
単騎での立ち回りが注目されましたが、まさかのバック9番手。
選手紹介から、気持ち武田の後ろに付けるような感じでしたが、
こんな最悪の展開は、本人も予測していなかったはずです。
出たとこ勝負とは言っても、あまりにも人任せにしすぎで、
競輪祭を制した時のように、
もう少し自分で動いてレースを作って欲しかったです。
6着: 1
武田豊樹
平原に全て任せていたので、仕方ないと言っちゃそれまでですが、
武田にとっては最低最悪のつまらないレースになってしまいました。
最終ホーム8番手で、前も動ける気配無し。
これではどうにもなりません。
7着同着:2村上義弘
今日は作戦通りのレースが出来たと思います。
前受けは予定調和で、中団を取れればそのまま捲り勝負。
縺れるようなら、強引に叩く競走だったかと思います。
必ず見せ場を作る辺りはさすがの一言で、弟の優勝の立役者。
力は及びませんでしたが、弟が見事に応えてくれ、
一番喜んでいるのは、間違い無く兄貴でしょう。
7着同着: 6
佐藤友和
抑え先行で、誰も粘らず番手は無風。
鐘くらいで腹は決めたはずで、後はどこまで粘れるか。
友和は100%自分のレースはしました。
またGPに乗るチャンスがあったら、次こそは勝つ競走が見たいです。
9着: 8
平原康多
体調面が・・・の言い訳は通じないほどの酷いレースでした。
友和より先に動いて位置を取りにいく事も出来たはずだし、
友和が流しているところを仕掛けるチャンスもあったはずです。
それが、何も出来ずに後方に置かれ、村上兄にも睨まれ全く動けず。
付けた武田が不憫すぎます。
このままズルズルとフェードアウトしそうな予感もします。
メンバーが決まり、徐々に気持ちが高まりGP発走でピークになる。
やっぱり、12月30日の雰囲気は何度味わっても最高です。
車券の方は、2007年の悪夢再び・・・と言った感じでした。
友和先行で山崎無風なら諦めると書いた通りの買い方だったので、
鐘くらいで車券はほぼ諦め、後はレースを楽しもうと切り替えました。
村上弟の執念の追い込みは本当に痺れました。
村上兄弟の走りは観る者を熱くさせます。
そんな村上兄弟のホームバンクでもある、向日町競輪場は、
来年度で廃止が決まってしまい、これはもう覆らないと思います。
今年も色々あった競輪界ですが、少しでも盛り上がるように、
選手もファンも、もう少し意識を高めて行かないとダメでしょう。
今年も一年間、お付き合いありがとうございました。また来年もマイペースでやっていきますので、よろしくお願いします。