自費出版本に米国から注文



国立国会図書館法という法律の存在を、1年ほど前の天声人語で知った。図書館員が週に千冊の新刊書を集めているが、それでも出版物の8割にしかならない。自費出版、社史の類が、集まりにくいという。

私は、昨年春、私の家の300年史について自費出版で30冊発行した。沢山の人に読んでもらいたいとは思わないが、100年、200年、保管できたらとは思っていた。そこに天声人語の情報であった。渡りに船、と早速納本をした。お礼状が届き、そしてまもなく日本書誌録が届いた。

そして14日、自民党前副総裁の金丸氏が議員辞職を表明したその日に米国議会図書館からの注文状が某出版貿易会社から届いた。その夜の我が家の食卓は、民主主義の勝利と、海外からの私の処女作に対する注文にわいた。ジュースでの乾杯も楽しかった。

誰もが本を出版できる世の中である。後世に残したい本は是非、国会図書館への納本をお勧めする。


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