つつみくんのLinux記

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November 14, 2007
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カテゴリ: Linux記
Ubuntuをインストールしてあるノートパソコンのハードディスクが空いているので、Windowsをインストールすることにしました。(年賀状だけはWindowsの年賀状ソフトで印刷しているので・・・(^^;))

LinuxとWindowsをデュアルインストールする場合には、先にWindowsをインストールしておいてから、空いているところにLinuxをインストールするほうが簡単なのですが、逆の手順になると、ちょっと難しいのでした。

というのも、最近のLinuxはOSを起動するのに、GRUBというブートローダーを使っているので、Linux以外のOSも手軽に起動できるようになっています。

そして、Windowsを先にインストールしておいて、後からLinuxをインストールすれば、たいていは、起動時にGRUBの選択画面が出てきて、WindowsとLinuxのどちらを起動するかを選べるようにしてくれるのでした。(^^)

しかし、Windowsを後から入れると、NTローダーというブートローダーが入ってしまうので、そのままではWindowsは起動できても、Linuxは起動出来ないのです。

案の定、私のノートパソコンもWindowsしか起動出来なくなってしまいました。(><)

それもそのはず、NTローダーというのは、マイクロソフトが作った、Windowsを起動するためのブートローダーなので、当然、Linuxはサポート対象外になっています。(^^;)

Linuxをもう一回インストールするというのも、簡単な解決法方なのですが、とりあえず、GRUBだけをインストールしてみることにしました。(だめならLinuxを再インストールすればいいので・・・)

まず、ハードディスクから起動してしまうと、Windowsが起動してしまうので、LiveCDから起動するようにしてみます。



しかも、Puppy Linuxのシステムメニューの中には「Grub bootloader config」というGRUB設定ツールが入っているではありませんか!

さっそく、起動してみると、simpleとexpertから選ぶようになっていました。

GRUBCONFIG

とくに、特別な設定はしないので、simpleを選んでみると、画面の解像度を聞かれましたので、1024x768x64kを選択してみます。

すると、GRUBの設定ファイルをインストールするパーティションを入力する画面が出てきました。

Grub Config boot partition

GRUBのメニューなどの設定ファイルは、通常、/boot/grubディレクトリの中に保存されますので、/bootディレクトリがあるパーティションを入力するようです。

これは、GRUBがext3などのファイルシステムを読み取ることが出来るということで、この辺が今までのブートローダーとひと味違うところですね。(^^)

とはいえ、通常は一つ目のパーティション/dev/hda1にあるはずですので、/dev/hda1を入力してみます。

次にGRUBをどこにインストールするか聞いてきます。

Grub Config MBR

NTローダーは、マスターブートレコード(MBR)と呼ばれる、ハードディスクの一番先頭に書き込まれてしまっていますので、MBRを選択しました。(「多分危険」とかいてありますが・・・(^^;))

いざとなったら、Linuxを再インストールすればいいですし、ここは思い切って「OK」を押してみました。

これで、準備完了!・・・いざ、書き込みを開始すると・・・あっけなく終わりました。



そして、メニューには、Ubuntuの起動の項目がありますので、それを選択してみると・・・なにやら起動の途中で止まってしまいました。(><)

やはり、Puppy Linuxのツールなので、Ubuntuを起動するにはオプションが違っているかと思い、Puppy Linuxで起動し直して、/dev/hda1の/boot/grubの中をみてみると・・・Ubuntuのオリジナルのmenu.lstがmenu.lst.old.3883という名前でバックアップされていました。(3883という数字は毎回変わるようです。)

そこで、
mv menu.lst menu.lst.puppy
mv menu.lst.old.3883 menu.lst


あとは、先程のmenu.lstの中にWindowsをブートする設定を追加すれば良いのですが・・・Ubuntuのmenu.lstには、Windowsの設定のサンプルがコメントとして書かれていました。

# title Windows 95/98/NT/2000
# root (hd0,0)
# makeactive
# chainloader +1

これが、Windows起動の設定なので、このコメントの「#」を外して、Windowsがインストールしてあるパーティションの番号4から1を引いた数(0から始まるので)をhdのふたつ目の数字に変えてみます。

title Windows 95/98/NT/2000
root (hd0,3)
makeactive
chainloader +1

これで、Windowsも起動メニューに出てくるはずです。(ひとつ目の数字はハードディスクの番号です。)

このように、GRUBはメニューファイルを直接編集するだけで、起動方法がいろいろと変えられるので、今までのブートローダーと比べても、とても簡単なのでした。(^^)

そして、再起動すると、Windowsの項目がメニューに表示されるようになっています。

さっそく、.windowsを選択してブートすると、ばっちりWindowsが起動しました。(^^)v

もしかすると、もっとスマートな方法があるかもしれませんが、GRUBをインストールしたあとに、いきなりmenu.lstを戻して編集してしまえば、この方法でも一回でデュアルブート化できますので、GRUBの仕組みも、なんとなく分かって面白いかもしれません。

それにしても、Puppy Linuxはいろいろと便利です。トラブルが起こる前に一枚作っておくと良いかもしれませんね。(^^)

(つづく)





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最終更新日  November 14, 2007 11:52:51 PM
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Re:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
シノブ さん
おお~わかりやすいですね。
私は今のところデュアルブートにする予定はないんですが、自分の/boot/grubの中身も見てみたりして、勉強になりましたー。

>いざとなったら、Linuxを再インストールすればいいですし、ここは思い切って「OK」を押してみました。

私はLinux使うようになってからこの感覚が培われました(笑)。いざとなったら入れ直しゃいいから、なんでもやってみちゃえっていう。
良く言えばチャレンジ精神旺盛になったと言えますが、逆に、おかげでかなり無謀なこともしょっちゅう・・・(笑) (November 15, 2007 06:40:11 AM)

Re[1]:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
つつみくん  さん
シノブさんこんにちは(^^)

>おお~わかりやすいですね。
>私は今のところデュアルブートにする予定はないんですが、自分の/boot/grubの中身も見てみたりして、勉強になりましたー。

ありがとうございます。(^^)
GRUBはとっつきづらい印象があるのと、正常に起動している時はぜんぜん中身を見なかったりするので、自分でも書いていても、かなり勉強になりました。(^^;)

>>いざとなったら、Linuxを再インストールすればいいですし、ここは思い切って「OK」を押してみました。

>私はLinux使うようになってからこの感覚が培われました(笑)。いざとなったら入れ直しゃいいから、なんでもやってみちゃえっていう。
>良く言えばチャレンジ精神旺盛になったと言えますが、逆に、おかげでかなり無謀なこともしょっちゅう・・・(笑)

Linuxはアクティベーションもないので、何回入れなおしても自由なところが良いですね。(^^)

それに、定期的にバージョンアップしてくれるので、私の場合、なにかあったらバージョンアップ・・・というか、そろそろバージョンアップしてもいいから、無謀なことにチャレンジしてみようということが多いです。(^^;)

それにしても、Linuxのインストーラーは、手動でやろうとすると、かなり複雑なことでも、さらっと設定してくれたりするので、便利ですね。(^^)♪ (November 15, 2007 11:02:43 AM)

めっちゃ分かりやすいね(^-^)/  
だいちゃん さん
普通ってマスターブートレコードの先頭部分の中のさらにブートローダーという第二の先頭の部分が・・・肝だったんで僕なら思いっきりMBRに選択しちゃうでしょう。

root(hd0,0)って言うのはhda1を意味するんだったっけ?ここら辺があやふやです。LPIC201の内容なのに。 (November 15, 2007 07:02:05 PM)

Re:めっちゃ分かりやすいね(^-^)/(11/14)  
つつみくん  さん
だいちゃんさんこんばんは(^^)

>普通ってマスターブートレコードの先頭部分の中のさらにブートローダーという第二の先頭の部分が・・・肝だったんで僕なら思いっきりMBRに選択しちゃうでしょう。

ブートストラップローダーのことですかねぇ・・・もしかすると、MBRを選択すると、思いっきりGRUBで上書きしてしまうかもしれませんが、この場合はメニューファイルをきちんと編集すればブート出来るようになりますので、セーフでしたね。(^^;)

>root(hd0,0)って言うのはhda1を意味するんだったっけ?ここら辺があやふやです。LPIC201の内容なのに。

そうです。(hd0,0)がhda1、(hd1,0)がhdb1、(hd0,1)がhda2・・・という感じで増えていくはずです。(^^)

最近のディストリビューションだと、ブート後はIDEでもsda1になっちゃったりしますが、ノートはIDEに1台しかハードディスクが付けられないので、その場合、どのように増えていくかは、まだ検証できてません。(^^;) (November 15, 2007 10:10:54 PM)

こんばんは  
Goro さん
不精な聴講生のGoroです。いつもお世話になります。
GRUBやLILO(Linux Loader)の設定は、Linux初心者にとっては鬼門の一つでしたが、PuppyLinuxと日本語化して下さった方々の御蔭で誰でも簡単に再設定出来るようになりました。
CUIとかコンソールと聞いただけで拒絶反応する方も安心して使えますね。

また、永久保存版が一つ増えましたね。これからも宜しくお願いします。 (November 15, 2007 11:22:48 PM)

Re:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
maetar  さん
やっぱりデュアルブートでのトラブルは付きもんですね~。私の場合、そのチャレンジ精神は全く無いです(f^^)GRUBを実際弄ったことないですけど、liloよりは明らかに進化してて、簡単になってる感じですよね~。つつみくんさんの人柱的なチャレンジ精神は皆さんにもきっと役立ててもらえてると思います(^-^) (November 16, 2007 12:03:27 AM)

Re:こんばんは(11/14)  
つつみくん  さん
Goroさんこんにちは。(^^)

>不精な聴講生のGoroです。いつもお世話になります。
>GRUBやLILO(Linux Loader)の設定は、Linux初心者にとっては鬼門の一つでしたが、PuppyLinuxと日本語化して下さった方々の御蔭で誰でも簡単に再設定出来るようになりました。
>CUIとかコンソールと聞いただけで拒絶反応する方も安心して使えますね。

PuppyLinuxは本当に便利ですね。(^^)
もうそろそろ、3.01の日本語版が正式リリースされると思うので、楽しみです。

ひと昔前のLinuxの設定は、ほとんどが設定ファイルやコマンドラインからの操作ばかりでしたので、こういうツールが普及してくれば、直感的に理解しやすくなりますし、打ち込みが苦手な人でも最小限の入力で設定できるので便利ですね。(^^)

>また、永久保存版が一つ増えましたね。これからも宜しくお願いします。

最近、自分でどうやったか分からなくなって、過去記事を自分で見ることが多くなってきました。

過去記事も整理しなくては・・・と思いつつ、なかなか思い腰を上げられなかったりします。(^^;) (November 16, 2007 12:11:24 PM)

Re[1]:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
つつみくん  さん
maetarさんこんにちは(^^)

>やっぱりデュアルブートでのトラブルは付きもんですね~。私の場合、そのチャレンジ精神は全く無いです(f^^)GRUBを実際弄ったことないですけど、liloよりは明らかに進化してて、簡単になってる感じですよね~。つつみくんさんの人柱的なチャレンジ精神は皆さんにもきっと役立ててもらえてると思います(^-^)

そうなんですよね、liloのときはデュアルブートでトラブルって、何度も再インストールした苦い記憶がありますが、GRUBは比較的トラブルが少なくて、便利ですね。(^^)

私の場合、最初にマニュアルを読まずに、いきなり勘でやってしまうので、その辺がいけないんでしょうが・・・(^^;)

Linuxの場合は、設定ファイルをバックアップしてあれば、たいていは元に戻せますし、GRUBも設定ファイルを戻せばOKになっているので、その辺も簡単になりましたね。

最近は、何か障害が起こっても、根気よく設定すれば元に戻せるケースが多くなってきたので、いろいろ挑戦してみようと思います。(^^) (November 16, 2007 12:27:29 PM)

Re:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
kuonitban  さん
 確かにむつかしそうですね。
 私もWin、Linuxの順番ではありますけどね。 (November 21, 2007 09:43:28 PM)

Re[1]:つつみくんのLinux記その70(GRUBでデュアルブート)(11/14)  
つつみくん  さん
kuonitbanさんこんにちは(^^)

> 確かにむつかしそうですね。
> 私もWin、Linuxの順番ではありますけどね。

そうですね、Windowsが入っているパソコンに、Linuxを入れるのは比較的簡単なんですが、逆は難しいですね。(^^;)

私も、最初の頃は、ずっとデュアルブート(フロッピーディスクで切り替え)で使っていたのですが、いつしか、Windowsはあまり使わなくなってしまいました。

とはいえ、いきなりLinuxに完全移行しようと思っても、もっているソフトの関係もあるので、難しいですよね。

できれば、LinuxとWindowsのパソコンが一台ずつあって、LANを組むというのが、面白いところかもしれません。(^^) (November 22, 2007 10:14:33 AM)

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