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December 30, 2007
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カテゴリ: Linux記
そろそろ、サーバーの「Fedora Core 5」が古くなってきたので、新しくしたいなぁと思うようになってきました。(^^)

サーバーとして使っている分には、全然問題ないのですが、デスクトップとして、インターネットやメールを見たりするのに、ブラウザの「Firefox」とメールソフトの「Thunderbird」のバージョンが古いのがちょっと気になりだしたのです。(^^;)

ノートパソコンの方は、「Ubuntu 7.10」を使っているので、両方ともバージョンが2.0が入っているのですが、サーバーの方のバージョンはちょっと古いもの(バージョン1.5)が入っているのでした。

基本的に、FedoraなどのLinuxのディストリビューションは、そこに入っているアプリケーションのメジャーバージョンが新しくなっても、自動的にはアップデートされません。

たとえば、「Fedora Core 5」で「Firefox」は、Ver1.5が入っているので、自動的にはVer2.0系にはアップデートしてくれないのでした。(インターネットエクスプローラーの6から7には自動的にはアップデートされないのと同じですね。(^^))

その代わり、Ver1.5の中で、マイナーバージョンアップされたときには、yumなどでアップデートすることが出来ます。(Fedora Core 5には最初は1.5.0.1が入っていましたが、今では1.5.0.12にアップデートされています。)

メジャーバージョンを変えるには、「Firefox2.0」のRPMファイルをダウンロードしてきてインストールすればいいのですが、それをやってしまうと、yumなどのアップデートの対象から外れてしまうので、アップデートのたびに自分でダウンロードしないといけなくなってしまいます。(^^;)

なぜそうなっているかというと、Linuxのアプリケーションは、かなり複雑な依存関係でからみあっていますので、たとえば、ブラウザの一部の機能をほかのアプリケーションから利用している場合があります。

そんなとき、たとえ同じ「Firefox」でも、メジャーバージョンの違うものに取り替えてしまうと、今までと同じように呼び出せなくなってしまうということがあるのでした。



それは、ディストリビューション自体をバージョンアップさせてしまえばいいのでした。(^^)♪

ディストリビューションのバージョンアップというのは、アプリケーションのメジャーバージョンアップしたものを集めて、きちんと依存関係を解決してくれたものですので、ひとつのアプリケーションだけ入れ替えてしまうよりもきちんと動作してくれます。

今回は「Fedora Core 5」から「Fedora 7」にしたいので、アップデートではなくて、新しいハードディスクにクリーンインストールするようにします。

しかし、すでに「Fedora 8」が出ているくらいなので、「Fedora 7」はリリースされた後にかなりアップデートされています。

たくさんアップデートされているというのは、リリースの時よりも、だいぶ安定しているということですので、現段階ではサーバーとして使うにはこちらの方がいいのではないかと思います。(もうちょっとすれば、「Fedora 8」でもいいのですが・・・(^^;))

さて、ここからが本題なのですが、じつは、Fedoraのリリース後のアップデートをまとめて、新しいCDやDVDイメージとして公開してくれているサイトがあります。

それが、 Fedora Unity プロジェクト なのでした。(^^)

このアップデートしたディスクイメージをダウンロードするには、「jigdo」というパッケージを使いますので、jigdoがインストールされていない場合は、
yum install jigdo
などとして「jigdo」をインストールしておきます。

ここ からjigdoファイルをダウンロードしてきます。

今回は「Fedora 7」のアップデート版をダウンロードしますので、「Fedora Unity Re-Spin F7 20071030」を右クリックして「名前を付けて保存」で、「Fedora-Unity-20071030-7.jigdo」というファイルを保存すればOKです。

そして、
jigdo-lite Fedora-Unity-20071030-7.jigdo
とすると、
1: Fedora-Unity-20071030-7-i386-CD1.iso
2: Fedora-Unity-20071030-7-i386-CD2.iso
3: Fedora-Unity-20071030-7-i386-CD3.iso
4: Fedora-Unity-20071030-7-i386-CD4.iso
5: Fedora-Unity-20071030-7-i386-CD5.iso
6: Fedora-Unity-20071030-7-i386-DVD.iso
7: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-CD1.iso
8: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-CD2.iso
9: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-CD3.iso
10: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-CD4.iso
11: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-CD5.iso
12: Fedora-Unity-20071030-7-x86_64-DVD.iso
13: Fedora-Unity-20071030-7-source-DVD.iso
Number of image to download:


今回は、i386のDVD版をダウンロードするので「6」を選択しました。

その後、オリジナルの「Feodra 7」のメディアがマウントしてある場所を、
You can also enter a single digit from the list below to
select the respective entry for scanning:
1: /mnt/cdrom
Files to scan:
のように聞いてきますので、オリジナルのメディアがある場合は、あらかじめマウントしておけば、変更のないファイルは、ダウンロードせずに、オリジナルメディアから読み込んでくれますので、時間が短縮できます。(^^)

ちょうど、前にインストールしようと思っていた「Fedora 7」のDVDのisoファイルがあって、/mnt/cdromにマウントしておきましたので「1」を入力してみました。

すると、ダウンロードが開始されますが、「jigdo」はJigsaw Downloadの略で、ジグソーパズルのように、ひとつひとつのファイルを別々にダウンロードしてきて、全て揃ったときに、isoファイルにまとめてくれますので、bittorrentなどのダウンロードと比べると、ちょっと遅いかもしれません。(^^;)

今回は、オリジナルのメディアがあったので、2時間後くらいしてから確認したら、ダウンロードが終わって、isoファイルが出来上がっていました。

あとは、このisoファイルをDVDに書き込んで、インストールすれば、2007年10月30日時点でのアップデートが組み込まれた「Fedora 7」のre-spinメディアが完成します。(^^)

これを使えば、ほぼ最新版の「Fedora 7」になってくれますので、インストールした後に延々とアップデートする必要がなくなります。(10月30日のre-spin以降のアップデートだけを適用すればOKになります。)

あとは、この「Fedora 7」をインストールするだけなのですが、それはまた来年のお楽しみということにしようと思います。(^^)

(つづく)

今年も一年間、お世話になりました。(^^)

いつも見ていただいている皆様の足あとに励まされつつ、なんとか定期的?に更新することが出来ました。(^^;)

また来年も、いろいろと書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。(^^)♪





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最終更新日  December 30, 2007 11:35:08 PM
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