そんなことを思いながら、
頭上を覆う、
黄葉を眺める。
こんなにも綺麗な黄葉が、
明日になれば散ってしまうなんてと思うと、
物事の、
はかなさ、あっけなさに、
少し、
戸惑い、
すぐに飲み込む。
物を作ること。
それは長い時間を必要とする。
物を壊すこと。
それは一瞬であったりもする。
葉を黄色く染めるまでに、
一回りした季節を過ごさなければならないのに、
ただ一日降るだけの、
冷たい秋雨に、
その長い時間を要した葉たちが無残にも落とされていくのだ。
あぁ、なんてあっけないのだろう。
今ばかりは、
輝いておくれ。
今ばかりは、
何も考えずに、
あなたを眺めさせておくれ。
明日降る雨はあなたを、
冷たい地面にさらっていくのだから、
それまでは、
あなたの姿をこの目に焼きつかせておくれ。
また会う日まで。』

繰り返し想いを重ねて歩く世界 2007/01/02 コメント(20)
登る、見えると信じた果て。 2006/12/09 コメント(16)