まるで闇を掬うよう。
光も無いから その水は
ただにぶく ゆたりと滴る。
何度言ったかわからないが
それでもやはり内壁に留まり続ける心。
何度叩いてもわからない
どうやってぼとりと落ちるのか が。
涙はこう言うときに限って出ない
涙に頼ることしないように
と 言っているかのように。
涙はこう言うときに限って出ない
いや でも 出ない方がいいのかもな。
涙で溢れた眼球じゃ 世界 まともに 見れないから。
涙をぬぐうこの手は そのためだけに あるわけじゃないから。
自分と言う人間 と言う その個体は
自分から見ても 何だか 嫌に思える。
他人だったら なおさらでしょう。
自分と言う人間 と言う その個体が
明日歩くことをしなくたって なんにも 変わらないのは確かだ。
落ち込んだ心は ずぶりずぶりと沈んでいく。
どこに?わからない。それは。
落ち込んだ心を ずぶりずぶりと刺していく。
何で?わからない。それも。
せめて明日だけでも 眺めることはしよう。
せめて明日だけでも 眺めることはしよう。
何があっても
自分と言う人間 と言う その個体がそこに立ち続けていたとしても。』

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