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繋いだ手と手に残る温もり発光の坂を登る、「きれいだね」黒髪はなでやかに軋み過ぎる今と残り香、涙ほろり土手を埋める人波を仰ぎ、朝顔みたいな火の輪僕は君の背に、手を振った雲隠れの花火を遠くに臨み、「またね…」と言う声を押し殺して去年の夏の終わり二度と来ない夏の終わり
2006/06/18
「明星と後光に寄りて」最後の明日を終えた翌日私の明日は私でない明日の構築された新居となっているだろうそれも未だ不完全の物としてのその中に私は私とすれ違い、いつの日か手を差し、抱きしめ、突き放し、不適に笑む下生の刻まで出会い頭に意識が反れたのは私だったから彼らもそうしたのだろう指先で触れるだけの私が同じ呼吸をしていたから彼らもそれを繰り返した狭い部屋に映し出されるフィルムの客は孤独だ周りに誰しもが座っている次の私が招かれると、もはや劇中に身を安んじるそれを観て啜り泣くことも私だけに許される行為悲劇として、悄愴の存在は何時の内にか消え昇り絵画の上を闊歩する何処までも続く狭い部屋下生の遥かまで私は私のままだ求めること叶わぬ 寂光望みを絶たれた者の目覚めは目眩めく様であれ一刻後の私など、私も誰も知らないのだから、、
2006/06/06
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