欧州フットボールの空間

欧州フットボールの空間

Apr 2, 2004
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スペースを使え
ボールに走らされるな




欧州フットボール界でウイングを語る、これすなわち、ヨハン・クライフを語ること。
アヤックスでもバルサでもオフェンシブなフットボールで際立ったクライフは、常に両サイドにウイングを用い、大きく開いた二人を攻撃の担い手とした。
「フットボールは常に魅力的にプレーされなければならない。攻撃的にプレーされなければならない。スペクタクルでなければならない」。
このコンセプトこそ、ヨハン・クライフのフットボール哲学の起点だ。
監督としてのクライフは、90年代前半のバルサで、名高い「ドリームチーム」とともに偉業を達成した。
カンプ・ノウのベンチに座った最初の瞬間から明白なウイング志向を示し、ベギリスタイン、ゴイコエチェアの2人がチームの鍵となり、エースとなった。グラウンドを去ってもう8年になるが、いまでもなおクライフは言う。「相手より多い中盤と、フィールドを左右に大きく開くための二人のウイング。そして彼らが作ったスペースを残りの選手が利用し、相手にダメージを与える。これが私の理想のフットボールだ。」クライフのイレブンにおいて、二人のウイングは絶対不可欠なのだ。
クライフはこう考える。
「ウイングはスピードがなければならない。器用でなければならない。1対1で抜く力を持ち。何より、チームプレーにおける頭の良さがなければならない」。
さらに彼のゲームマニュアルの一つでは、次のようにも説明される。


二人のウイングで
スペースを作り出す

しかしクライフは、現状を大いに嘆いてもいる。「現在のフットボールでは、どのチームのウイングも中盤まで下がってボールをもらうことばかりに執心している。あらゆるパスが5メートル以内だ。それでは何もかもが困難になる。狭いスペースの中でプレーすれば、状況はより難しくなるのだから。」
かように最近のウイングのプレースタイルを批判するのは、ウイングがサイドに開くことで生まれるアドバンテー-ジが生かされていないと信じるからだ。
「マーカーを背中にくっつけたままサイドバックに近寄っては駄目だ。これではスペースが狭まってしまう。やるべきことは、別のサイドに向かって動き、本来ないところにスペースを作ることだ」。
さらにウイングを使い、3-4-3システムを用いて戦ってきたにも関わらず、「私にとって唯一の戦術はチームの力を知り、そこからどうやって最高のパフ才ーマンスを引き出すかを知ること。そして敵の弱点を知り、それをどう利用するかを知ること」と言う。
リネカー、ストイチコフ、ラウドルップを本人が好むポジションではないウイングとして使ったクライフは、自分のラインアップをこうして正当化する。
「相手のサイドバックの一人が弱点だと分かったとき、そのサイドに最高の選手を送ったものだ」。


ベンチからほぼ10年聞離れていても、クライフはかようにフットボールを、そしてウイングを誰よりも知っている。





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Last updated  Apr 3, 2004 12:31:16 AM
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南町与力@ 無題 ペレ、クライフ、マラドーナ、ディステフ…
玉田より田中使え@ 監督が良かったら勝つの? 色々言われてるけどただの結果論だね。サ…
小野のボランチ反対@ 身の程をわきまえて 単純ですがキープ力、そして単独突破でな…
ネドベド@ Re:第二話・・オフ・ザ・ボールの重要性(03/05) その通り、全くです。上手い選手だけ集め…
今いっとけ@ ミラン衰退の足音か?セレソン化 即戦力は分かるけど30越える選手が多す…

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