NEOうか日々

NEOうか日々

治療~今後~




 治療と今後の説明をされたのだった。

 治療としては、不足している量の甲状腺ホルモンを薬として服用する、ということ。
 これにより、甲状腺の腫れがひいてくるだろう、と。
 腫れ、を抑えるとともに、不足分のホルモンの補充が必要になる。

 腫れはひいたとしても、甲状腺ホルモンが甲状腺で作られない限り、ホルモンの補充は一生必要になる。

 ということは、薬は補充療法であって、この病気は自己免疫疾患であることから、
一生毎日薬を飲み続けなくてはならない。

 自己免疫疾患、とは、自分の甲状腺を異物とみなして、甲状腺に対する自己抗体ができてしまう、ということ。
 自分が自分を攻撃し、甲状腺を破壊し、甲状腺ホルモンが作られなくなる、というわけである。

 そのために、原因も特定できないらしい。
ただ言えることは、遺伝が関係する確率が高い、ということだった。

 甲状腺疾患は、原因は不明であるが女性が多く罹っているため、もしかすると私の母親が
甲状腺疾患を持っている可能性は高い。


 毎日の薬の服用でホルモンを補充し、あとは、年に数回の検査だけで済むということだった。
 甲状腺疾患は、普段、急に悪くなることは無く、ゆっくりとした進行らしい。
 そのために、検査は半年に1度だけで充分ということだった。


 さて、その毎日服用する薬についてですが・・・

「チラーヂンS」 というものである。

 甲状腺疾患といえば、「チラーヂンS」の名は有名らしい。
 そのとおり、甲状腺ホルモン剤だから、だろう。

 ( 注: 「チラージンS」は当時の薬であって、今は 「レボチロキシンナトリウム」 という薬に変わった。
 中身は一緒の甲状腺ホルモン。チラーヂンの成分が、レボチロキシンナトリウムと言うらしい。)

 私は、この甲状腺ホルモン剤1錠(50μg)を毎日服用することになった。




◆◆◆ 今後は、半年に1度行われる検査に関してを綴っていく予定です。


◆次へ◆

(2007.4.24更新)


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: