久しぶりの日記です。創作の方は面白いアイデアがいろいろ出てきているところですので、整理され熟成されるのをじっくり待つことにします。と同時に勉強もしなければならないのですが、これがなかなか追いつきません。
さて、きのうは映画「 紙屋悦子の青春 」(2006年)を観て来ました。 戦争レクイエム三部作 ( 「TOMORROW/明日」 (1988年)、 「美しい夏キリシマ」 (2002年)、 「父と暮せば」 (2003年))のこの監督の戦争映画は独特の視点を持っています。(実は「美しい夏キリシマ」はまだ観てません)
戦中(戦後)の庶民の生活をリアルに描いていますが、いわゆる反戦映画とは一線を画しています。にもかかわらず確かに 上質の反戦映画 と言って差し支えないのが 黒木和雄 作品だと思います。
今回の作品、実は予備知識ゼロで臨んだのですが、観ながらの予想は次々に外れていき、実に淡々としたストーリーが展開して行くのでした。観終わった時に感じたのは、自分の発想がいかに現代の手垢にまみれたパターン化された貧弱なものでしかないのかということでした。
本音や本心を抑えて、もの静かに生きていたあの頃の日本人。テレビの影響でしょうか、軽薄さとがさつさが社会の隅々にまで蔓延している今の日本。無批判に昔の方がいいなんて言わないけれども、何かしら懐かしさに心の安らぎを覚えてしまうのも事実です。キャストはそれぞれが実にいい味を出していました。
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