「病害虫とは?」



  †††花のある生活を楽しもう!†††  ~役に立つ花の豆知識~
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
心に潤いを与えてくれお花。気取らない小さな花でも生活に取り入れたい
ものですよね。そこで、花のキレイな飾り方、長持ちさせる方法、お得な
買い方などお花屋さんの裏情報を交えながら解説していきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は「病害虫とは?」です。

我が家のベランダにも、たくさんの病害虫が潜んでいます。
先日、友達がなでしこに大量のイモムシが発生した。
という話を聞きました。
「買ってからまだ間もないのに・・・」
と残念そうに話していたのが印象的です。
たぶん、買ってきたときにすでに土の中にか葉の裏にかは分かりませんが、
卵が付いていたのでしょう。
そうなったら、根気良く駆除をするか捨てるしかありません。

そもそも病害虫と言う名称は「病気」「害虫」という2つの言葉が合わさっ
た用語です。では病気と言うのはどういうものなのでしょうか?


●病気とは・・・
 葉に色が付いてしまったり、根がカビみたいになってしまったりすることを
 大きくさします。

 ・主な病気
  うどんこ病・葉が白い斑点が付く。カリ肥料が足りないと発生率が高くなる。

すす病・・・葉の表面が真っ黒になる。すす病の菌は直接植物に寄生するのでは
なく、害虫の必排泄物を栄養源として繁殖している。

黒星病・・・バラにとってもっとも怖ろしい病気。葉に黒色の斑点がある。

  苗立枯病・・土の中にいる病原菌が原因で、高温多湿のときに発生しやすい。

  灰色カビ病・ほとんどの植物の地上部分に発生する。始めに水滴がにじんだよう
なシミが出来て、さらに進むと灰色から灰褐色のカビが生える。
        枯れた植物にも寄生して繁殖する。

  モザイク病・モザイク病はウィルス病とも言われ、現在はこの病気を治す薬剤は
ない。アブラムシよって伝染する。樹木類はあまりひどい状態はない
が、果実では実が小さくなる。植物によっては斑入り葉になるが最
        終的には枯れてしまう。


●害虫とは・・・

 ・主な害虫
アブラムシ・・・種類は非常に多い。ほとんどの植物に寄生して、成長期の4月から
6月に発生。新芽やシンシュウに寄生するのですぐに気づく。
          繁殖力は旺盛。

  カイガラムシ・・・貝殻に似た殻をかぶっているものからろう質物で覆われている
           ものがいる。

  コナジラミ・・・ハダニと同じような吸汁被害を受ける。
          植物に触れると白いハエのようなものが飛ぶ。

  ハダニ・・・ハダニは「アカダニ」とも呼ばれる。
        葉や花弁を吸汁して植物を弱らせる。

  ヨトウムシ・・・黒い色をした虫。主にコニファー類などに多くいる。
  昼間は土の中に自生し、夜になると活動する。


などが代表的といわれています。
次回は、「病害虫を駆除する方法」です。


\|/ ‡‡‡ 花の豆知識 ‡‡‡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~旬のお花~  今月から月に一度、旬のお花を紹介して行きます。

[スカビオサ]

【科名】  マツムシソウ科 1・2年草または多年草
【別名】  マツムシソウ(松虫草)
【花期】  夏から秋

【名前の由来】属名の「スカビオサ」はラテン語で「疥癬(かいせん)」の       意味。
       この俗の一部の植物が疥癬(疥癬虫というダニ類の一種の寄       生に
       よって起こる皮膚病)に聞くと信じたため。

【品種】   ヨーロッパ・アメリカ・アジアに80種、日本に2変種存在       する。


【育て方】
・置き場所  比較的冷涼な気候を好み、日当たりの良いところ。
・水やり   排水の良いところ。
・繁殖方法  多年草の品種では、2~4年に一度春に株分けをする。
       実生(たね)繁殖は容易で、秋まきします。
       また、花色が固定されていない品種もあります。

・その他のポイント
      ヨーロッパ産の種は酸性土壌では好まないので、必ず石灰を施      す必要があります。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: