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４匹のにゃんこと暮らす飼い主の、徒然なる日々。
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2012年01月17日
カテゴリ： 思うこと
１７年前、わたしはまだ広島にいました。
なので、直接この目でその惨状を目撃し、
自ら避難生活を体験したり、復興に携わったわけではありません。
だから・・・
神戸に住んで１０年が過ぎても、この日はわたしにとって
神戸との埋めることのできない溝を感じてしまう日でもありました。
いろんな方がブログやTwitter・Facebookなどで、
あの日の思いを綴られています。
家からすぐ近くの三宮東遊園地では祈りの灯がともされ
５：４６には黙祷が捧げられました。
今日の仕事帰りに、東遊園地へ寄ってみようかと思いました。
でも、どうしても自分の中の、実際に経験していない人間の
「何をするんだろう？」といういやらしい好奇心が許せなくて
行くことができませんでした。
神戸の人は、震災を経験しているか、いないかで人を分ける
と聞いたことがあります。
神戸の人にとっては大変失礼な表現だと思いますが、少し分かる気がします。
「経験していない奴に何が分かる」
言いたくなる思いも、想像でしか考えることはできませんが
分からなくもありません。
東京の芸能人のゴシックネタに
「今日は特別な日なのに！」と怒っていた方がいましたが
ＮＨＫの２１時のニュースでも、震災関連はトップではありませんでした。
わたし自身は、広島の出身なので
８月６日が、広島を離れるとこんなにもただの普通の日なのだということに
関西へ出てきて、とても驚きました。
同じなんです。
わたしたちにとって、忘れてはならない重要な日であっても
他の人達から見たら、遠い記憶の一日かも知れないんです。
やりきれない思いとともに混在する
こんなにもこの街のことを好きだと思っても、埋めることのできない溝。
ずっと自分は中途半端だと思って来ました。
・・・でも、
今日、やっと気づいたんです。
神戸だから、広島だから、
長崎だから、東北だから・・・
そんな狭い、地域がどうとか、考えが、経験がどうとかではなくて、
ただ、人として
目の前に困っている人がいたなら、
躊躇なく手をさしのべることができる人でありたいと。
空々しく噴出し続ける「がんばろう」や「絆」という言葉より
そんな小さな思いをひとつ胸にいだいて
今日を真摯に生きていこうと思います。
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