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2013年03月17日
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カテゴリ: 思うこと


2013-03-16 11.45.27
2013-03-16 11.45.27 posted by (C)Ny


目的は、父親の遺骨の散骨です。


このブログに父の様態を載せていたこともあって、
たくさんの方から、励ましのメッセージをいただきました。

ただ、残念ながら、1月28日の早朝、父は亡くなりました。
応援してくださった方々への、お礼とご報告をしなければ、
と思いつつも、どうしても自分の中で、
ブログという不特定多数の方へ向けて発信することへの
気持ちの整理がつかず、今まで黙っていたことをお詫びします。


「延命治療はいらない」と言っていた父。
28日の早朝、神戸はもちろん、広島の実家も雪におおわれて
結局車が動けず、家族の誰も間に合わないうちに、
あっけなく逝ってしまいました。

「せめて家族の誰かが来るまで延命治療をしてよ」と、
電話を受けた瞬間は思いましたが、
そうなると、わたし一人が間に合わないことになっていたんだと…。
誰も自分を責めずに済むよう、雪のせいにしてくれたのかなっと、
あとになって、そんなことも思いました。


「通夜もいらん。葬式もいらん。墓も仏壇もいらん。」


本人の希望通り、お通夜は行わず、ごくわずかの身内と、
ご近所の方たちとで、お葬式だけはしました。

またお墓に関しても、娘3人のため守っていくことができないので
希望通り太平洋へ散骨することに決めました。

散骨の方法については、今は専門の業者さんがいて、
法律に則って、すべて手配してくださいました。


そして昨日。


やわらかい春の日差しの中、風もほとんどなく
そこが海の上であることを忘れるほど穏やかで美しい景色の中へ、
父は帰っていきました。
2013-03-16 14.56.34
2013-03-16 14.56.34 posted by (C)Ny

大好きだったビールも入れてあげたし。
2013-03-16 14.51.43
2013-03-16 14.51.43 posted by (C)Ny


小さなカモメが、船のあとを港まで、ずっと追ってきてくれました。
2013-03-16 15.23.26
2013-03-16 15.23.26 posted by (C)Ny


なんだか父がカモメになって、飛んでいるように思えました。


その後は、母方の叔母の家に泊まり
20年ぶりくらいに従姉妹たちにも会って、賑やかな夜になりました。


そして、今日は父の生まれ故郷である「中村」へ。
2013-03-17 10.05.35
2013-03-17 10.05.35 posted by (C)Ny

駅でも、やっぱり20年ぶりくらいのおじさんと会い、
少しお話をしたあと、自転車を借りて、思い出の地へ。


この赤い鉄橋のすぐ近くに、父の実家があります。
2013-03-17 11.25.35
2013-03-17 11.25.35 posted by (C)Ny

今は家そのものは、もう別な方のものになっていますが、
わたしたちが子供の頃、里帰りして見ていた景色を
父の遺影と一緒に回って来ました。
2013-03-17 11.47.24
2013-03-17 11.47.24 posted by (C)Ny

2013-03-17 12.03.49
2013-03-17 12.03.49 posted by (C)Ny

2013-03-17 12.18.24
2013-03-17 12.18.24 posted by (C)Ny


雄大な四万十川が父の遊び場でした。
2013-03-17 11.28.16
2013-03-17 11.28.16 posted by (C)Ny


若いころは酒乱で、暴力も振るう、ひどい父親でした。
夜中に母親に起こされて、今から家を出るから!なんて
母娘で家出したこともあります。

言いたいことを上司だろうが、そのままズバズバ言ってしまうので
サラリーマン時代はかなり苦労したようです。
末の妹が短大を卒業したと同時に、さっさと会社を早期退職して
その後は中小企業診断士の資格で経営コンサルタントをしたり、
工業英語の翻訳をしたりしていました。

家であまり仕事の話をしない人だったので
実際の父の仕事について、詳しくは知らないのですが、
一度わたしの仕事の相談をした時に
「大事なのは“誠意”だ」と言ったことを覚えています。
経営コンサルタントがそんな精神論みたいなことでいいの?
と、その時は思いましたが、今は、その意味がよくわかります。

孫ができてからは、すっかり甘いおじいちゃんになって
晩年の人生は、若いころの反動のように穏やかだったと思います。

わたし自身は、結局花嫁衣裳を見せることもできず、
この大好きな自慢の我が家も、招待できずじまいでした。
仕事のことも、今なら相談したいことがたくさんあります。

でも不思議と、家族も、周りの人たちからも
「良かったね」と言ってもらえるんです。
人が亡くなって「良かった」なんて
本当はおかしいのかもしれないけど、
やっぱり「これで良かったんだ」と思えるんです。


だから、全然淋しくないんです。
涙はでるけど、むしろ生きていた頃よりずっと身近に感じるし、
会話もかわしてる気がします。


「心のなかで生き続ける。」


こういうことなんだなっと。


「周りに後悔させない生き方、そして死に方」


自分の父親ながら、見事だと思います。


極めつけは、ちょうど49日の今日が、
両親の結婚記念日なんです!!
(一度もお祝いしたこともないし、
本人は忘れてたと母親は言ってたけど)


ハチャメチャな父親だったけど、
最後にめちゃくちゃかっこいいことしてくれるやん!て。
いっぱい苦労をかけた母親への、お礼のつもりだったんでしょうか。


たくさんのご心配、お心遣い、本当にありがとうございました。
たぶん、よその方から見たら不謹慎なくらい、ゲラゲラ笑って
もう普通の生活をしています。

そしてこれからも、大きな海となった父親に見守ってもらいながら
ニャンコとのほほんな日々を送っていきます。

そんなわたしたちですが、今後ともどうぞよろしくお願いします(´人`)






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最終更新日  2013年03月17日 23時42分18秒
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