三代目の挑戦

Aug 6, 2005
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カテゴリ: スポーツ
高校球児にとって夢の祭典である「全国高校野球 選手権大会」が始まりました。高校球児が白球を追いかける姿に憧れを抱いてた少年時代、自分も同じ高校球児になって憧れた甲子園、30歳を目前に感じる高校野球。



どの時代を振り返っても野球少年にとっては、いつの時も甲子園は憧れの存在です。



汗と涙の3年間を我慢し、県予選を勝ち抜き甲子園出場を決めたのに、プレーする前に出場辞退しなければならない高校が報道されました。
甲子園で数々の名勝負を演じ、名門校と呼ばれる高校の選手達が宿舎から帰る姿は無念の一言だと思います。



何度甲子園に出場しているチームでも、高校3年生にとってはたった一度の甲子園だし、この大会でようやくチャンスを掴んだ選手もいるハズです。



野球留学、学校の広告塔・・。そんな言葉が紙面を賑わわせていますが、この生徒達は誰よりも野球を極めたい、プロ野球選手になりたいという気持ちの強い選手達だと思います。
野球留学と呼ばれる、県外選手の多い学校の賛否を問われると複雑な回答しか出せないですが、公立高校や通常の学校の野球部にとって、このような名門校を倒して甲子園に行くというのは、モチベーションを高める大きな理由になります。



公立高校の選手達は、セレクションで選ばれ、こんな恵まれた環境の中で毎日練習したチームに一泡ふかせてやりたいと考えるし、名門チームは24時間野球のコトだけを考えてきたのに公立高校には負けれない、というお互いの意地が互角にぶつかったとき感動するような名試合になり「どっちも頑張れ!」となるのだと思います。



夢舞台の権利を得ながら、立つことの出来なかった無念さを、繰上げ出場する高校は背負ってやって欲しいと思います。




出場辞退したチームは不祥事を起こした選手も、それを報告しなかった監督も、内部告発した人間も、全て含めてそのチームの責任です。
もう一度、最初からチームの環境を見直さないと駄目だと思います。
厳しい上下関係、規律が悪いとは決して思いません。
ただ、野球選手の前に一人の人間としてのモラル、チームとしてのモラルを徹底すべきです。鉄建制裁、イジメではなく、「愛のムチ」としてお互いに理解できる信頼関係を築いて欲しいと思います。



2005年、4000チームを超える高校生の誰も経験できなかった無念さ悔しさを、どうか将来自分達の糧にして欲しいと思います。
楽しかったコト、嬉しかったコトだけが経験ではなく、悔しさや無念さも大切な財産になると思います。





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Last updated  Aug 6, 2005 11:33:45 AM
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トモっち~ず @ 御無沙汰しております。 しばらくブログをサボってましたが、大好…
「梅太郎」 @ Re[1]:伸びる(09/04) 毘沙門Rider!さん ありがとうございます…
毘沙門Rider! @ Re:伸びる(09/04) ご無沙汰してます。 本質を見抜き、何事…
「梅太郎」 @ Re[1]:神様からのプレゼント(03/06) 毘沙門Rider!さん ありがとうございま…
毘沙門Rider! @ Re:神様からのプレゼント(03/06) 今年もお疲れさまでした。 本当に、沢…

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