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2022.01.17
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まったり過ごしていた日曜の午後、ツレの従兄弟夫婦やってきた。
開口一番

『おばさんが 点滴 になちゃった!』

おばさんというのは、従兄弟の母親のタケさん。
うちのじーさんから見たら兄嫁にあたる。

『あれ?おタケさん 死んで どのくらい経つ?』

とじーさん(やや耳が遠い)
タケさん、 生きてますから(爆)

9年前から特養に入っているタケさん。
4年くらい前に、じーさんから頼まれて私が面会に行ったのを最後に、誰もタケさんとは会っていないのは事実だが



三日ほど前に、特養の医者から連絡があり、
『誤嚥性肺炎なので点滴栄養に切り替える』


実は昨年、タケさん本人から自宅に電話がかかってきて

『せっちゃん(タケさんから見たら嫁)でいいから 迎えに来て

と訴えたとか。

実はせっちゃんとタケさんは折り合いが悪い。
せっちゃんが嫁に来たばかりの頃、夜鳴きそばがやって来て、タケさんと当時同居していた小姑はそれを呼び止めて食べたのに、二階にいたせっちゃんの分がなかった・・・的な不平不満とか、田舎特有の「親戚一同集合して嫁を囲んでの責めたて事案」とか、いろいろ理由はあるようだが。

そんなお嫁さんに「帰宅したい」と訴えたわけというのが・・・

タケさんには特養に仲良しの友人たちがいた。4人グループでいつも大変楽しく過ごしていたが、タケさん以外が相次いで亡くなってしまった。
しかし施設側ではタケさんに
『みなさん、自宅に帰られました』
と伝えたらしい。
そこで自分も、と言う思いから珍しく電話をかけてきたという。

その頃から目に見えて元気がなくなったが、たまたま食べたお寿司により誤嚥性肺炎になってしまった。

タケさん94歳。

5年前に亡くなった私の母と同い年である。





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最終更新日  2022.01.17 11:10:16
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