さあ、いくわよっ!

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2010年10月21日
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奄美大島に未曾有の豪雨。死者がでたことや、濁流押し寄せる様子がTVニュースで流れていたが、今朝の新聞にそれ以上のニュースはなく、取材できない厳しい状況を推測させる。行きたくて行きたくて恋焦がれた奄美大島なので、とても心配だ。

奄美大島には日本のゴーギャン、孤高の画家といわれる田中一村の美術館があります。
一村については、先月NHKでとりあげられたので見たかたも多いと思いますが、簡単に紹介すると、
一村の子供時代は豊かな家庭で才能も認められ順調でしたが、父親が発病し芸大を退学し、生活のために南画を描いていた時期、次に描きたいものを納得いくまで追求した作品が中央画壇で認められず苦悩した時期、そしてついに50歳の時奄美大島に渡りました。
初め国立ハンセン療養所に住み絵を描いていましたが、資金もすぐ底をつき、その後借家で紬染色工として生計をたて、蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返しました。最期は1977年一人暮らしの一村は夕食の支度をしている時 突然心不全で死亡。69歳。

今回NHKの番組で、一村が多くの村人の肖像画を描いていたことを知りました。描きたい絵を追求していた一村と、高いお金を取るわけでもなく気安く肖像画を描く一村は矛盾する気がしました。しかし、村人の肖像画も一村の描きたかった絵だとすれば納得がいきます。気難しくとっつきにくかったという一村は奄美の自然とそこに暮らす人々・・奄美のすべてが好きだったに違いありません。世に認められぬまま死んで行った一村、・・自分の信念の追求といったゆるぎない姿勢はどこか厳しく凛とした月光のように南国風景を冷たく照らしている気がしていましたが、すこし印象が変わりました。

一村の死後、南日本新聞社『アダンの画帖』、1984年12月NHK日曜美術館「黒潮の画譜 異端の画家・田中一村」で紹介され大反響となるのですが、この時まで奄美での作品は世に知られてないのです。もしかしたら埋もれてしまったかもしれないのです。
彼の作品を愛してくれた地元の方、新聞社の方、NHKさんありがとう、ありがとう、ううっ・・


「開館15周年記念 特別展 田中一村 新たなる全貌」展

奄美の自然を描いた作品では、今この時、一村と一体化して奄美のその場にいるような、亜熱帯の空気、花の香り、アカショウビンの囀り、そのなかに身を置いている時空を超えた感覚に陥りクラクラするほどです。

一村の作品が 展覧会で全国を巡回している間は奄美の美術館の方はレプリカと思いますが、9月に千葉市美術館でやっていた「開館15周年記念 特別展 田中一村 新たなる全貌」展が、11月に下記のごとく奄美に行きます。この機会に一村が愛した奄美に行こうと思っていました。そんなこともあり、今は奄美大島のニュースから目が離せません。

鹿児島市立美術館:2010年10月5日(火) ~11月7日(日)
鹿児島県奄美パーク 田中一村記念美術館 :2010年11月14日(日)~12月14日(火)

「 田中一村作品集新版 」大型本なので、かなり満足できると思います。何度も見ても奄美の亜熱帯に引き込まれ ・・・現実逃避ですかね・・・浸ってしまいます。
田中一村作品集新版

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「もっと知りたい田中一村」これもいいですよ。大きさは25.6 x 18 x 1 cm です。
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最終更新日  2010年10月22日 02時10分38秒
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