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2007年01月08日
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随分昔に見た映画なので曖昧な記憶ですが、以下のようなセリフのやり取りだったと思います。

上官「もうこれでおまえは自由の身だ。これからどうするつもりだ?」

ランボー「日々を生きます」
一人背を向けて立ち去るジョン・ランボー。

じ~んと感動の一瞬。(笑)
もちろんこれは字幕だったので、セリフ原文ではどのような言い方をしたのかは定かではありません。

主人公のランボーはベトナム戦の特殊部隊に所属していた元ソルジャーです。
パート1では、除隊後立ち寄った小さな田舎町で些細なことで揉め事を起こしてしまい、最後は地元の警官隊と銃撃戦まで繰り広げる大騒動となり、たった一人でこの田舎町を壊滅状態にしてしまいます。

平和な片田舎の町にふらりとやってきたベトナム帰りの胡散臭い男を、地元の警官が職務質問したことから口論となり、挙句の果ては町が潰れるほどの惨事となってしまった。
そのきっかけが「ケンカを売った」ということを指すタイトルなのでしょう。

そしてそれは、戦闘員としての特殊能力が一般社会ではなんら役に立たず、逆に社会から疎外された存在であることの矛盾がテーマとして描かれていました。

パート2では再びその特殊能力を買われたランボーが、刑期の破棄と引き換えに同胞救出のために戦闘に向かうというストーリーです。
戦後も捕獲されたまま拘留されている兵士達を救出するため、ランボーは再度ベトナムのジャングルの中へと入って行きます。
文字通り命がけの救出奪回作戦に無事成功したランボーが、同胞兵士たちを連れ帰ってみると、そこには思いがけない現実が待っていたのでした。
(なんか安物の映画評論家みたいだなぁ~)

1作目、2作目を通じて描かれているテーマは、国家権力と戦争に関する欺瞞と、特殊な人間へと改造されてしまった兵士の慟哭です。

「戦争では、何千万ドルもする高価な兵器を与えられ、人を沢山殺した者が英雄になった。でも、戦争が終わって町に戻ってみると、皿洗いの仕事すら与えてもらえない」

余談ですがパート3では、結局は戦闘の中でしか生きていくことのできない自分を悟ったランボーは、今度は国のためではなく自身の戦争をアフガンの中に見出します。
つまり、これはプロの戦闘隊員をヒーローに仕立てたアクションドラマですが、ある意味、反戦映画と言えなくもありません。


そんなひとりの戦士ランボーが呟いた一言です。

「日々を生きます」

でも、これって兵隊さんに限らず、私たちにも当てはまるような気がするんです。
特にこの頃そう思えて仕方がありません。

企業戦士とか呼ばれ、家庭や家族も省みず、他人を押しのけてもピラミッドの頂点を目指してた人。何百万円もする経費を縦横無尽に駆使して大活躍。会社を離れた後の人生は?

天才、秀才、エリートと讃えられ、社会的義務すら無視しても芸術家を目指した人。英才教育が実を結ばなかった現実に直面したら?

こんな時代だからこそ思うのかもしれませんが、なんの気負いもなく、人工的に与えられたものではない、日々を生きる。
素晴らしい響きと感じてしまうのは私だけでしょうか。





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最終更新日  2007年01月08日 13時49分07秒 コメントを書く


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