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2023.07.13
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テーマ: 読書感想文(773)
カテゴリ: 本のこと
それぞれ違った個性、才能、気質を持った一個の人間でとしてではなく、双子を一つの単位として見なすのです。こうした見方はしばしば子どもたちにも影響を及ぼします。しかし子どもたちは別々の欲求をもった二人なのです。


レーネ・ロノウ著 加藤則子監修 ビネバル出版・星雲社



図書館で双子の本があったので読んでみました。

双子、、
母親としては大変な思いも心配もあるかと思いますが、
可愛いものですよね。

どんな大変さや心配が双子にはあるのだろう、
双子だから見られる赤ちゃん同士のコミュニケーションが
どんなものだろう



本にも書いてありましたが、
双子の本って少なくともデンマーク語では
1冊もなくて
「それなら自分が書こう」と思って
書いたものらしいです。


1991年に発行なので30年以上前ですね。

確かに中身としては
古いと感じることもあります。
デンマークにおける社会福祉の状況
とありますが、
監修者が「日本ではどうか」というのを

こういったものは現在と違うのではないでしょうか。



でも双子を育てたり、
本を書くにあたって双子を取材したりしたときに
感じたことや、
困難をどうやって乗り越えたか?というのは



なかでも冒頭に少し書いた
アイデンティティの章は、一人だと気づかないこともあるので
面白かったです。


双子に同じ服を着せるか?ということについて
アイデンティティの発達が遅れるという見方もあれば
その方が逆に個性の違いに注意できるようになるという見方もあって
面白い~



名前もぶっちゃけ本を読むころには遅い可能性もあるけど
似たような響きをつけるのは「残念なことです」って書いてあったな。
「自分の名前を覚え、ほかならぬ自分のことだと考えるようになるのが難しくなるから」だそうです。
「双子はそれでなくてもあまりに多くを分け合わなくてはなりません」

なるほどね…

でも本の最後に書いてある「ご協力ありがとうございました」
の名前たちは同じ漢字があったり響きが似ているものもあります。

デンマークでは「響き」だけど日本では「漢字」でそろえることもできるなぁと思ったり。


でも、難しいなと思うのは

同じにしないでほしいけど
比較には敏感だよ、ということとか

親は一人ひとりを別々に扱っても
周りは双子をワンセットで見がちとか

例えば双子を区別するときに
「あの静かな方」「うるさい方」
「勉強ができる方」「できない方」
みたいな呼び方を周りがする可能性のあることとか。

「兄の方」「弟の方」とか
「バスケ部の方」「野球部の方」とかなら
わかりますけど

性格だとどちらかが「良」くて
どちらかが「悪」いみたいな
言い方をされかねない。


デンマークでは、文脈から判断する限り
学校で同じクラスに入れるか
別のクラスにするかが選べそうでした。

同じクラスにした場合、
例えば先生の間で上のような区別がおきないか?
という心配も。

実際問題、
なくはないのではないか…
って思ってしまいました。

双子をもつ親はこうした本を読むなどして
気を付けると思うんですが
持たない親やまわりの人は
ふつう読まないですもんね。(私は読んだけど)


双子って、
子どもが「ふたり」になる…
というだけにみえるかもしれませんが
視野の広がる本でした。





​
【中古】ふたごの妊娠・出産・育児—もしもふたごを育てることになったら/レーネ ロノウ, 福井信子 ​




双子、ほしいなァ。爆





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最終更新日  2023.07.13 12:24:41
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