「パディントン消えた黄金郷の秘密」見てきました。

第一部は、世間知らずの熊で紳士のパディントンがロンドンで大騒ぎ。

第二部は、熊の紳士パディントンが牢屋に入って刑務所で大騒ぎ。

第三部の今回は、ロンドンを離れアマゾンのジャングルで大冒険。

と言うストーリーです。

正直、第一・第二の『都会で熊』と言うパターンにならないよう逆をついてジャングルへ冒険に行く形になるんですが。

果たして･･･この『ジャングルへ行く熊』と言うのが受け入れられるかどうか？

今回も、フルCGでパディントンを作り上げて映像化しています。

パディトンが実在するかのような、リアルな緻密なCGキャラクターとなり、表情は豊かでコミカルでした。

本当に知性ある熊がそこにいるかのようです。

スタッフのほうも、パディントンの表情にものすごく気を遣って演技を作っているのがわかります。

ほんとにパディントンはよくできていますよね。

そして今回は『重大な』事件が！

パディントンを受け入れた”ブラウン家”の奥様役がバトンタッチ。

1作2作と登場していた『サリーホーキンス』は自分の意思で他の人に渡すべきだと考えて降板したとの話でした。

前作2冊までいたはずの奥様が別人になってしまったのですが…？

この辺は、思ったほど気になりませんでした。

どんどん話が展開していきますので、奥様に違和感を感じることなく見ていられたと思います。

新しいメアリー奥様役の『エミリーモーティマー』が、とても明るいキャラクターで

すんなり家族に溶け込んでおり、違和感がありませんでした。

実は、今回は監督も脚本家も前作までの人ではなく、新しい人が起用されています。

もしかしたらですが、前作が公開されたのが2017年で今は2025年。

少し３作目を作るには、時間が立ちすぎたのかな？と私は勝手に思いました。

あと2 ～3年早ければ？

もう少し違った形で監督や奥様に出会えたのかなと。

で肝心のストーリーですが、パディントン自体は相変わらず英国の紳士クマと言うあのスタイルは全く変わっておらず。

今回は、パディントン『に』巻き込まれる形で、ブラウン一家もジャングルの奥地まで大冒険です。

そこで起こる『あれやこれや』の･･･はちゃめちゃ騒動と言うコメディーです。

が、問題は果たして都会の熊と言う面白さを捨てて、ジャングルの熊と言う部分を取り込んだ映画になりました。

今回の作品を観客は？どう評価するでしょうか？

作品としては、パディントンの大冒険と言う部分は変わらないのですが。

ただ、最初に出てきた大都会の真ん中に住む熊の紳士パディントンと言う作品そのものの持っているギャップを捨てて

ジャングルの野生の熊と言う世界にパディントンが飛び込んで、観客が納得してくれるでしょうか？

パディントンは相変わらずナイスガイなので、この映画を見ると俗世の解毒をしてくれるようで、本当に心が洗われる思いです。

ただ、映画としての評価と言うのは？

果たして果たして？

ジャングルのクマと言う部分を本当に観客が受け入れてくれるかどうか？

私はパディントンの第4作も見たいとは思っているのですが。

今回の映画の成績次第になるでしょうか？

英国の２人の有名人のもう１人 (２人と一匹？) に、なるかもしれない希有なキャラクターと思うモノで。

どうか、今回も大ヒットしてくれますように。