うちの『けい』さん

2017.12.04
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どんなに爆睡していたって
どんなに楽しい夢を見ていたって

なんとなく、目が覚めてしまうこと、ある。

決してトイレに行きたくて起きた、わけでもなく
決してうつらうつらと羊を数えていた、わけでもなく


気配。

なにかが

床を

すこしずつ



規則正しいわけではないから

それはきっと、機械的では決してなく


何かが、道をやってくる。

わあ、レイ・ブラッドベリのタイトルになっちゃった。

そう、何かが、確実に、うちの『けい』さんのお布団の方へ

そう、音の大きさかわかるのは、それほど大きくない、体重も軽い。


ペリ、ペリ、ペリ

例えるのならば、
糊の甘い、100均で売っているような付箋が少しずつ剥がれていくような


そんな、気配。


もし、ここで電気をつけて、何かに遭遇したら…。



なので、心を無にして、やり過ごそうとした。
何も聞こえない、何も感じない、
近寄っても布団の一部、うちの『けい』さん。


ペリ、ペリ、ペリ。

んにゃあ!!!!ダメ!




どん、どん、どん!って勇敢に足音立てて、


電気をぱっちり。


いない。

ドアの向こうから聞こえる

ペリ、ペリ、ペリ。

電気をぱっちり。

いない。

今度は部屋の中から、しかも天井から。

ペリ、ペリ、ペリ。

例えば、動物のあれ、ならば
こんな瞬間移動が出来るだろうか。

例えば、鳥のあれ、ならば
こんな真夜中にぶつからずに飛べるだろうか。

例えば…。
うちの『けい』さんの幻聴、だろうか。





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Last updated  2017.12.04 20:13:53
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