BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年08月24日
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BL小説です。18禁です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。



以前のように薬を使われた訳ではないけれど次々と快感が押し寄せて来てそれを追うのがまた生まれて来る。
なぜにこうも感じてしまったのかさっぱり分からない。
それよりも全が言う『最後だから』って言葉が気に成った。
僕を抱くのは最後って意味なのだろか。
今日の全は抱き方も優しくてなんだか別人なんじゃないかって思えるようで怖いとも思ったと同時になんだか分からない違和感を覚えたのは気の所為だったのだろうか?
僕の心の中には和樹さんを裏切ったという罪悪感よりも全の言った言葉の意味の方が気になった。

カチャリとバスルームのドアが開いてバスローブに身を包んだ全が現れた、表情は暗闇で分からないベッドに腰掛けるとその体重でスプリングが軋んだ。
僕の頭に手を伸ばして自分は髪を拭きながら僕の頭を撫で髪を梳いて来る。
その行為さえも気持ちよ好くて頭を彼に摺り寄せる。

「お前、猫みたいだな」
「そんなに気まぐれかな?」
「嫌だって言いながら擦り寄って来るし好いって言いながら逃げちゃうからな」

笑い顔の全に手を伸ばしてキスをせがんだ、なんだかキスがしたい心境だった。

「そんな可愛いことされたら手放してやれなくなっちまう」
「どういう意味?」
「そ言う意味」

唇に触れるだけのキスをしてくる、なんだか胸の奥が切なくなる様な本当に触れるだけのキスだった。

「全?どこか行っちゃうの?」
「さぁ、それはどうかな新婚旅行ぐらいは行くと思うけど」

何を言っているんだろうか、佐伯先生との新婚生活の事を言っているのかな?

「じゃ無くって全自信がどこか行ってしまいそうだってことだよ」
「そう、そういう意味だとしたら俺はもうお前のもではなくなるって意味かな?」
「。。。なにそれ、君は元から僕のものでは無いでしょ僕は愛人で恋人じゃないし僕を愛してくれては居なかったじゃない、それに僕には。。。」

唇が塞がれたそれ以上は聞きたくないとでも言う様だった、胸の奥が苦しくてなんだか悲しい思いが沸き起こる。

「なぜ泣くの?」
「分からない、だけどキスが苦しくて悲しいから。。。」
「だから泣くの?」

頷くことしか出来なかった、涙か溢れるのはそのキスが苦しいからだとしか説明が付けれられなかったからだ。
体を抱き起こされてそのまま胸に包み込まれた。
声が響いた。

「愛人だって言ったのは俺の過ちだった、体だけだって言ったのは愛する自信が無かったから」
「。。。」
「お前を抱く度にお前に惹かれてく自分がいた、だけど友人というスタンスを保ちたいってどこかで思ってた」
「。。。」
「翠さんと結婚するのは事実だから愛人だと言えばお前から離れてくんじゃないかと思った」
「。。。」
「その通りお前は離れた。。。だけどそのその想いは膨らむばかりでどうしていいか分からなく成った」
「全。。。」
「振り向いて欲しくて酷い事をした、そんなことをすれば逆効果だとしてもお前のどこかに俺の事が残れば良いと思った。。。バカだよな」

首筋に冷たい物が落ちて来た、全の涙だと知った。

「泣いてるの?」
「自分のバカさ加減にな。。。」
「それは嘘なんでしょ、僕の事が好きだから泣いてるんだろ」

抱き締める腕に力が入った。
心音が聞こえる、何時もよりも早いみたいだ。

「いつから僕の事が。。。」
「さぁもう忘れちゃったよ」

そんな前から僕の事が好きだったというのだろうか?

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最終更新日  2009年08月24日 02時17分27秒
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