BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2009年10月29日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

重い気分でアパートまでの道のりを歩く、朝は出て行って欲しいと切に願ったが今は居て欲しいと願っている自分が居ることにため息をついた。
裏に行く気に成れず、表から自分の部屋の前に向かった。
ノブをてにしてカチャカチャ回してみると鍵は掛かっていた。
ポストを覗くとダイレクトメールやチラシに混ざり鍵が置かれ、ホッとすると共になんだか残念な気もしたのは正直なところだった。
ドアを開けて中に入る、靴を脱ぎ、上にあがるとベッドにそのまま転がり腕で顔を覆う。
暗闇がより暗くなった。
渡されたメモは見る気が起こらないというより見ないで捨ててしまいたい気分だったがそれは許されない事だった。
クルリと90度身体を動かし布団を被る、まるで昨日の再現の様だったが椎名が足りない思いながら部屋が何時もより広く感じた。
立った二日の出来事だったが椎名にこれほど心が侵されているとは思いもしなかった。
その時だった。
ドアがガチャガチャと音を立て開いた。
もしやと思い勢い良く起き上がると蛍光灯が点いた。
眩しい世界が広がり一瞬、目が眩んだ。

「どうしたの宗次さん?」
「な、何でお前が居るの?出て行けって言ったはずだ」
「冷たいこと言わないでよ、晩飯作るからさ、それよりどうかした?服皺になっちゃうじゃない」

黒のハイネックにジーンズという格好の椎名が手を伸ばした。
あれだけ出て行って欲しいと願った人物の手を取った。
冷たい手だった、だが心が温まる気がした。
温もりが欲しくて椎名に縋りついた。

「宗次。。。さん?」

その時だった、ふわりとなにかが椎名から香った。

「お前。。。」

縋りつた手を離して肩を押した。
その勢いで椎名がふら付いて後ずさった。

「何するの?」
「お前、誰かに抱かれたのか?」
「ああ、俺の仕事だし。。。」
「出て行け。。。」

俯いて顔を見ないで小声で呟き膝を抱えた。
その時、ベッドが軋むのを感じた。
身体が跳ねた。

「ごんめん、触らないよだから少しだけ?」

そのまま抱き締める。

「触らないって言ったじゃないか嘘つき。。。」
「だから抱き締めてるんじゃない?」


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最終更新日  2009年10月29日 03時12分28秒
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