BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年04月16日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方 はこちらからご退室下さい。

車は来た道を地上へと降りてゆく、行きはあれほど長いと思った道のりが帰りは以外に早く麓に戻った。
そして、先ほどまで別世界から見つめていた煌きの中を行く。

「泊まれるのだろ」

その一言に身を硬くし、返事をしない鴻山に視線がチラリと向けられた。

「黙っていては分からない、都合が悪いのならば送るが」

心臓が跳ねる、過去にこの男が選択肢を提示したことなど無い、強引に身体を開かれ犯されたる。
意見など、仕事以外に求められたことなど無い。

「そんな事、貴方は思っていない、いつだって俺の意思など関係なく仕掛けてくるくせに、なぜ、今日は。。。」

「優しい貴方も酷い貴方も俺はアンタが大嫌いです」

一瞬、過ぎたことを言ってしまったかと、顔を見ると対向車に照らされた野瀬の眉間にはしわがよっていた。

「ふっ、言ってくれるじゃないか、玩具にはそのような感情が有ったとはわね」

鴻山に向かって放たれた言葉では無かったがそれははっきり聞き取れる言葉だった。
確かに抱かれる度に「嫌」だと言い、抵抗もしたがこのように面と向かって「嫌い」だと言ったのは初めてだった。
廊下等であしらわれる際もに言わなかった。
なぜ、今、なのだろうかと内心考えながらもう一度、野瀬の顔を見ると眉間の皴は消え、穏やかな表情に戻っていた。

車は駅近くのビジネスホテルの駐車場に止まった。
鴻山に都合を聞いて置きながら有無を言わせず泊まる積りなのか、それとも、先ほどの「嫌い」の言葉に腹を立てての行動なのか、真意は分からない。
駐車場からフロントに向かった。
そしてチェックイン、いつ、予約を取ったのかフロントの様子から事前に申し込んで有った部屋が有ったようだった。

案内されたのはツインの部屋、鴻山が入るなり後ろから抱きすくめられた。
山頂の続きをされているように思えた。
開かれたカーテンからは先ほどよりは間近に街が煌いていた。

「離れて下さい」
「私が嫌いだからか?」




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最終更新日  2010年04月16日 16時22分40秒 コメントを書く
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