BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年06月02日
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BL小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

不安

きっと僕の想いの強さの所為でそう聞こえたのだと心の整理をつける、そんな事よりも雑誌に載せる原稿がいくつかあるからそれを片付けなくては成らない、長い文章では無いけれどプロなのだから手は抜けない。
手を動かして仕事を始めると以外に集中出来た、それは忘れようとする思いがそうさせているのだと思う。
かなり進んだところでドアホンが鳴っているのに気付いた。
誰だろう、全では無いこと確かだ、今日の予定は会社に泊まるって聞いている。

「先生、お久し振りです」

温かい笑顔を載せて砂田さんが現れた。
なんていいタイミング、この人って僕の気持ち読めるのかな、それを思うと全以上だと笑えた。



ほら、まただ、気付かれてる。

「そうかな?忙しくって元気なくしてる暇なんて無いよ」
「結構じゃないですか、だけど余り無理なさらないで下さいね、皆藤さんいらっしゃらないのでしょ」

悟られたらダメだ、全がいないから仕事に集中してるだなんて、恥ずかしくて言えやしない。

「砂田さんには叶わないね」
「これでも一時期は先生の担当だったんですからね、そうだ、お好きなケーキ持って来ました、召し上がりますか?」

気遣いが嬉しい、僕は素直に頷いて一息入れる事にした。
そういえば、砂田さんの方はどうなっているんだろうか?春日先生と順調なのかな、大きなお世話と思いながら聞いてみる。

「ねぇ、春日先生はお元気?」
「やぁん、先生ったら、知ってる癖にぃ~


もじもじしながら紅茶の準備をしている姿が可愛らしい、恋する女性というのはこんな感じなのだろうか?
言葉尻から順調な事が伺える。
これは今後の後学の為に観察しなくてはと思う。

「お元気ですよ、忙しそうですが毎日電話をくれるんですよ」

嘘のような本当の話、あの春日先生が毎日電話、有り得ない、僕は椅子から落ちそうに成りながら、体勢を立て直す。


「順調なんだね」
「ええ、幸せでいいのかなって思えるくらいです」

やっぱりハートはが浮かんで僕の好きなケーキが甘さを増した。
一方で僕は彼女が羨ましい、愛される実感ってこんな風に湧いて来る物なのだろか、体を繋げることでしか、幸せだと感じられなくなった僕はこれからどうやって全を愛して行けばいいのだろう。

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最終更新日  2010年06月02日 12時05分17秒
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