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2010年06月05日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
プロスペクト理論では確実な損失を回避しようとする。すなわち、タクシー料金に多様性がありその最低価格を知っている人は、最低価格以外のタクシーが目の前にいるときに、そのタクシーに乗ってしまうことで、最低価格のタクシーに乗る可能性が確実に消えてしまう損失を回避しようとする。そのタクシーに乗らなくとも、もしかすると最低価格のタクシーの空車は来ないかもしれないが、確実に来ないわけではない。確実な損失はその大きさでなく、確実ということで回避される傾向が大きいということがプロスペクト理論では述べられている。
お店に行けば大量に商品が並べられていていくらでも比較可能な分野ではあまり問題が生じることは無いと思う。しかしタクシーは生産と消費が同時に発生する商品であり、大量に陳列することは不可能である。そこで価格が多様化すると最低価格だけに需要増が発生するが供給をその需要にあわせることは不可能なので全体の消費量が収縮してしまう。タクシーには触れていないながら、日本人はその確実な損害回避傾向が強いと指摘したのが内田樹先生の書かれた下流志向だと思う。結果として今日本ではタクシー特措法で需要にあわせた供給にするための減車が行なわれいる。
一般には景気低迷が需要減の要因とされているが、私は景気の問題はあるものの、価格の多様化が主因だと考えている。その根拠が上記のプロスペクト理論などの行動経済学である。幅運賃があるのだから厳格に運用すれば大丈夫だとの考え方もある。確かに現実は多くの地域で幅の下限に張り付いており、同様の効果を発揮しているケースはある。しかし、だからこそ、一歩進んで幅を無くした同一価格を実施して、広く知らしめることがより大きな需要を喚起すると考える。

突然の日記テーマですが、携帯電話に充電する自転車についてのツイッターで読んだことから思い出したことです。





下流志向





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最終更新日  2010年06月05日 14時40分34秒
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